東方龍人譚 ~龍神を統べる少年~

ko-suke

27話 イザ、決戦ノトキ




霊夢「は・・・?」

魔理沙「ゴードをさらうだと・・・?」

霊夢と魔理沙は、意味がわからないと言った表情で言った。

グローグ「そ。あくまで俺らの狙いはゴードだけ。幻想郷げんそうきょうなんて眼中にない。俺らの目的は、ゴードを殺すこと。ただ、それだけ。」

レミィ「それを聞かされて、はいわかりましたってゴードを渡すと思う?」

グローグ「なら、あんたらも死ぬだけさ。」

咲夜「そんな簡単にやられはしないわよ。」

ナイト「どうだかな。」

サキュ「ねぇグローグ様。早くこいつら片付けて、ゴードを殺そうよ。」

グローグ「まぁ待て。時間はあるんだ、少しくらいこいつらのおしゃべりに付き合ってやろうぜ。」

パチェ「・・・おしゃべりはどっちよ。」

霊夢「もうきたわ。早くやりましょ?」

ゴード「・・・あの、やつらの目的は俺ですし、皆さんが戦わなくても俺がさらわれれば・・・」

レミィ「バカなこと考えないで。私たちは、あいつらにあなたを渡すつもりはない。」

霊夢「私たちは全力で戦う。それだけよ。」

魔理沙「いまさらおそいんだぜ。乗りかかっちまった船だ、もう後にはひけないぜ。」

ゴード「・・・そう、ですか。無理だけはしないでくださいね。」

グローグ「さて、そろそろいいか?待つのもぼちぼち飽きてきたんでね。」

霊夢「待たせて悪かったわね。もういいわよ、ぶちのめしてあげる。」

バウロ「無理無理、君たちじゃ勝てないよ。」

ヤーム「お腹減った・・・早く終わらせよう。」

バッと、全員が構える。

グローグ「・・・さぁ、祭りの時間だ。」

ゴード「そうだな。じゃ、先行もらうわ。」

ゴードはそういうと、すかさずナイトの首を、曲がってはいけない方向へ、へし曲げた。

サキュ(な・・・!?)

ヤーム(・・・早いね。)

バウロ(ふざけ・・・!!)

バウロは、ナイフをゴードに振り下ろした。

が、そこにはもうゴードはおらず、地に伏せたナイトの姿のみだった。

ゴード「とりあえず1人。」

グローグ達が声のした方を見ると、ゴードは既に霊夢達の所へ戻っていた。

ゴードが飛び出してから戻ってくるまで、約2秒。

一瞬の出来事だった。

グローグ「・・・へぇ、なかなかやるじゃねぇか。けが人とはいえ、幹部の1人を一撃とはな。」

ゴード「はっ、包帯だらけがうざったかったんでね。」

グローグ「・・・面白い、行くぞ!!」

ゴード「皆さん、来ます!!」


こうして、グローグ達VSゴード達の決戦が幕を開けた。




ゴード「はっ!」ブンッ

バウロ「ぐっ!!」ギイン

霊夢「はあぁっ!」バババッ

魔理沙「おりゃあっ!」バシュン

サキュ「ちいっ!!」バシバシッ

パチェ「ロイヤルフレア!」ボシュッ

咲夜「殺人ドール!」シャシャッ

ヤーム「ヴ・・・ッ」グググ

レミィ「スピア・ザ・グングニル!」バシュン

フラン「レーヴァテイン!」ブンッ

グローグ「こんの、吸血鬼共が・・・!!」バッバッ

ゴードを除いて、全員 複数対1人という、傍から見ればただのいじめのような感じだったが、両方とも引けを取らなかった。

物凄い数の弾幕を、質で押し返す。

ゴード以外は、そんな戦いが続いていた。

ゴードだけはタイマンをしており、だがそれでもゴードが押していた。

ゴード「おんどりゃあぁぁっ!!」バババババッ

バウロ「な、ぐ、ああぁっ!!」ドゴオッ

ゴードの強烈な攻撃に、バウロは苦戦を強いられていた。


ゴードの攻撃は、止まることを知らない。

もう、ずっと俺のターンという感じだった。

バウロ「く、そ・・・化け物、が・・・!!」

ゴード「化け物はお前らだっ!!人の命をもてあそびやがって!!」バババッ

バウロ「ぐ・・・が・・・。」フラフラ

ゴード「死ね、ゴミムシ。」

ゴードは超パワーの一撃をバウロの首に浴びせ、バウロの首をはねた。

バウロ「グロ、ーグ、さ、ま・・・。」フッ

バウロは力尽きた。

ゴード「・・・ちっ、やばいな・・・。」

なんとか倒したゴードだが、結構な数を、相手に打ち込んでしまった。

ゴード死亡まで、のこり680回・・・。




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