時計草と共に貴方は

おもろん

プロローグ

「ー時計草に、呑まれてはいけない。」

あの人はそう言っていた、私の中の多分5、6番目に古い記憶。

誰が言ったのか、いつ言ったのか、到底思い出せそうにないほど混沌としたその言葉は、私の懐かしい程遠い未来に向けた、手向けの花。

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