東方龍人譚 ~龍神を統べる少年~
10話 博麗ノ巫女ト龍人
ゴードは幻想郷の上空を飛んでいた。昨日の夜、いろんなことを教えてもらった。ゴードがいたあの森は「魔法の森」と呼ばれる場所であること。アリスが人形遣いだということ。魔法も使えるということ。などなど。
ゴード「あの、アリスさん」
アリス「何かしら?」
ゴード「聞いてなかったんですが、アリスさんの肩のあたりに浮いている人形、名前とかあるんですか?」
アリス「えぇ。この子は上海よ。他にも色々いるけど。ちなみに、昨日、貴方を見つけたのも上海よ。」
上海「シャンハーイ」
ゴード「へぇ、そうだったんですか。可愛くて、お利口な子ですね」
アリス「でしょう?」
上海「シ、シャンハーイ////」
そんな他愛もない話をしていると、
アリス「ほら、あれが博麗神社よ。」
ゴード「あれがですか。the 神社って感じですね。」
アリス「どういうこと?」
ゴード「あ、いえ、俺の世界だと、こういう神社だけじゃなくて、変わった神社もあるんです」
アリス「へぇ、それは驚きね。」
アリスとゴードは地面に降り立った。
アリス「ゴード、お賽銭を入れなさい。そうすれば、霊夢は絶対こっち来るから」
ゴード「は、はい(お金で動く巫女って・・・)」
ゴードは賽銭箱に、現代でいうところの1500円くらいを入れた。
すると、「ガラッ」という音がした。
そのほうを見ると、いかにも巫女という格好をした人が立っていた。
ゴード(この人が博麗霊夢さん・・・?)
すると、その巫女は徐に賽銭箱を漁り始めた。
数秒後、巫女の手にはさっきゴードが入れたお金が握りしめられていた。
??「・・・あなたが入れてくれたの?」
ゴード「え、えぇ。あなたが博麗霊夢さんですか?」
??「ええ。いかにも、私は博麗霊夢よ。」
アリス「霊夢、久しぶりね。」
霊夢「あら、アリスじゃない。珍しいわね、ここに来るなんて。」
アリス「私は案内人よ。そこの子が用があるの。」
霊夢「・・・あなた、名前は?」
ゴード「郷戸です。皆さんからはゴードって呼ばれています。」
霊夢「そう。よろしく、ゴード。で、用って?」
ゴード「実は僕、紫さんに連れてこられた外の世界の人間なんです。1ヶ月くらいは紅魔館にいたのですが、いつまでもいる訳にはいかなくて・・・その、霊夢さんがよろしければ、ここに泊めてもらえると有難いのですが・・・。」
霊夢「いいわよ、別に。幻想入りしたんだったら、挨拶周りもしなくちゃいけないわね。後で案内してあげるわ。そのかわり、家事の手伝いをしてもらえるからしら?」
ゴード「もちろんです!よろしくお願いします!」
霊夢「えぇ。」
こうして、博麗神社に住むことになったゴードなのであった。
次回こそは長くなる(多分)
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