創造神は創った世界で美少女達に囲まれました

水縹 (みはなだ)

11話 なんで2人はその理由なの?

「あの、気を使わなくていいんだからな。本来は4人でいこうとしていたけれど、可愛そうな俺に出会ったから俺を誘ったなら別に俺は1人でも大丈夫だから」

「何、言っているの?私達は和弥を追いかけてここまで来たんだから」

いや、だからなんで?
why?

「ごめん、質問なんだけど、なんで俺を追いかけてきたんだ?」


『来た!』
『来ましたね』
『来たわね!』
『‥‥‥‥来た』

『和弥と一緒に行く上で避けては通れない最初の難所です。気を引き締めましょう』

『最初は多分、私。大丈夫、わたしには勝ちが見えてるから』

『不安です』
『不安ね』
『‥不安』


「じゃあ、最初は咲からお願いできるか?」

本当になんで美少女四天王が俺について来ようとしているかは謎だけど、まだ咲と愛衣ならまだ予測がつく。

「それはわたしが生徒会長だからだよ!!」

咲が自信満々に答えた。

「「「ハァ‥‥‥‥」」」

小さく他の3人から溜め息が漏れた。

そして、俺の頭の中は?で溢れていた。

「えっ、どういうこと?」

「簡単だよ!私は生徒会長だからみんなをまとめなくちゃならない。だから勝手な行動をした生徒を監視しなくちゃいけないんだよ!」

咲の主張の論理が崩壊していると感じたのは俺だけじゃないと思う。意味がわからないのと、まったくもって生徒会長である理由が見つからないんだけど。

「いや、咲。それだったら、俺を城に連れて帰って統率を図るべきなんじゃないか?そうすれば、俺を監視できるしみんなをまとめられる。咲の言い分だとまったくもって意味がわからないんだけど」

「ん?どういうこと?」

マジでダメな理由分からないの?
咲が生徒会長でこの学校大丈夫だったのか?

「生徒会長はみんなをまとめなくてはならないから、勝手な行動をする人を監視するんだろ」

「そうだよ」

「だったら、生徒会長自身が勝手な行動をしている俺についてきたら駄目じゃない」

「あっ!」

あっ、じゃないよ。
言う前に気がついてよ。

「でも、ほらみんな急に異世界に来て混乱して、不安に感じているし、私が冒険してこの世界のことをみんなに伝えればみんなが安心していいんじゃない」

「いや、みんながそんな状態だからこそ、生徒会長の咲がみんなをまとめて安心させる必要があるんじゃない。あと、俺は城には帰らないからな」

「で、でも、この世界の情報は必要なわけで」

「なら、俺が情報を送るよ。これでいいだろ」

「あ、う、うん」

「他に何か理由があるか?」

「えっ、あっと、その、えと、あの‥‥‥‥‥‥‥」

理由がないのか、咲が完全に焦って口をパクパクさせて理由のない言葉だけを話してしまっている。

咲と俺を繋ぐ唯一の関係は生徒会長と生徒じゃないだろ。
一つしかないと思うのだけど‥‥。

「あのさ、俺と咲が幼馴染だからじゃダメなの?」

「えっ、和弥と私って、まだ幼馴染なの?」

籾谷 和弥は心にかなりのダメージを受けた。
なんとなくわかってはいたけど、実際に咲の口から言われるとかなり精神的にくるな。
ワンチャンあると思っていたけれど、やっぱりダメか。
目を閉じて、少し心を落ち着かせよう。


『咲、なんで否定しちゃうんですか!!!』

『えっ、だって、私と和弥、高校に入ってから、話したことなかったし。それで、幼馴染なんて』

『それは、兄さんが勘違いしているからって言いましたよね!今、咲が幼馴染だって言えば、幼馴染に戻れたんだよ!!』

『え‥‥‥‥嘘、だよね』

『本当です』
『本当のことね』
『‥‥‥バカ?』

『う‥‥‥嘘‥‥‥‥。‥‥‥そんな‥‥‥』


少し落ち着いて、目を開けると咲が泣きそうな顔で崩れ落ちて、俺を見上げていた。
俺、否定しすぎたか?
咲を泣かせたのは俺か?
やばい。
俺だけならいいのに、咲にも心に傷を与えてしまった。
女の子を泣かせてしまった。
嫌われたな、これは。

「あー、咲。悪かった。こんな俺でもいいなら行くか?」

「うん、もちろん」

あっ、OKしてくれた。
でも、関係を再構築していかないとな。


『クリアしたよ!!』

『完全にオウンゴールだったわね』

『いいんだよ、合格しちゃえば』

『次は私ですね。大丈夫です。私は咲のある意味での死を無駄にはしません。必勝法を見つけました』


なんか、咲だけでどっと疲れたんだけど。
これをあと3人か。
気合いを入れろ!

「愛衣は?」

「私は簡単ですよ。眷族との漆黒の契約のもと、私と眷族は離れ離れになることは無いのです。よって、私は眷族と一緒に行きます」

「ハハハ、まぁ、愛衣はそうだよな」

「‥‥えっ?‥‥えっ?」

「そうだよな。俺と愛衣は主人と眷族の関係だもんな」

「あ、あの‥‥‥」

「そりゃ、付いてくるよな」

「ちょ、ちょっと

「了解。一緒に行きましょう、愛衣お嬢様」

「は、はい」

愛衣はどこか元気なく答えた。

眷族だからだよな。
兄さんだからじゃないんだよな。
兄さんかお兄ちゃんか兄貴が聞こえると思って疑わなかったんだけどな。
もう一度でいいからお兄ちゃんって呼ばれてみたいものだなぁ。


『こんな事、あり得ません!!!』

『本来はどうなる予定だったの、愛衣?』

『私が眷族と一緒にいたいと言う
                         ↓
それはおかしいとお兄ちゃんが反論
                         ↓   
私がお兄ちゃんだからと言う

この流れで完璧に私がお兄ちゃんと言うことができるはずだったんです!!』

『愛衣。愛衣の眷族だからおかしいって言うところ何もおかしくありませんよ』

『だって、主人なら城にいるのが普通なのではないですか?わざわざ一緒に行かないで』

『愛衣の主人に対する考え方なんて籾谷わかるわけありませんし』

『それに愛衣が一時期、そうなった原因のアニメは主人と眷族が一緒に行動しているんでしょ?それは勘違いするよ』

『‥‥‥愛衣‥‥‥ここ来て‥‥‥髪‥‥黄色にした』

『それは、スキル見て、舞い上がってしまって』

『‥‥‥愛衣‥‥‥ヴァンパイアっぽい』

『そう言われて、嬉しいのに、嬉しいのに。やっぱり、お兄ちゃんって言いたかった〜〜』







絵を描いて見ました。
自分的には気に入っているのですがどうでしょうか?

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