創造神は創った世界で美少女達に囲まれました

水縹 (みはなだ)

15話 行く国を決めよう

「ねぇ、さっきこんなものもらったんだけど」

街から少し外れた木陰で休んでいた俺たちのもとに街まで偵察に行っていた咲が何か本のようなものを持ってきた。
しかも、ある程度の厚みがある。

「‥…‥何?‥‥‥」

「えーとね、パンフレットかな。色んな国の情報が載ってるらしいよ。私たち、この国を出るんだから、どこの国を目指すか決めておいてもいいかなって思って」

おー、咲がしっかりしている。
高校では生徒会長としてのしっかりしている姿を見てきたけど、俺と行動してから木に突っ込んだり、魔物相手に空振りしたりしてたから、この姿がすごく新鮮だ。

「いい考えですね。闇雲に国に入って面倒な国には行きたくありませんから」

まぁ、面倒な国には俺が強制的に入れなかったけど。

「咲、よくそんな物、貰ってこれましたね」

「えーと、観察ついでに少し他の国を話しを聞いていたら役人みたいな人がくれたんだ」

ん?

「咲、それちょっと見ていいかな?」

「いいよ、はい」

咲が手渡してくれた本を受け取ると、サラサラっと読んでいく。

うわぁ。
酷いな、これ。
アギド帝国だけもうすごくよく書かれていて、他の国、ボロクソじゃん。
役人みたいな人から渡されたから何かあると思ったけど、これじゃあ、判断のしようもないな。

「どうしたの、眷族?何か、あった?」

「あっ、いいや。なにもないよ。ただ、見ているだけ」

しょうがないし、俺が持ってる情報にでも書き換えて置くか。
正確な情報だから、彼女たちも判断しやすそうだし。




〈世界変化〉

触れている対象の本を変化。
アギド帝国の情報を少し削減したのち、他の国の情報を今の世界の状況に変更。





ふぅ、終わった。

本をもう一度、見直すと、俺の想像通りの正確なものになっていた。
これなら、安心だ。

〈世界変化〉
この世界のありとあらゆるものを自分の思い通りに変えることができるスキル。
今回はこんな地味な使われ方だが、地形を変えたり、天気を変えたり、存在を消したりなどいろいろできる。
まぁ、この世界を創ったのは俺だからね。
このぐらいはしょうがないよね。


「俺はどこでもいいな。みんなに任せるよ」

「わかった。じゃあ、私たちで決めるね」

そう咲が言うと、さっきの本を地面に置き、本の周りを4人が囲んだ。
そして、ページをめくりながら、4人で話している。

これは時間かかりそうかな。
暇だし、久しぶりに顔だしておこうかな。


俺は4人から見えない位置に移動すると神界に飛んだ。






「久しぶり、ウィリアムとマ、マリー」

ウィリアムは笑顔を見せ、マリーは期待してなかったが、そっぽを向かれた。

「久しぶりだね、和弥。君が1週間近く、ここに来なかったのってもう6年ぶりくらいかな」

「まぁ、異世界に行って、いい生活を送れているからな。で、なんであいつがいるんだ。しかも、ちょー機嫌悪いじゃん」

「まぁ、和弥が異世界で暮らし始めてからずっとあんな感じだし」

「なんでだ?」

俺、異世界でなんか地雷踏んだか?

「それは和弥が異世界行って、女の子と楽しく過ごしているからだよ」

「えっ?それで、どうして、マリーの機嫌が悪くなるんだ?」

「それは、和弥のことが「ストープッ!!!!!!」

どこからともなく飛んできたマリーの飛び蹴りがウィリアムの右頬に決まり、ウィリアムが吹っ飛ばされる。

「ちょ!!」

「ふぅ、危機一髪だったわ」

「マ、マリーさん。思いっきりいきましたね」

「あれくらい普通でしょ」

さ、さすが、魔法職なのに近接戦でも強くなくちゃとか言って、近接戦闘も鍛えただけある。
俺も言論には気をつけよう。

「さっきのウィリアムが言おうとしてたのはあれよ。和弥が女子と一緒にいると、恋人なんか作れないなんて言ったから、和弥に負けている気がして腹立つのよ」

「あー、なるほど」

こいつ、俺の恋愛がしたいに最後まであんたには無理で反対したからな。当然か。

「和弥、みんな君のこと、探しているよ」

いつのまにか、戻ってきたウィリアムが俺に教えてくれる。

早いな。
もっとかかると思っていたのに。

「戻るわ。じゃあな」

俺は神界から異世界に戻った。



「マリー、動いたよ。あの4人は」

「それは動くでしょう。あの最高の状況で動かない恋する少女はいないわ」

「それで、マリーはどうするの?」

「別に恋愛神として何もすることはないわ」

「手遅れになっても知りませんからね」

「その時は、その時よ。私には‥関係‥ないわ」






「‥‥‥ん‥‥‥どこ行ってたの」

「悪い。少し遠くまで行き過ぎた」

ふぅ、よかった。
なんとか、見られずに戻って来れた。

「しっかりしてください。眷族がいなくなったら、私たち終わりですから」

ああ、持ち物、全部、俺が持っているからな。

「それで、どこに決まっんだ?」

「カーリア王国ですね」

カーリア王国か。
たしかに、良い国だけど、なんか短時間で決まるような特徴あったかな?
結構、良い意味でも悪い意味でも特徴ない国だった気がするんだけどな。
変な国じゃないし、いいか。
4人が決めた国だし。

「了解。それじゃあ、カーリア王国に向けて進もうか」

俺たちはカーリア王国に向けて、旅を進めた。



カーリア王国

自然もあり、都市も発展している国。
王都サランはこの世界でも有数の都市である。
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一夫多妻制。
親族との結婚   可
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