転生貴族のハーレムチート生活

ゼクト

決行

そして、彼らはしっかりと指定の時間に、東門までやってきた。

「さて、これからの事は分かっているな?
今、ここにいるのは、ここの当主に不安を持っている者たちだ。
そして、今回の一件に関して、近隣の領主にも相談をしてみたのだが、これくらいの人数の移民だったら何とか受け入れる体制が取れるらしい。
だからこそ、我々がこれから起こす行動は、ここへの反抗ではあるが、武力に頼ってはいけない。
なぜなら、武力ではここにいる兵たちには到底敵わないからだ。」

そう、さすがにここにいる殆どの人は一般市民。

だからこそ、ここでは武力による反乱を起こそうと、成功するはずがないのだ。

「我々の目的は、あくまでもこの街の経済的なダメージを稼ぐことだ。
市民が少なくなってしまっては、単純に労働力も減ることになる。
それに、商人が減ってしまっては、その店でしか扱っていなかったものなども不足していくだろう。
それをするためには、我々はとりあえずこの街から出て行ってしまえば、それが達成が出来るのだ!」

今回の事件で、この集団はこの領主についていって大丈夫なのかという、不安を持っただけで、この領主を殺してやろうという気持ちは持っていなかった。

しかし、あんなことをしでかした人だ。少しくらいは痛い目にあってもらいたいとも思っている。

「それでは、皆、服装は私服で来たか?」

もしも、隠れやすいような服装で着てしまっては、怪しまれてしまうのは避けられないだろう。

しかし、私服ならば、こんなことを考えているような人の集団だとはなかなか思われないという魂胆だ。

「それでは行くぞ。」

そういって、その集団は、門に向かって行った。

そして、指揮をしていた元兵は、門の施錠レバーに近づいた。

「お、今日は遅かったじゃないか。」

「ああ、今日は少しだけ用事が長引いてしまってな。」

「そうかそうか。
いつも時間通りにきているお前が今日は遅かったから一瞬心配したんだぞ?」

「ありがとうございます。
それでは変わりますね。」

そして、彼はばれないようにレバーをおろした。

「それにしても、ここの仕事って暇だよな~。」

「そうですね。人が来ないと何もないですし。」

「しかも、俺の当番なんて朝から昼だぞ?人なんか全然来ねぇよ。」

「そうですか?結構農家が来ると思うのですが…」

「その時間帯を過ぎてしまえば本当に暇なんだよ。」

この門は、基本的にいつも塞がっている。

それは、この街が人気じゃないからだという理由ではなく、普通に何かが来た時ようのためだ。

そして、この門は、門の前にある鈴を鳴らすことで、門番にあけてくれと頼むことが出来る。

そして、この門は開閉が多いため、他の町に比べて、開閉が早くなるようになっている。

だからこそ、今回の作戦の時には、簡単に門が開いて人々はばれないように通り抜けることが出来たのだ。

「それより、帰らなくて良いのですか?」

「ああ、今日は本当に暇だからな。ここで本でも読んで時間を潰していくよ。」

しかし、この兵の前にいた先輩兵が本を読み始めたことによって、彼は動けなくなってしまったのだった。

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