東方龍人譚 ~龍神を統べる少年~
24話 トアル少年ノ昔話
昔々、と言っても 何年か前の話。
あるところに、赤ちゃんがおりました。
 
その赤ちゃんは、ゴミ捨て場に、あたかもゴミのように捨てられていました。
そのとき、運良く孤児院の院長が通りかかり、その赤ちゃんを見つけました。
院長はすぐに助け、孤児院に連れていきました。
その赤ちゃんはすくすくと育ち、小学生になりました。
小学生となった彼は院長やほかの先生を親のようにしたっていました。
が、小6となったときに、彼は闇のどん底に落ちることになります。
孤児院に、強盗が押し入ったのです。
彼はすぐさま隠れ、難を逃れましたが、逃げ遅れた子や先生が無残に殺されていきました。
院長に関しては、目の前で。
人間の闇を知ったその少年は、心を閉ざしました。
彼が中2になった頃、彼はいじめにあってしまいました。
そのときには、新しい孤児院にいましたが、あまり馴染めず、誰にも相談出来ませんでした。
そんな彼にも、唯一救ってくれる人がいました。
中学にはいって初めて出来た友達です。
彼はその少年がいじめにあっている時も、一緒に戦ってくれました。
・・・が。
運命は、とても残酷なものでした。
いつもの通り、少年は友達と下校していました。
そのときでした。
ダダダダッと走る音が聞こえ、そのほうを見ると、包丁を持った人が、こちらへと走っていました。
その人は、少年をいじめていた主犯格でした。
友達は、すぐにその少年を押してかばいました。
友達は勢いよく刺され、深々と包丁が刺さっていました。
友達は少年に目で「逃げろ」と訴えました。
少年はうなづき、走って逃げました。
彼は部屋で泣いていました。
2度も目の前で人が殺され、彼の精神状態は、もう壊滅的でした。
そのとき、彼はとある声を聞きました。
ーーー強くなりたいか?ーーー
彼は大きくうなづきました。
ーーーなら、願え。そしてーーー
ーーー我を望めーーー
彼はただの人間ではなくなりました。
彼は高校生となり、いつも通りに下校しているときでした。
彼は落とし穴のようなものを見つけました。
彼はそれを飛び越えましたが、穴は広がり、彼を飲み込みました。
めでたしめでたし(?)
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