百合ルート攻略キャラになりましたが、そんなの気にせず普通に過ごしたい!
第9話
「お待たせ」<br />
「いや、そんなに待ってないよ」<br />
「それじゃあ行こうか」<br />
「のんびりした雰囲気の中悪いんだけど、物凄い見られてるんだけど…
    目がギラギラしてるんだけど!なんで?」<br /><br />
さっきからって言うかお弁当を取りに行く前から囲まれてたんだけど…<br />
目がギラギラしててすごく怖い<br />
いや、失礼なのは分かってるけど<br />
さっき話しかけたら逃げてっちゃった子も居るし<br /><br />
「ほんとだね…このままじゃちょっと動けないかもしれないね」<br />
「そんなもの、かき分けて進めばいいだろ?」<br />
「危ないから駄目だ」<br />
「せめて、なんで皆が集まってるかわかればいいんだけどね?」<br />
「聞くか?」<br />
「それなら、僕が聞いてくるよ」<br />
「じゃあ、あっち側の子に聞いてくれる?俺たちはこっちの子に聞いてみるから」<br />
「わかった」<br /><br />
よし、聞いてみるか<br />
さっき逃げちゃた子はなんで逃げたか分かるしね<br /><br />
「あの、すみません」<br />
「はい!何でしょう!」<br />
「えっと、皆さんは何故ここに集まっているのでしょうか?」<br />
「えっと…それはですね…」<br />
「あなた!誰に許可を貰って蒼空様に話しかけているのですか!」<br />
「うわっ!」<br /><br />
はぁぁぁぁ…びっくりした<br />
え?いきなり出てきたんだけど?<br />
悪役とかで出てくる感じの金髪縦ロールの偉そうな女の子が割り込んできたんだけど?<br />
でも、こんな子は悪役でもいなかったような気がする…<br /><br />
「す、すみませんでした…」<br />
「わかったのでしたらそこを早くお退きなさい」<br />
「はい…」<br />
「蒼空様、あのような者にきかなくてもわたくしに聞いてくだされば良いのですが…」<br />
「何故ここに集まっているのかでしたよね?」<br />
「それはですねーー」<br /><br />
頭が痛くなる<br />
他の人を差し置いて自分だけがさも当然のように話しかけてくるの?<br />
しかも、例え幼いと言ってもあまり親しくない異性を下の名前で呼ぶことは御法度だったはずだけど?<br />
しかも、親しくても血縁者や婚約者であるか親からの許可がなければ呼んではいけなかったよね?<br />
同性では良かったと思うけど…<br />
学校では私は男ってことになってるしダメだよね?<br /><br />
「何故、君が話し始めるんだ?」<br />
「え?」<br /><br />
話している時に遮ってしまった…<br />
でも、まぁいいかな<br /><br />
「だから、何故君が勝手に話し始めたり、僕が話しかけた子を勝手に立ち去らせたり、決めるのは僕だ。君に決められたくない」<br />
「わたくしは、あんな者とは違っているのですよ?蒼空様はわたくしもあのような者と同じだというのですか?」<br />
「あのような者ってあの子は何もしていないじゃないか?それと違って君は人を馬鹿にしましてや、自分だけが特別だと思っているのか?とても僕としては不愉快だと思うよ」<br />
「わたくしは、特別だと思っているのではありません!わたくしは本当に特別なのです!わたくしは他のものとは地位が違います!蒼空様もわたくしと同じであのような者下賎な庶民なんかと同じでは無いでしょう?わたくしはあのような者とは違うので話しかける権利があります!そして、お父様に頼んで蒼空様を婚約者にしていただくので、どのような者でもわたくしの許可をとるのは当たり前でしょう?」<br /><br />
わぁ、電波だ<br />
しかも親の権力を使って威張ってるとか意味がわかんないんだけど?<br />
しかも、まだ婚約者になってないし今日初めてあったばっかなんだけど?<br />
ほんとにこういう奴は嫌いだ<br /><br />
「言いたいことはそれだけ?」<br />
「え?どういうことですか?」<br />
「そのままの意味だけど?僕は君と今日、初めて会ったし名前も知らないししかも、こんなに上から目線で話す人は嫌いなんだ」<br />
「ですが、わたくしと蒼空様は婚約者になるのですよ?」<br />
「そんなのお断りするよ。そろそろ行かないと陸斗が怒りそうだから行くね」<br />
「待って下さい!蒼空様!」<br /><br />
うるさいよ電波さん<br />
あ、名前聞かなかったけどいいかな?<br /><br />
「蒼空って凄いんだね…」<br />
「え?なんでですか?」<br />
「いや、今の見てたら誰でも思うと思うよ…」<br />
「蒼空、かっこよかったぞ!怒ると怖そうだけどな!」<br />
「『怖そう』じゃないと思うよ、兄さん…」<br />
「そろそろ行こうか?」<br /><br /><br /><br />
_____________________________________
<br />蒼空もとい莉奈は怒ると怖いって言うのを書きたかっただけです<br />
次はちゃんと4人で話せるはず!<br />
大体週一回更新になると思うのでよろしくお願いします
「いや、そんなに待ってないよ」<br />
「それじゃあ行こうか」<br />
「のんびりした雰囲気の中悪いんだけど、物凄い見られてるんだけど…
    目がギラギラしてるんだけど!なんで?」<br /><br />
さっきからって言うかお弁当を取りに行く前から囲まれてたんだけど…<br />
目がギラギラしててすごく怖い<br />
いや、失礼なのは分かってるけど<br />
さっき話しかけたら逃げてっちゃった子も居るし<br /><br />
「ほんとだね…このままじゃちょっと動けないかもしれないね」<br />
「そんなもの、かき分けて進めばいいだろ?」<br />
「危ないから駄目だ」<br />
「せめて、なんで皆が集まってるかわかればいいんだけどね?」<br />
「聞くか?」<br />
「それなら、僕が聞いてくるよ」<br />
「じゃあ、あっち側の子に聞いてくれる?俺たちはこっちの子に聞いてみるから」<br />
「わかった」<br /><br />
よし、聞いてみるか<br />
さっき逃げちゃた子はなんで逃げたか分かるしね<br /><br />
「あの、すみません」<br />
「はい!何でしょう!」<br />
「えっと、皆さんは何故ここに集まっているのでしょうか?」<br />
「えっと…それはですね…」<br />
「あなた!誰に許可を貰って蒼空様に話しかけているのですか!」<br />
「うわっ!」<br /><br />
はぁぁぁぁ…びっくりした<br />
え?いきなり出てきたんだけど?<br />
悪役とかで出てくる感じの金髪縦ロールの偉そうな女の子が割り込んできたんだけど?<br />
でも、こんな子は悪役でもいなかったような気がする…<br /><br />
「す、すみませんでした…」<br />
「わかったのでしたらそこを早くお退きなさい」<br />
「はい…」<br />
「蒼空様、あのような者にきかなくてもわたくしに聞いてくだされば良いのですが…」<br />
「何故ここに集まっているのかでしたよね?」<br />
「それはですねーー」<br /><br />
頭が痛くなる<br />
他の人を差し置いて自分だけがさも当然のように話しかけてくるの?<br />
しかも、例え幼いと言ってもあまり親しくない異性を下の名前で呼ぶことは御法度だったはずだけど?<br />
しかも、親しくても血縁者や婚約者であるか親からの許可がなければ呼んではいけなかったよね?<br />
同性では良かったと思うけど…<br />
学校では私は男ってことになってるしダメだよね?<br /><br />
「何故、君が話し始めるんだ?」<br />
「え?」<br /><br />
話している時に遮ってしまった…<br />
でも、まぁいいかな<br /><br />
「だから、何故君が勝手に話し始めたり、僕が話しかけた子を勝手に立ち去らせたり、決めるのは僕だ。君に決められたくない」<br />
「わたくしは、あんな者とは違っているのですよ?蒼空様はわたくしもあのような者と同じだというのですか?」<br />
「あのような者ってあの子は何もしていないじゃないか?それと違って君は人を馬鹿にしましてや、自分だけが特別だと思っているのか?とても僕としては不愉快だと思うよ」<br />
「わたくしは、特別だと思っているのではありません!わたくしは本当に特別なのです!わたくしは他のものとは地位が違います!蒼空様もわたくしと同じであのような者下賎な庶民なんかと同じでは無いでしょう?わたくしはあのような者とは違うので話しかける権利があります!そして、お父様に頼んで蒼空様を婚約者にしていただくので、どのような者でもわたくしの許可をとるのは当たり前でしょう?」<br /><br />
わぁ、電波だ<br />
しかも親の権力を使って威張ってるとか意味がわかんないんだけど?<br />
しかも、まだ婚約者になってないし今日初めてあったばっかなんだけど?<br />
ほんとにこういう奴は嫌いだ<br /><br />
「言いたいことはそれだけ?」<br />
「え?どういうことですか?」<br />
「そのままの意味だけど?僕は君と今日、初めて会ったし名前も知らないししかも、こんなに上から目線で話す人は嫌いなんだ」<br />
「ですが、わたくしと蒼空様は婚約者になるのですよ?」<br />
「そんなのお断りするよ。そろそろ行かないと陸斗が怒りそうだから行くね」<br />
「待って下さい!蒼空様!」<br /><br />
うるさいよ電波さん<br />
あ、名前聞かなかったけどいいかな?<br /><br />
「蒼空って凄いんだね…」<br />
「え?なんでですか?」<br />
「いや、今の見てたら誰でも思うと思うよ…」<br />
「蒼空、かっこよかったぞ!怒ると怖そうだけどな!」<br />
「『怖そう』じゃないと思うよ、兄さん…」<br />
「そろそろ行こうか?」<br /><br /><br /><br />
_____________________________________
<br />蒼空もとい莉奈は怒ると怖いって言うのを書きたかっただけです<br />
次はちゃんと4人で話せるはず!<br />
大体週一回更新になると思うのでよろしくお願いします
「百合ルート攻略キャラになりましたが、そんなの気にせず普通に過ごしたい!」を読んでいる人はこの作品も読んでいます
-
異世界転生した私の話を聞いて貰っていいですか?
-
41
-
-
転生したら公爵令嬢!?
-
26
-
-
魔王の娘に転生したので学園生活楽しみたい!
-
58
-
-
悪役令嬢で忌み子とかいう人生ベリーハードモード
-
129
-
-
不本意ながら電波ちゃんの親友枠ってのになりまして
-
68
-
-
もふもふを探しています。
-
80
-
-
私【悪役令嬢】の婚約者【王子】を目の敵にしているのは私の親友【ヒロイン】です!?
-
389
-
-
悪役令嬢ですが、ヒロインを愛でたい
-
97
-
-
転生しました。本業は、メイドです。
-
211
-
-
乙ゲーから転生した悪役令嬢は何気に女子高生を満喫しています。
-
17
-
-
目が覚めたら悪役令嬢になっていたので最強のヴィランズになってみたかった(失敗)
-
35
-
-
無邪気な少女の異世界冒険記
-
88
-
-
レディ・ヴィランの微笑み
-
26
-
-
とある腐女子が乙女ゲームの当て馬役に転生してしまった話
-
417
-
-
前世は、女なのに、今世は、男?!なんでやねん!!
-
23
-
-
令嬢は呪術師 〜愛しき名に精霊は宿る〜
-
33
-
-
お世辞にもイケメンとは言えない残念幼馴染が異世界で何故か優良物件になってた………え?結婚してくれ?
-
29
-
-
部の中心的な弓道部員だった私が異世界に転生したら長耳族でした
-
77
-
-
破滅の未来を知ってしまった悪役令嬢は必死に回避しようと奮闘するが、なんか破滅が先制攻撃してくる……
-
37
-
-
お姫様は自由気ままに過ごしたい ~理想的な異世界ライフを送るための能力活用法~
-
42
-
コメント