俺の能力の使い勝手が悪すぎる件について…
第12話『俺の能力は欠陥能力!?』
『いたたっ、あなた本気で殴るんだから…』
『少々ムカついたのでね!』
このような言い合いが数分続き、再び元の話に戻る…。
『で、私の魔眼で見て分かったけど…。』
カナンが右目の魔眼を抑えながら話す。
『あなたの能力は一時的に全ステータスを限界以上まで飛躍させることと、どんな能力も使えるようになる能力よ、 一時的ににね。』
『でも全体的に見て一言で言うと…欠陥能力ね。』
『え、何でそんなにすごい能力なのに!?』
ルミナが驚きながらカナンに聞き返す。
『そうね、理由は発動するための条件が複数あることと、
その条件はあなたの身を傷つけないと発動しないことね。』
『全部で2つあるわ。』
『マジか…で、その条件は?』
シンは少しダメージを受けながらカナンに問いかける。
『1つは死ぬギリギリまでダメージを受けていること。
2つ目は能力者が激怒していること。』
『そうか!あの時はその条件を自然に満たしていたのか。』
『まぁ、あの時はアジ・ダハーカの息であんなに怒っていたのだけれど…』
『どういう事だ。』
『アジ・ダハーカの息は特殊でね、吸うと人は怒り暴走してしまうの。今回はそれのおかげなのだけれど。』
『だからあの時、何も考えられないぐらい怒っていたのか…。』
シンは少し複雑な気持ちになった。何故なら倒した相手のおかげでその相手に勝ったからだ。
『まぁ、その力はいざという時以外使わない方がいいわ。』
『その為にはまず基礎能力を鍛えないとね。』
『そうだな…ありがとう。おかげでこれからやることが見えてきた!』
『どういたしまして、というところかしら。』
『その前に、あなたまず装備を買った方がいいわよ、
そんな装備じゃ条件を満たす前に死んじゃうわ。』
『あ、ホントだ!』
『す、すっかり忘れていました!』
アジ・ダハーカと戦ってからシン達はシンの能力のことについて調べていたので装備の事はすっぽかしていたのである…。
2人は再び最初の街に戻る前にカナンに別れの挨拶をしていた。
『ほんとありがとうな!助かったぜ!』
『あ、ありがとうございました!』
『や、やめなさいよ、2人改まって…』
照れているのか、カナンの頬は少し赤くなっている。
『コホン、まぁ何か困ったことがあったら来なさい。
暇だったら聞いてあげてあげるわ。』
『はいはい、そんなこと言って暇なんだろ?また来てやるよ、暇だったらな。』
『ふふっ、その時は歓迎してあげるわ。』
このような感じでカナンとシン達は別れた…。
屋敷の前で立っているカナンにメイドが話しかけた。
『お嬢様、何故本当のことをおっしゃらなかったのですか?』
『いずれ話すつもりよ。でも今本当の能力のことを教えたら…………ことになるからよ。』
『まさか!見たのですか、その左目で!』
『えぇそうよ。
      
        この 未来を見抜く 魔眼で…。』           
今回も読んでくださってありがとうございます!
最近投稿スピードが遅れていてすみません。 
『少々ムカついたのでね!』
このような言い合いが数分続き、再び元の話に戻る…。
『で、私の魔眼で見て分かったけど…。』
カナンが右目の魔眼を抑えながら話す。
『あなたの能力は一時的に全ステータスを限界以上まで飛躍させることと、どんな能力も使えるようになる能力よ、 一時的ににね。』
『でも全体的に見て一言で言うと…欠陥能力ね。』
『え、何でそんなにすごい能力なのに!?』
ルミナが驚きながらカナンに聞き返す。
『そうね、理由は発動するための条件が複数あることと、
その条件はあなたの身を傷つけないと発動しないことね。』
『全部で2つあるわ。』
『マジか…で、その条件は?』
シンは少しダメージを受けながらカナンに問いかける。
『1つは死ぬギリギリまでダメージを受けていること。
2つ目は能力者が激怒していること。』
『そうか!あの時はその条件を自然に満たしていたのか。』
『まぁ、あの時はアジ・ダハーカの息であんなに怒っていたのだけれど…』
『どういう事だ。』
『アジ・ダハーカの息は特殊でね、吸うと人は怒り暴走してしまうの。今回はそれのおかげなのだけれど。』
『だからあの時、何も考えられないぐらい怒っていたのか…。』
シンは少し複雑な気持ちになった。何故なら倒した相手のおかげでその相手に勝ったからだ。
『まぁ、その力はいざという時以外使わない方がいいわ。』
『その為にはまず基礎能力を鍛えないとね。』
『そうだな…ありがとう。おかげでこれからやることが見えてきた!』
『どういたしまして、というところかしら。』
『その前に、あなたまず装備を買った方がいいわよ、
そんな装備じゃ条件を満たす前に死んじゃうわ。』
『あ、ホントだ!』
『す、すっかり忘れていました!』
アジ・ダハーカと戦ってからシン達はシンの能力のことについて調べていたので装備の事はすっぽかしていたのである…。
2人は再び最初の街に戻る前にカナンに別れの挨拶をしていた。
『ほんとありがとうな!助かったぜ!』
『あ、ありがとうございました!』
『や、やめなさいよ、2人改まって…』
照れているのか、カナンの頬は少し赤くなっている。
『コホン、まぁ何か困ったことがあったら来なさい。
暇だったら聞いてあげてあげるわ。』
『はいはい、そんなこと言って暇なんだろ?また来てやるよ、暇だったらな。』
『ふふっ、その時は歓迎してあげるわ。』
このような感じでカナンとシン達は別れた…。
屋敷の前で立っているカナンにメイドが話しかけた。
『お嬢様、何故本当のことをおっしゃらなかったのですか?』
『いずれ話すつもりよ。でも今本当の能力のことを教えたら…………ことになるからよ。』
『まさか!見たのですか、その左目で!』
『えぇそうよ。
      
        この 未来を見抜く 魔眼で…。』           
今回も読んでくださってありがとうございます!
最近投稿スピードが遅れていてすみません。 
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