生き残りサバイバルゲーム 〜恐怖の島〜

kyounagi

生き残りサバイバルゲーム 4秋坂啓介登場

1、水が…

3日目が終わり、4日目の朝がきた。
夜は何事もなく終わったが、昨日のことを思い出すと、いまだに鳥肌が立つ。
すると、事型先輩が言った。
「そういえば、秋坂先生は今頃どうしているんだろうな。」
確かに、僕たちを無人島に送った秋坂先生は、どうしているのだろうか。

– 1時間後 −

こうやって無人島で生活をしていると、
今が何時か、何月何日なのかもわからない。
「もうすぐ水がなくなるぞ…」
と、バッグを漁っていた
事型先輩が言った。
水。人間が生きていく上で一番大切なもの。人間の約70%は水分だとか…
水がなくなったら大変なことになる。
「どこかに、川とかありませんでしたか?」
僕が聞くと、事型先輩が答えた。
「あるにはあるが、外出は危険じゃないか?」
確かに、外出は危険だ。
「ただ…今行かなければ、命が危ないです。」
「そうだな。」
こうして、僕たちは川に向かっていった。

2、秋坂が無人島に

「確か、もう少し歩けば川に着くはずだ。」
もう随分歩いた。
あと少しで、水が手に入る!
そんな時だった。
「愚か… の  …」
どこからか声がした。
「おい、成政。お前なんか言ったか?」
「いや、何も言ってませんが…」
「ってことは…!」
すると…
「愚か者め!」
今度ははっきりと聞こえた。
「誰だ!」
一応持ってきていた槍を構える。
男が出てきた。
僕たちはその男を見て驚愕した。
なぜならその男は-

秋坂啓介だったのだから。

3、新たな人物

「まさか、まだあんたたちが残っていたとは… まあ、人体実験として役立ってくれている。礼を言うよ。」
秋坂啓介は言った。
「お前…
一体何をする気だ…!」
事型先輩がイライラした口調で言った。
「いや、ただの人体実験だよ。
20日後にはお前らはもうこの世にはいない。本当は会うつもりはなかったんだけどな… まあ、せいぜい頑張りな」
秋坂啓介は明らかに僕たちを挑発している。
「クッソー!
成政。いくぞおおお!」
僕と事型先輩は槍を持って秋坂の元に走った。

が…

「ふん」
秋坂啓介は、僕たちの槍を突き飛ばした。
「素人が、槍なんか使えるわけないだろ」
そう言って僕たちに近づいて来た。
そして両手に銃を持って…
「死ね」
僕と事型先輩の方に銃口が向き、引き金に秋坂が手を添えた。

その途端…

「うおおおおっ!」
「ぐわっ!」
突然誰かが秋坂を突き飛ばした。
「くそっ、なんでお前が…」
「まずはおとなしく眠ってもらうよ。」
すると、秋坂がその人に銃口を向けた。
「くっ…」
「残念!死にたくなけりゃ、おとなしくしてる事だな。」
そして、秋坂は島の奥に消えていった。

「ありがとうございました!!」
僕は、助けてくれた人にお礼を言った。
「なに、こんな事…
むしろ、あいつを取り逃がしてしまったしな…」
すると、事型先輩が聞いた。
「ところで、お前、一体何者だ?」
「私は、警察だ。」
「「警察!?」」
僕と事型先輩は驚きの声をあげた。

5に続く


コメント

  • ノベルバユーザー516172

    なんて面白い小説なんだ!!!!

    2
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