ちょっと怒っただけなんですが、、、殺気だけで異世界蹂躙

海先いろは

第8話 昨日の敵は今日の友?

魔王との戦いが終わった後、ハヤトは力を使い果たし気を失っていた。




「ーーーーんっ?」



「知らない天井だ。
うっ、いてててててっ!
ここはどこだ?」


 豪華な高級ホテルのような一室のベッドの上で目を覚ました。



「うむ、やっと目を覚ましおったか。

お前は2日も眠っていたぞ?」


横を向くと上半身を包帯でグルグル巻きにした。魔王がイスに座っていた。



「知らないおっさんだ…」


「そこはせめて知ってるおっさんと言え」



ハヤトは自分の身体を見ると傷がほとんど塞がれていた。


「お前が治療してくれたのか?」


「我ではない。我の部下だ。
だが傷の大部分が自然治癒力で治っていて驚いていたぞ」


  へー、そうだったのか。
でも助けてくれたことは嬉しいが、

「俺を突然殺しにきたのに、どういう心境だ?」


「なぁに、あのまま放置していたらお前は死んでいた。
昨日の敵は今日の友と言うでわないか。


「本当にそれだけか?」



「本音を言えばあんなに楽しいバトルはなかなかできないからだ。
両方、傷が癒えたらもう1度戦おうじゃないか!」




この野郎!ただの戦闘狂だ。



「丁重にお断りさせていただきます」


「なぜだ!?」


「いや、それで戦えると思ったお前の神経にびっくりだよ」


「むぅ、まぁ仕方ない
返事は後で聞こう」


「とりあえずここはどこなんだ?
薄々気づいてはいるが」


「ここ我の城、


魔王城だ!」



  ですよねー、

人間の街、すっ飛ばして魔王城来ちまった。
どうしましょ。

RPGだったらクソゲーだな。


「それにしても結構な威力で殴ったたのによく無事だったな」

「無事ではないぞ?
肋骨がバキバキになったわ。もうほとんどくっついたが」


「さすがは魔王」


「魔王と呼ぶのではなくガイルスと呼べ。
死闘を繰り広げた仲だろう?ハヤト

我を地に沈めた唯一の人間よ」



 凄く嫌な仲だな。

「素晴らしい身体強化魔法だったぞ」

「んっ?おい、ガイルス
俺は身体強化なんか使ってねーぞ?」



「はっ?」


「だいたい俺、魔法使えないし」

「確かに魔法を見たことがないとか言っておったな…
ただの冗談だと思っていたが…」

「だから、魔法避けるのめっちゃきつかったけどな」

「本来なら避けれる速度ではないのだがな

なら身体強化を使わず生身でこの魔王に勝利したと?」

「うん」



「筋肉ゴリラめ」

「お前にだけは言われたくない!」

こんなムキムキ野郎に筋肉ゴリラって言われるとは屈辱の極みだ。


「ハヤトよ。少しステータスを見せてくれないか?」

「いいぞ。でもステータスって他の人にも見れるのか?」

「そんな常識も知らんのか。念じれば見せることができるぞ?」


常識知らずですみませんねー
異世界から来たんだから当たり前だろ!

「よっと、」




ステータス

宮城ハヤト

職業 チンピラ


レベル1013
HP 34,743
MP 9,352
力 64,019
防御力 57,152
素早さ  7,624
器用さ 3,544
運 43




「あれっ?称号とスキルがでないぞ?」

「他人に見せる時はスキルと称号はでないぞ」

へー、弱点を探られないようにかな?


「レベルが上がってるな」

「我に勝利したのと戦う前に裸で暴れておったからだろう」

あれ見られてたのかよ!

「あのことについては忘れてください」

「うむ、断る。
そんなことより異常に力と防御力のステータスが高いな。
やはり脳筋ではないか

ついでに運がゴミだな」

「さらっと断りやがったうえに罵倒してきやがったぞ、こいつ」

ガイルスは笑いを堪えながらこっちを見てきた。

「なんだこの職業は?

はっはっはっはっ!!
うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!
チンピラとはな!!非常に似合っているでわないか!?」



普通キャラ崩壊するまで笑うか?
人が頑張って無視してたことに触れやがって。


「職業って変えることはできないのか?」

「職を変えれば変えることはできるが別に変える必要はないだろう」

「そうだな、たいしたデメリットもないから別にいいか」




「さてと、おしゃべりはここまでにして我の国を案内しようか」



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コメント

  • ノベルバユーザー168547

    『わ』と『は』の使い分けも確かに問題だが、!や?の後に一文字分の間を空けていないのに加えて、セリフ部分に謎の行間を開けるのは何とかするべき。
    あと、行頭一文字分空けは小学生で習う基本ですが。

    1
  • ノベルバユーザー70129

    面白い作品ですが文字の誤りで勿体ないことになってるので「わ」と「は」の使い分けをお願いしますm(__)m

    更新楽しみに待ってます(^-^)

    5
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