死神と呼ばれた殺し屋は異世界に

ユウ(ゲーム好き)

第14話 迷宮攻略

この世界に召喚されて、約1ヶ月が経った。暦は元の世界と大体同じらしく、1ヶ月が30日で一年が360日周期らしい。

また、春夏秋冬の季節はこの世界では色で表されるらしい。
春→赤
夏→青
秋→黄
冬→白

まぁとりあえず、今日から迷宮攻略らしい。
それよりも洗脳の方が気になっているが。一応、2週間程前、洗脳の媒体となる水晶は破壊したが、おそらくまた改めてやっているだろう。

前回は王女の部屋と簡単に見つけられたが、どうやら馬鹿じゃないらしく今回はまだ見つからない。前回は水晶が紫色の光を放っていたから分かりやすかったが。まぁやってないならそれでいいのだが。

洗脳は人の価値観すら変える強力な呪いだが、それを発生させるためには媒体が必要だ。呪いを解くためには、媒体を破壊するか術者を殺すしか方法がない。いざとなったら王女を殺すか。

「よし、準備はいいな。今から馬車で迷宮へ向かう。
と、その前にこれを支給しよう。」

支給されたのは【回復ポーション】と【MP回復ポーション】と【状態異常解除ポーション】だ。1人にそれぞれ5本ずつ支給されている。時間が経てば少しずつ回復するが、飲めばHPが100回復する上に負傷も治るらしい。MPの方も50回復するらしい。また状態異常の方は毒などの状態異常を解除する。

俺達は馬車に乗り込む。とはいえ、全員が乗り込めるわけじゃないから、5両の馬車にそれぞれ7人乗り込むかたちだ。


◆◇◆


「ウワァァァァ!」

「か、回復を!」

「こっち来るな!」

全員がパニック状態だな。しかも魔物を殺すこと結構躊躇しているし。足手まとい、というか魔王なんて倒せるのか?今、十層目だがよくここまで来れたとしみじみ思う。

すると、気配察知のスキルに反応する。後ろからゴブリン2体か。死角をとったと思ってるだろうが残念だったな。振り向き銃で撃ち殺す。

とはいえ銃声が聞こえたら確実に更なるパニックを起こすだろうからきちんとサイレンサーを付けてある。まさか、武器創造のスキルってサイレンサーまでつけられるんだな。

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スキル・武器創造

効果・構造を知っている武器をMPを消費することで造ることができる。また、アタッチメントもつけられる。
しかし、このスキルで消費したMPは回復しない。
武器創造で造られた武器を解除することでMPは戻る。

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とはいえ、その武器をどうしたと聞かれたら困るので、表向きは支給された短剣を使用してる。まぁステータスが高いから、結構殺せるが。

「ふう、佑。どうだ?」

「翔太か。まぁ普通だな。」

「俺は……殺すのにまだ抵抗あるな。」

「でも殺さないと駄目だ。」

そう言いながら前のゴブリンの首を躊躇いなく斬り落とす。飛び散る血に翔太は少し怯えていた。

「佑は強いな。」

「どうして?」

「迷いなく殺せるから。」

「別に……俺にはそれしかなかったから。」

「それしかない?」

「それよりもさっさと魔石剥ぎ取るぞ。」

「お、おう。」

魔石は魔物にとっての心臓のようなものだ。生きてる魔物の中にいるときは光り輝き魔力を供給しているが。生命活動が停止したら魔力の供給を停止している。

その時魔力は保存されているため、魔物から剥ぎ取れる部位の中で一番高額で売れる。魔術師などが魔力を
手にいれるためだ。MPの上限が手にいれた魔力の分突破する。

と、無事に魔石を剥ぎ取ると、

「おい、ボス部屋見つけたぞ!」

声が聞こえた。ボス部屋は十層ずつあり、それをクリアしないと次の階層に行けない。

「では、行こう。」 

ミステリア団長が扉を開く。中にいるのは、大きい槍を持ち、王冠をつけた、今までの10倍はあるゴブリンがいた。

確か、城の図書室の図鑑で見たな、ゴブリンキング
だったな。結構安直な名前だからすぐ覚えた。
すると、ゴブリンキングは突進する。

それを全員で避け、次の攻撃までの隙に攻撃を叩き込む。正直、攻撃も安直だったため、避ける、隙を見る、攻撃する。このパターンで簡単に倒せた。

最初のボスとはいえ弱すぎないかな?ヒット&アウェイの戦い方は身についたけど。まぁでもステータスではチート集団の集まりみたいなものだからな。簡単に倒せて当然か。

そして、俺達は十一層へ足を運ぶ。

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