死神と呼ばれた殺し屋は異世界に

ユウ(ゲーム好き)

第5話 魔法について

「聞きたいこととは?」

「魔法について、俺達は魔法とは無縁の世界から来たからな。」

「分かりました。では基本的な魔法に関する知識から。」

この世界は8属性の基本魔法がある。火、水、風、土、雷、光、闇、無、そして、「無魔法」は誰でも使うことができる。また、生活への必要性が高い魔法のため、別名「生活魔法」と呼ばれる。

そして、何の基本魔法が使えるかはステータスの魔法適性で見ることが可能。俺の場合「闇魔法」だな。無は誰でも使えるためステータスに記されていない。

また、それぞれの魔法には相性が存在する。相性が良ければ威力が上がり、悪いと下がる。相性は火→風→土→雷→水→火、光←→闇、となっている。無魔法は相性はない。

そして、基本魔法には上の上位魔法が存在する。
火は炎、水は氷、風は嵐、土は岩、雷は稲妻、光は光明、闇は暗黒、無はない。

そして、御剣の持っていた聖魔法は基本魔法から外れていて特殊魔法と呼ばれる。聖魔法の他に時空魔法や操作魔法など様々な基本魔法では考えられない魔法が特殊魔法と呼ばれている。また、特殊魔法の相性は解明されていない。

そして、ある魔法に才能がある人を魔術師と呼ぶ。

「どうすれば魔法を使うことができるんですか?」

「まずは魔力を感じとってください。目を瞑り意識すると、何かのイメージを見ることができます。それが魔力です。」

静かに目を瞑る。

「……」

「まぁ、私も完全に感じるのに2週間程度かかりましたし、例え勇者様だろうと3日はかかるで……」

「見えました!」

「速っ!本当に?」

「黒い鎖が次々に様々な色に変わるイメージが見えました。」

「まさか本当にこのスピードで、じゃあ、心臓に妙な感覚を感じない?気持ち悪くもなんともないけど異物感を感じるような。」

心臓に手を当てると、もやもやとした煙のような感じ、異物感を感じる。

「はい。」

「その状態では魔法は使えません。今は魔力がそこで停滞してるので、血液のように循環させないといけません。」

「循環……」

「まぁこれもイメージで流す感覚です。異物感がなくなればもう魔法は使えます。」

循環か。この煙のような魔力を無理矢理でも押し流すように……。

「……ダメですね。」

「力任せにやってもうまくいきません。」

すると、ヴェールさんは俺の心臓があるところに手を当てると、煙のようなものが全身に広がり巡るイメージを感じた。

「あなたの魔力を無理矢理流してみました、この感覚を維持できて普通に感じるようになれば魔法は使えるようになります。あと、そろそろパーティーの時間です。」

「パーティー?」

「勇者召喚の記念パーティーですが忘れてました?」

「完全に。」

「ふふふ。」

「なぜ笑ったんですか?」

「なんか、故郷にいる私の弟に似ていて。」

「弟がいるんですね。」

「それよりも、もう時間がありません。あと10分ですね。」

「大丈夫間に合う。」

さっき解散の前に王城の中を案内されたからな。俺はドアを開けて、会場へ向かった。


◆◇◆


会場には既に様々な人が集まっていた。俺達はまだ学生服だが、その他には美しいドレスやスーツを着た貴族達が集まっていた。そしてテーブルには豪華な食事立食パーティーか。

「さて、お集まりの皆様、ついに本日、私達は勇者召喚を成功させました。それにより今回はこれを記念として立食パーティーを始めたいと思います。」

その言葉とともに、パーティーは開始された。


◆◇◆


「お父様、彼をどうしましょう?」

「あの水晶でも見えないとなると、それほどのスキルを持っている実力者となるな。しかし、もし私達の敵となったら大変だ。」

「洗脳を強くしますか?」

「そうだな、国の戦力も勇者達を含め、かなり強化されることになる。とりあえず、彼を重点的に勇者全員を洗脳していこう。明日からは訓練だから騎士団長に監視してもらおうか。」

「分かりました。それでは洗脳の準備に移行します。」

「ああ、よろしく頼んだ。」





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