女嫌いと男嫌いの勘違い青春

あさにゃん

53.暗躍

雄也
「全く。懲りてねー奴らだな」

逃げていく不良一味の後ろ姿を見ながら雄也は指を鳴らす。
雄也の感情的には今すぐにでも追いかけて、ブッ飛ばしたい。

人目があるからそんなことしないけど…

雄也
「鈴乃!大丈夫か?何もされてないな!?」

不良達が見えなくなったところで雄也は鈴乃に詰め寄る。
いや…もはやハグをしている。

鈴乃
「ぅん…。ありがとうお兄ちゃん 」

鈴乃は鈴乃で、だらしない顔をしている。
ちゃっかり雄也の背中に腕を回し、引き寄せるようにするというハグ歓迎態勢だ。

不良の騒ぎで駆けつけた周りのお客もいきなりのピンクピンクした雰囲気に何て言っていいのか言葉が見つからない様子だ。


「花蓮!大丈夫?」

雄也達の横でもピンクピンクした雰囲気…いや、百合百合した雰囲気があった。

何もされていないはずの凛まで涙目になって花蓮に抱きついている。

花蓮
「あ、ありがとう凛。もう大丈夫だから…」

顔が少し青いが男に触れられたことで気分が悪くなっただけだろう。

それよりも凛の方が慌てている。
それを花蓮があやすようになだめている。
どっちが襲われたかわかったもんじゃない。

花蓮
「それと雄也君もありがとう」

鈴乃とじゃれあっていた雄也の手が止まる。
その顔は不審なものを見るような目だ。

花蓮
「な、なによ。私だってお礼くらい…」

顔が赤くなる。
それを自覚して恥ずかしいのか。

雄也
「まぁー、あれくらいは…」

なんだか自然と雄也も恥ずかしくなりそっぽを向く。

鈴乃
「お兄ちゃん~?」

雄也
「痛い痛い痛い」

兄がデレデレしているのが気に食わないのか脇をつねる。
その顔は笑顔だ。

鈴乃
「ま、さっきのはカッコよかったのでこのくらいにしておきましょうか」

雄也
「じゃなんでつねったの!?」

鈴乃
「何となくです」

そんな~という声がボーリング場に響いた。
三人の笑い声後から響き。
その日はボーリングもそこそこに各自家に引き帰るのであった。



鈴乃
「もしもし柊さんですか?…ちょっとお兄ちゃん…。いえ男性の事についてお話しが…」


        次に続く


大変長らくお待たせいたしましたあさにゃんです。
こちらの都合で書くペースが一気にダウン。
応援してくださる読者の皆様には最大の感謝を。
訂正のお話ですがこの1つ前のお話し。
52話では鈴乃と凛のセリフが逆じゃないか?との連絡を受け見てみた所。全くその通りだったので訂正させていただきました。
ご報告してくださった方、ありがとうございました。
では、これからはもう少しだけ早くかける時間を見つけ精進しますのでこれからもお付き合いお願いします。

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