相模 有神の内緒話
2
「そういえば2ヶ月前にイギリスが一斉掃討したじゃんか」
「おう」
「あの組織ってなんだっけ?」
「RBOだよバカ」
「あー。Regarding Beast Organか。変な英語だな」
「あぁ、対獣機関らしいぞ。それがどうかしたのか?」
「あれどうなったっけ?解体された?」
「されたらしいぞ。生きてる人は警官になってまた出てこないように見張ってる組織があるらしい」
「これはここの噂なんだけれど、その掃討戦に活躍しまくったエリートが日本に来るらしいぜ」
「日本も強いなぁ」
・
桜高貴はコーヒーを飲みながら名前を知らない人たちの話を聞いていた
なるほど。エリートが来るのか。同じ班だったらいいだろうな。
この時はそんなことを思っていたのだった
・
入隊して1ヶ月、だいたい仕事の内容がつかめてきた
地道に下調べをし、追い込んで始末する
武器は獣に効くように作られた「モガル」という武器
モガルの原料は獣が嫌いな岩から取られた貴重なものだった。これは獣の血を吸って切れ味が良くなるという不気味な物だった
モガルを自分で設計し、書類を出す
モガルができるまでに、体作りや捜査、そして捜査書類の書き方を覚えた
モガルの形は大抵、双剣が人気だった
斧やら日本刀やら自分でカタログを見て作るものだから愛着の湧くものだった
「ほー。やはり1班には主席しか入らなかったか」
「でもエリートを入れてくれるそうですよ」
「おお、すまんな、桜君。挨拶を忘れていた」
渋谷は班員を全員集め、桜に挨拶をさせる
「桜高貴です!よろしくお願いします!」
「よろしくな!俺は吉村真司!」
「私が副班長の峯村凛子で、こちらの女性が伊藤瑠璃ちゃん!」
「伊藤瑠璃です!お願いします」
「わからないことがあったら何でも聞いて!俺は高木流星だ!」
「そして私が班長の渋谷修造。よろしくな」
「よろしくお願いします!」
こうして桜高貴は1班に所属したのであった
ようやくモガルもできて仕事にも慣れてきた。しかし、彼には疑問があった
他の班は10人ちゃんといるのに俺の所属する1班は6人しかいないじゃないか!!
どういうことなんだ!
質問をしてみたが班長は「まだきてないんじゃないかな?」とそればかりだった
機関は班ごとに部屋が分かれていて
小さい部屋だがシャワールームや水道、トイレ、そして仮眠室まである。
これはどこの班の部屋も同じだと説明を受けたし、好きなように使っても良いとも言われた
「やー!ここが日本かー!!!俺がきたぞー!」
青年は叫んだ
ビーサンに裸足、ジーンズはヨレヨレ
上着は白いワイシャツ。寒ければまた何か着るし特に気にしていない様子だった
両手足の爪を黒くしていて髪はピンク色、耳の上を刈り上げてツーブロックにしているが長い髪の毛がそれを隠していた
猫背で変な色の髪色で5月で少しだけ寒いのにビーサンに裸足にジーンズにワイシャツ1枚!通報されてもおかしくはないはずだが人がいないために大丈夫だった
そう、僕は相模有神 イギリスのチームではユーシンって皆に言われていた
さがみ、ゆうしん。
「ここがあの機関!楽しみだなぁ」
白の手袋をキチッとはめて自動ドアの前に立ち中に入る
「あの、上の人に会いたいんだけど…」
受付嬢に声をかけるも驚いて声が出ていない様子
「あれぇ?おかしいなぁ。話入ってるはずなのに」
1人で声を上げて考える
「あっ、そっかぁ相模有神だけど」
笑って伝える
「う…上に伝えます!」
受付嬢は慌てた様子で「相模有神さんという方がきているのですが…」と伝えている
暇だったからロビーのソファーに倒れこむ
「きゃぁぁあ!」
「初めまして、君が相模有神さんだね」
「うん!相模有神です!」
持ち前の笑顔で敬礼をする
「僕は君が所属する1班の班長を務める、渋谷修造だ。よろしく」
手袋をしたまま握手する
「こんにちは!相模有神です!年は17歳!生まれたて!」
「付いてきなさい」
男の人はウンウンと頷きそう言った
「おう」
「あの組織ってなんだっけ?」
「RBOだよバカ」
「あー。Regarding Beast Organか。変な英語だな」
「あぁ、対獣機関らしいぞ。それがどうかしたのか?」
「あれどうなったっけ?解体された?」
「されたらしいぞ。生きてる人は警官になってまた出てこないように見張ってる組織があるらしい」
「これはここの噂なんだけれど、その掃討戦に活躍しまくったエリートが日本に来るらしいぜ」
「日本も強いなぁ」
・
桜高貴はコーヒーを飲みながら名前を知らない人たちの話を聞いていた
なるほど。エリートが来るのか。同じ班だったらいいだろうな。
この時はそんなことを思っていたのだった
・
入隊して1ヶ月、だいたい仕事の内容がつかめてきた
地道に下調べをし、追い込んで始末する
武器は獣に効くように作られた「モガル」という武器
モガルの原料は獣が嫌いな岩から取られた貴重なものだった。これは獣の血を吸って切れ味が良くなるという不気味な物だった
モガルを自分で設計し、書類を出す
モガルができるまでに、体作りや捜査、そして捜査書類の書き方を覚えた
モガルの形は大抵、双剣が人気だった
斧やら日本刀やら自分でカタログを見て作るものだから愛着の湧くものだった
「ほー。やはり1班には主席しか入らなかったか」
「でもエリートを入れてくれるそうですよ」
「おお、すまんな、桜君。挨拶を忘れていた」
渋谷は班員を全員集め、桜に挨拶をさせる
「桜高貴です!よろしくお願いします!」
「よろしくな!俺は吉村真司!」
「私が副班長の峯村凛子で、こちらの女性が伊藤瑠璃ちゃん!」
「伊藤瑠璃です!お願いします」
「わからないことがあったら何でも聞いて!俺は高木流星だ!」
「そして私が班長の渋谷修造。よろしくな」
「よろしくお願いします!」
こうして桜高貴は1班に所属したのであった
ようやくモガルもできて仕事にも慣れてきた。しかし、彼には疑問があった
他の班は10人ちゃんといるのに俺の所属する1班は6人しかいないじゃないか!!
どういうことなんだ!
質問をしてみたが班長は「まだきてないんじゃないかな?」とそればかりだった
機関は班ごとに部屋が分かれていて
小さい部屋だがシャワールームや水道、トイレ、そして仮眠室まである。
これはどこの班の部屋も同じだと説明を受けたし、好きなように使っても良いとも言われた
「やー!ここが日本かー!!!俺がきたぞー!」
青年は叫んだ
ビーサンに裸足、ジーンズはヨレヨレ
上着は白いワイシャツ。寒ければまた何か着るし特に気にしていない様子だった
両手足の爪を黒くしていて髪はピンク色、耳の上を刈り上げてツーブロックにしているが長い髪の毛がそれを隠していた
猫背で変な色の髪色で5月で少しだけ寒いのにビーサンに裸足にジーンズにワイシャツ1枚!通報されてもおかしくはないはずだが人がいないために大丈夫だった
そう、僕は相模有神 イギリスのチームではユーシンって皆に言われていた
さがみ、ゆうしん。
「ここがあの機関!楽しみだなぁ」
白の手袋をキチッとはめて自動ドアの前に立ち中に入る
「あの、上の人に会いたいんだけど…」
受付嬢に声をかけるも驚いて声が出ていない様子
「あれぇ?おかしいなぁ。話入ってるはずなのに」
1人で声を上げて考える
「あっ、そっかぁ相模有神だけど」
笑って伝える
「う…上に伝えます!」
受付嬢は慌てた様子で「相模有神さんという方がきているのですが…」と伝えている
暇だったからロビーのソファーに倒れこむ
「きゃぁぁあ!」
「初めまして、君が相模有神さんだね」
「うん!相模有神です!」
持ち前の笑顔で敬礼をする
「僕は君が所属する1班の班長を務める、渋谷修造だ。よろしく」
手袋をしたまま握手する
「こんにちは!相模有神です!年は17歳!生まれたて!」
「付いてきなさい」
男の人はウンウンと頷きそう言った
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