転生貴族のハーレムチート生活

ゼクト

成果の序章

そして、2週間がたった。

この間、アインの分国は本国の兵の力も借り、負傷者をほとんど出すことなく、ずっと分国を守り抜いてきた。

「う~ん。向こうから攻めては来ないが、なかなか戦況が変化しないな…」

また、連合国の指揮官も、この状態が続くことはまずいと思っていた。

「指揮官様、また100名ほどやられたそうです…」

「1日1日の死者は少ないが、それでもだんだんと減っているんだよな…」

現状、最初のように一気に攻め込むことが出来なくなってしまったので、連合国も少しの人を送り続けていただけだった。

「ちなみに、その100人はどこに行った隊なんだ?」

「はい!その隊は、あの塀が密集しているところ以外のところから、入って、中から街を荒らすための部隊でした。」

そう、相変わらず、本国の兵は分国の正面の城壁以外のところにいるので、連合国兵たちは、分国の正面以外の城壁から入ろうとすると、本国の兵たちにやられていっていたのだった。

「そろそろ、人数も少なくなってきたし、諸国から人を集めて、食料なども集めるか…」

そして、指揮官は諸国の王都に人と食料を派遣するようにお願いをした。

結果は…

「人は良いですが、食料は出すのが厳しいです。」

「何でだ?」

「なぜか分かりませんが、王都以外の街から集められる食料や武器の数が減っているのですよ…」

「そうなのか?それじゃあ、何故調査に行かないのだ?」

「調査には出ようと思いましたが、これ以上辺境に兵を送ると、その戦争の兵を使うか、王都の兵を使うことになるので、王都の警備が薄くなってしまうのですよ…」

「それじゃあ、何で戦争用の兵は出せるのだ?」

「それは、戦争に負けては元も子もないですからね。戦争が最優先事項だと思っています。」

「そうか…それにしても、どれくらいの食料が来ていないのだ?」

「それは…全体の10%くらい来ていませんね。」

「10%?それだけか?」

「いや、全体のなので、結構大きいですよ。それに、これのせいで今は食糧不足で死んでいく人が増えてきていますから。」

「なるほど…それじゃあ、攻めて兵だけでも送っておいてくれ。」

「了解しました。」

そのとき、この指揮官は、他の国からもらえば良いだろうと思っていた、しかし、他の国も同様の理由で食料は送れないが、人は送れるといってきた。

「それじゃあ…まぁ、送っておいてくれ。」

この、各国への要請によって、連合国がこの戦争に使える兵の数は元の数とそこまで代わりが無くなった。

しかし、食料に関しては、兵の中でも不足してきて、餓死者や、飯をめぐっての争いなども、隊の中で起こり始めた。

そして、一週間後…

「おい!本当に食料はこれ以上送れないのか!」

「は、はい!しかも、各町の収める量がだんだんと減ってきているのです…」

「何が起こっているのだ…」

「分かりません…一応公爵様方には説明をしておきました。」

「そしたらなんと?」

「税を納めていない町があるって?しかも、そこには人が住んでいる…これはギルティーだな。今すぐ兵たちを向かわせる。安心しろ、我々が持っている公爵家御用たちの兵たちだ。簡単なことでは死なないさ…といっていました。」

「そうか!それで、どうなったんだ?」

「どうやら、隊のメンバーとの連絡が取れなくなったそうです。」

「何…だと…」

「指揮官様、一回全軍を国に帰してください。何かが起きています!」

「分かった。それでも、ここは海の上だ。一週間はかかるぞ!」

「一週間ですね?がんばって耐え切って見せます!」

そして、連合軍の兵たちは、自分たちに国に急いで帰っていった。

帰った先にあるのは天国か?地獄か?

「転生貴族のハーレムチート生活」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

  • 破壊神フラン

    地獄かな?

    4
コメントを書く