少年はそれでも戦い続ける

虹ウサギ

0.9少年の強い敵に会ったときの対処方法

 もうだめだと諦めていたら、光線は当たっておらず、その代わりに筋肉が異様に発達している奴にお姫様だっこをされていた

「誰だ、、はぁ、てめぇは」

「ん?私?私はジック、この世のキャンディーボーイたちの味方よ」

 何だよキャンディーボーイって、まあ口調から予想できるが、
 こいつの見た目は短く切った白髪、瞳はやや薄い緑色をしている、そして服の上からでもわかるほどの筋肉
 ハッキリ言って変態にしかみえんな

 黒い魔人は、いきなり乱入してきたジックに驚いてはいたが、すぐに冷静になりまた口に光を集めだした

「おいっ、変態、、そこに倒れている、、女を、、連れて逃げろ、、じか、んは俺がかせ、ぐ、」

 俺はジックから離れかすれる声でクルミを助けるように言った
 とても今の怪我じゃ奴は倒せない、シャドーも戦闘不能でスキルを解放することは叶わなそうだ
 ならばここから一人でも多く生き残ってくれればいい
 
 俺は力の入らない体を叩き根性だけでたっていた
 視界はボヤけ、体からは血が流れ落ちる、今の俺では瞬殺だろう
 しかし、もうなにも失いたくない
 その一心でたっていた

「あなたはどうするの?」

「良い、、からいけよ」

「う~んそれは無理ね」

「なぜだ!?」

「言ったでしょ、私はキャンディーボーイを守るって、もちろんそこのお嬢さんもよ」

「無理に、、決まって、、い、る、」

「誰が決めたの?」

「......」

 俺が無言でいると、黒い魔人がまた光線を放った
 その光線をジックは腕を地面に突っ込み、そのまま地面をひっくり返し盾にして防いだ

「私はやる前から諦めるのはなんて、カッコ悪いと思うわ」

「カッコいい、も、ある、か、、ならどうする?」

「そうね、、、」

 俺だって悔しい、でも奴には勝てない、俺はまだ弱いまんまだ
 ならどうする?

「そうだわ逃げましょう!」

「!?逃げる方がカッコ悪いだろ」

「生きることにカッコ悪いなんてないわ」

「俺の言ってることと何が違う」

「貴方は自分の命を諦めてるでしょ」

 くっ、だけど誰かが囮にならなければ生き残れない

「強い敵から逃げる方法なんて昔から一つ全力ダッシュよ!」

 はぁ?走って逃げれるはずないだ、うっわっ!

 ジックはルキとクルミを両脇に挟み、ルキの数十倍はあると思われるほどのスピードで戦線を離脱した
 その時にジックは黒い魔人に拳大の光球を放って視覚を奪っていた
 あまりのスピードに体の傷が耐えられず更に出血するしかしジックはスピードを落とすどころか更にスピードをあげた
 俺は意識が遠くなる感覚を覚え意識を手放した






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