ガチャで爆死したら異世界転移しました
スキルの使い方と【魔眼】
「た、ただいま・・・」
「ああ!!こらサラ!また勝手に採取に行ったでしょ?!ホントに何回言わせるの?!森はあなたには危険…だ…から…って?」
「よっ!」
「「「・・・あ、主様(殿!?)ぁぁあぁああ!!??」」」
あまりの音量にら僕は思わず耳を塞いだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「こ、ここです」
「ふむ」
僕はサラに「来て欲しいところがある」と言われたので付いて来ていた。・・・え?魔法はどうしたかって?まぁまぁそれは置いといて。因みにサラとは、さっきあった女の子の事だ。
成程この家がサラの家なのかな?それで、助けたお礼をしたいとか?それか、製作者である僕を見つけたから、ほかのサポートキャラ達と合わせるためにここに来たとか?
「まぁ入れってなら。入ればいいか」
どっちだったとしてもまず家に入る。虎穴に入らずんば…と言うやつだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・・・・・そして冒頭に続く。いやぁ僕もこの家の中にサポートキャラがいるんだろーなーとは思ってたんだけれども、まさか全員いるとは思わなかった。
僕がゲーム時代で設定したサポートキャラクターは4人。初めて設定したのがメア、次にルーナ、紅華、最後がサラである。全員が、精霊種であるレイン・グレスティアだと制限されてなることの出来ない職業についている。
「あ、あぁぁあ主様?!本当に?」
ルーナ、紅華は整理がついたのか静かになったが、メアは未だに驚いている。
「そうだよ。主様だよ」
永遠に続くのではないかとも思われた爆音も止み、僕はやけに豪華な椅子に座らされていた。そしてその前にはゲーム時代のサポートキャラである、サラ、ルーナ、メア、紅華が片膝をついて頭を下げていた。こうやって実際に動くところが見れるなんて、頑張ってクリエイトしたかいがあったよ。と言うか、その体制のまま驚くとは器用だね。
などと思いながら僕は物凄く困っていた。何故ならもう日も落ちてすっかり夜になっているからである。宿屋に帰らなければ。お腹が減っている訳では無いが、おばさんの料理が早く食べたい。
「あのー もう帰っていいかな?なにか話があるなら明日とかでいいよね?」
「あ、はい。了解致しました。ではまた明日、お迎えにあがります。ですが、主様はまだスキルが使えていないのでは無いですか?もしそうならば少しお教えする時間を頂きたく…」
いきなり静かになったメアがそう提案する。
「スキル? まぁ少しならいいけど」
【魔法】と【技】は先程問題なく(?)使えたが、そういえばスキルはまだ使えてないな。気になる。それに、どうせもう遅いのだ、もう少し遅くたってあまり変わらないだろう。
「ありがとうございます。では、1度外に出て頂けますか?」
【聖叡者】なだけあって、メアがサポートキャラ達のリーダー的な存在なのかな? そう考えながら僕はすぐに外に出、その後に4人が続いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
僕は家を出てすぐの、木が伐採されて開けた場所に案内された。
「さて、使えていないと言っても、そんなに難しいものではありません。と言うか、簡単です。ただ使いたいと思えばよいだけです」
「使いたいと思う、ね」
考えていたって何もならないので、早速やって見る。
「じゃあ、【ステータスオープン】」
「えっ!!主様!それをすぐにしまって下さい!!」
「えっ?!なに?!」
僕はびっくりしてステータスをしまう。
「主様、ステータスを見る時は【ステータス】だけで良いのです。【ステータスオープン】と言ってしまうと、誰にでも見えるようになってしまい、誰に見られるかわかりません。特に主様はNGです」
なんだ、ただ【ステータス】だけでいいのか。本に書いてあった?・・・し、知りませんね。そういえばこの世界ではステータスは個人的なもので、あまり見せちゃいけないんだったな。なんで僕が特にNGなのかは分からないが。
「じゃあ、【ステータス】」
僕はステータスの中から良さそうなスキルを選び、使ってみた。
「【魔眼】・・・うっ!!!」
使った瞬間、物凄い激痛が僕の脳を襲った。僕は慌てて止めた。
「主様?!いかがなさいました?!具合が悪いのですか?!」
「いや、大丈夫」
正直、大丈夫じゃなかった。え?何あれ、未だに頭ヅキヅキするんですけど。
「・・・やはり【魔眼】はいくら主様でもきついか・・・」
ポツリと、ずっと黙っていたルーナがそう呟いた。
「主様でも、とは?」
メアが聞き返す。
「【魔眼】とは、私が持っている【天眼】の上位スキル。能力は、見たもの全てを見て理解し、記憶できるというものです。簡単に言うと、視界に入ったすべてを鑑定するのです」
「んで、僕の脳のキャパシティを超えたからその反動が来たと?」
「そういうことです」
「ルーナは【天眼】は使えるの?」
【魔眼】を一瞬使っただけでこれだ。【天眼】は下位互換だとしても、簡単に使えるものじゃないだろう。
「私は【覚醒】というスキルの中の【思考】という脳への負担の軽減や処理能力を上昇させるスキルを併用し、さらに【天眼】の【鑑定】だけに絞れば数秒使うことはできます」
数秒ね。【鑑定】するだけなら十分だな。・・・ん?【思考】か。僕ってそんなの持ってなかったっけ?
「あるじゃん」
僕は、【思考補助Lv9】というのを持っていた。これ使えるんじゃね?やって見る。
「【思考補助】【魔眼】・・・おおぉぉ」
普通に使えた。さっきの頭痛など嘘のようになんの痛みも不快感もない。
「使えたよ。【魔眼】」
「本当ですか?!」
「うん。でもこれって鑑定するだけなの?もっと使えそうな感覚があるんだけど」
「私は【魔眼】は持っていなので分かりませんが、少なくとも【天眼】は【鑑定】だけではありません。他にも【遠視】や【透視】【暗視】など、基本的に眼を使ったスキルが統合されています」
成程、【天眼】でそれなら【魔眼】はもっといっぱいあるのだろう。
「ほう、面白そうだね。まぁ今日のところは使い方も分かったし、そろそろ帰るよ。また明日ね」
「分かりました。ではまた明日」
「明日は【魔眼】の話を聞かせてください」
「・・・お疲れ様です」
「あの、えと、お、お疲れ様でした」
適当に挨拶を済ませ、僕は早くおばさんのご飯が食べたかったので、少し本気で走って帰った。途中で、辺り一面が何かに吸い込まれたような広大な謎の痕があったが・・・僕はこんなの知らないよ?
「ああ!!こらサラ!また勝手に採取に行ったでしょ?!ホントに何回言わせるの?!森はあなたには危険…だ…から…って?」
「よっ!」
「「「・・・あ、主様(殿!?)ぁぁあぁああ!!??」」」
あまりの音量にら僕は思わず耳を塞いだ。
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「こ、ここです」
「ふむ」
僕はサラに「来て欲しいところがある」と言われたので付いて来ていた。・・・え?魔法はどうしたかって?まぁまぁそれは置いといて。因みにサラとは、さっきあった女の子の事だ。
成程この家がサラの家なのかな?それで、助けたお礼をしたいとか?それか、製作者である僕を見つけたから、ほかのサポートキャラ達と合わせるためにここに来たとか?
「まぁ入れってなら。入ればいいか」
どっちだったとしてもまず家に入る。虎穴に入らずんば…と言うやつだ。
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・・・・・そして冒頭に続く。いやぁ僕もこの家の中にサポートキャラがいるんだろーなーとは思ってたんだけれども、まさか全員いるとは思わなかった。
僕がゲーム時代で設定したサポートキャラクターは4人。初めて設定したのがメア、次にルーナ、紅華、最後がサラである。全員が、精霊種であるレイン・グレスティアだと制限されてなることの出来ない職業についている。
「あ、あぁぁあ主様?!本当に?」
ルーナ、紅華は整理がついたのか静かになったが、メアは未だに驚いている。
「そうだよ。主様だよ」
永遠に続くのではないかとも思われた爆音も止み、僕はやけに豪華な椅子に座らされていた。そしてその前にはゲーム時代のサポートキャラである、サラ、ルーナ、メア、紅華が片膝をついて頭を下げていた。こうやって実際に動くところが見れるなんて、頑張ってクリエイトしたかいがあったよ。と言うか、その体制のまま驚くとは器用だね。
などと思いながら僕は物凄く困っていた。何故ならもう日も落ちてすっかり夜になっているからである。宿屋に帰らなければ。お腹が減っている訳では無いが、おばさんの料理が早く食べたい。
「あのー もう帰っていいかな?なにか話があるなら明日とかでいいよね?」
「あ、はい。了解致しました。ではまた明日、お迎えにあがります。ですが、主様はまだスキルが使えていないのでは無いですか?もしそうならば少しお教えする時間を頂きたく…」
いきなり静かになったメアがそう提案する。
「スキル? まぁ少しならいいけど」
【魔法】と【技】は先程問題なく(?)使えたが、そういえばスキルはまだ使えてないな。気になる。それに、どうせもう遅いのだ、もう少し遅くたってあまり変わらないだろう。
「ありがとうございます。では、1度外に出て頂けますか?」
【聖叡者】なだけあって、メアがサポートキャラ達のリーダー的な存在なのかな? そう考えながら僕はすぐに外に出、その後に4人が続いた。
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僕は家を出てすぐの、木が伐採されて開けた場所に案内された。
「さて、使えていないと言っても、そんなに難しいものではありません。と言うか、簡単です。ただ使いたいと思えばよいだけです」
「使いたいと思う、ね」
考えていたって何もならないので、早速やって見る。
「じゃあ、【ステータスオープン】」
「えっ!!主様!それをすぐにしまって下さい!!」
「えっ?!なに?!」
僕はびっくりしてステータスをしまう。
「主様、ステータスを見る時は【ステータス】だけで良いのです。【ステータスオープン】と言ってしまうと、誰にでも見えるようになってしまい、誰に見られるかわかりません。特に主様はNGです」
なんだ、ただ【ステータス】だけでいいのか。本に書いてあった?・・・し、知りませんね。そういえばこの世界ではステータスは個人的なもので、あまり見せちゃいけないんだったな。なんで僕が特にNGなのかは分からないが。
「じゃあ、【ステータス】」
僕はステータスの中から良さそうなスキルを選び、使ってみた。
「【魔眼】・・・うっ!!!」
使った瞬間、物凄い激痛が僕の脳を襲った。僕は慌てて止めた。
「主様?!いかがなさいました?!具合が悪いのですか?!」
「いや、大丈夫」
正直、大丈夫じゃなかった。え?何あれ、未だに頭ヅキヅキするんですけど。
「・・・やはり【魔眼】はいくら主様でもきついか・・・」
ポツリと、ずっと黙っていたルーナがそう呟いた。
「主様でも、とは?」
メアが聞き返す。
「【魔眼】とは、私が持っている【天眼】の上位スキル。能力は、見たもの全てを見て理解し、記憶できるというものです。簡単に言うと、視界に入ったすべてを鑑定するのです」
「んで、僕の脳のキャパシティを超えたからその反動が来たと?」
「そういうことです」
「ルーナは【天眼】は使えるの?」
【魔眼】を一瞬使っただけでこれだ。【天眼】は下位互換だとしても、簡単に使えるものじゃないだろう。
「私は【覚醒】というスキルの中の【思考】という脳への負担の軽減や処理能力を上昇させるスキルを併用し、さらに【天眼】の【鑑定】だけに絞れば数秒使うことはできます」
数秒ね。【鑑定】するだけなら十分だな。・・・ん?【思考】か。僕ってそんなの持ってなかったっけ?
「あるじゃん」
僕は、【思考補助Lv9】というのを持っていた。これ使えるんじゃね?やって見る。
「【思考補助】【魔眼】・・・おおぉぉ」
普通に使えた。さっきの頭痛など嘘のようになんの痛みも不快感もない。
「使えたよ。【魔眼】」
「本当ですか?!」
「うん。でもこれって鑑定するだけなの?もっと使えそうな感覚があるんだけど」
「私は【魔眼】は持っていなので分かりませんが、少なくとも【天眼】は【鑑定】だけではありません。他にも【遠視】や【透視】【暗視】など、基本的に眼を使ったスキルが統合されています」
成程、【天眼】でそれなら【魔眼】はもっといっぱいあるのだろう。
「ほう、面白そうだね。まぁ今日のところは使い方も分かったし、そろそろ帰るよ。また明日ね」
「分かりました。ではまた明日」
「明日は【魔眼】の話を聞かせてください」
「・・・お疲れ様です」
「あの、えと、お、お疲れ様でした」
適当に挨拶を済ませ、僕は早くおばさんのご飯が食べたかったので、少し本気で走って帰った。途中で、辺り一面が何かに吸い込まれたような広大な謎の痕があったが・・・僕はこんなの知らないよ?
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