「異世界来たけどスキル『神託』っと言う名の攻略ウェキ見て無双します。」

ノベルバユーザー189431

足手まといの一日。

「あ、おはようございます。」
「おう、いい朝だな。」
この開拓村に来て1週間がたった。
いきなりあの人数で来るのは怪しまれると思い、3、4名で1日毎に運命の再会風にこの村に来た。
村の方々は色々な方が居たが、基本心が広く優しい人々で、歓迎してくれた。
今は村の方々の家に同居させて貰っている。
「んしょっと。」
「リーフさん朝からお疲れ様です。」
「この位毎朝やってるし大丈夫だよ。」
この子はこの家の娘のリーフさん。今は村の井戸から水を運んで来た所だ。
「よし、あと一回!!」
「気おつけてー」
え?手伝わないのかって?ゲーマー兼ニート舐めるなよ、重たくて持てないんだよ・・・・序にリーフさんは軽々汗もかかずに持ってくる。
そうさ、自分は非力さ、
「あ、いたいた、サーイ君、今日も手伝っておくれ、」
「了解です。」
奥さん方に頼まれ、一つの家に入る。(序になぜかここの、人は彩永っと呼べず聞こえずサーイっと聞こえるらしい。)
最近分かったことなのだが、基本レベル1のステータスは運を抜かし基本25でクラスメイト全員が優秀すぎることが分かった。自分は戦えないし、生産系のスキルも無いが、ゲームで培った集中力と元々の器用を使い方単純作業を手伝っていた。
「・・・・・・」
無言で半日過ごす。
途中リーフさん村長の若い奥さんを先頭にお昼を持ってくるだけで残りの半日も同じ作業を繰り返し日が落ちる一刻前まで作業をする。
その間にクラスメイトは狩りから戻って来たり、何かを作成したり、思い思いに過ごしていた。
「・・・・・どうしよう。」
このままじゃステータスどころかレベルさえも上がらない。
「何とかしないと。」
現在、屋根裏部屋のベットでもう寝るだけとなっていた。
「みんなどんどんレベルも上げて、牙氷何か最近レベル15代に入ったらしいし・・・・やっぱり聞いてみるか?いや、危険すぎるし他の奴も巻き込む。」
村の方々にはスキルの事は教えていない。それとなーく聞いた所
『何だそのスキル?聞いたことないぞ?』
っと返されたり、自分にいたっては、
『『神託』?それなら教会の牧師しか使えないスキルだね、』
っと詳しい事が聞けなかった。
「・・・・・・もう一度良くステータスを見るか、オプション。」
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九久路 彩永 レベル1
HP:85/85
MP:42/42
職業:ーー

ステータス
攻撃力:12
防御力:34
身軽さ:18
魔力:50
抵抗力:86
集中力:110
器用:98
運:23

スキル
『神託∞』『言語理解10』
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特に変わった所・・・てか何も変わってないし。
「う〜ん取り敢えず一つ一つ確認しよう。」
HP、自身の命を表している。
MP、体内にある魔法のエネルギー
攻撃力、これが高いと筋力も高い。
防御力、抵抗力、どれくらいまでダメージを減らせるのか表している。
集中力、器用、運、そのまま
『言語理解10』
これはまぁ現在進行形で使っているな・・・っで問題はコノ



『神託∞』



「ったく君は何が出来るんだ?」
その時自分の指が力強く『神託∞』を押してしまった。   シュン
「へ?」
ステータスとは違う別の板が開く。
「何だこ・・れ・・」バタん
直ぐに意識は途絶えた。

「あ、おはようございます。」
「おう、いい朝だな。」
気付くと朝になっていた。どうやら気絶していたようだった。
(でも、アレって・・・・また確認しなきゃ、)
それから村に来て1ヶ月がたった夜。
「よし、オプション。」
開いたステータスは、1ヶ月前より変わっていた。
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九久路 彩永 レベル1
HP:85/85
MP:42/42
職業:ーー

ステータス
攻撃力:12
防御力:34
身軽さ:18
魔力:82
抵抗力:86
集中力:123
器用:106
運:23

スキル
『神託∞』『言語理解10』『MP枯渇耐性3』『MP効率2』
『MP回復1』
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気付いたら増えていた。
そして今日確認し『MP枯渇耐性』が一つ上がり『MP回復』が増えていた。
なぜMP関連が増えるのかというと『神託∞』を使うと1秒ごとにMPを減らしていたからだ。
取得方法は分からないが毎日MPを短時間で、0にしていたのが効いたのだろう。
「今日こそは・・・」
自分は『神託∞』を押した。  シュン
ステータスとは違う別の板が開く。

『神託』

・スキル
・種族
・アイテム
・世界


「・・・フフ、フハハハハハ!!ついについに!!私は達成した!乗り越えたのだ!!」
MPは1減ったり元に戻ったりしていた。
「ついついテンションが上がっちゃたぜ。っでこれ何?」
(まぁ押して見るか、)
”・スキル”っと書かれた場所を押す。

『神託』

・スキル
戦闘系
生産系
補助系
・種族
・アイテム
・世界

「・・・・・・・」
自分に取って見慣れた形だった。
「ちょっと待てよ、」
しばらくそれを弄る。


「・・・・・・・・・これ、攻略ウェキだ。この世界の。」
満月の光が、引き笑いをし、冷や汗をかいている彩永の横顔を映し出していた。

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