東方疑心録

にんじん

人里防衛戦 東編

「お姉ちゃん、着いたよ。」

「けっこう遠かったわね。」

さとりとこいしは人里の北側にきていた。そこでは他のところと同じように化け物達が暴れていた。

「それじゃあちゃっちゃと殺りましょうか。」

「そうだね。」





「さて、全部片付いたかしら?」

「そうだね、もういないよ。」

さとりとこいしは妖怪なのでこの程度の敵に負けるわけはない。すぐに倒してしまう。



「あれ?私の実験体達がいないではありませんカ?」



さとりとこいしの耳に声が届く。さとり達がふりかえった先には白衣を身に纏う青髪の男がいた。その男の目には狂気的な光が宿っていた。

「まさかこれをあなた達ガ?」

「あなたは、誰?」

「私?私ですカ?私はですネ…」

男はそこまで言いかけて俯いた。すると、

「って、言うわけないじゃないですカ!ば~~カ!!」

ひどく馬鹿にしたような顔をする。

「お姉ちゃん、あの人すっごくイライラする。」

「それは私もよ、こいし。」

古明地姉妹がイライラしていると、

「それでも私の研究を邪魔したあなた達は排除しなくてハ。」

「お姉ちゃん!危ない!!」

「え?」

謎の男がさとりをふきとばそうと弾幕を撃ってきた。それにこいしが素早く反応し、さとりの手を引っ張って弾幕の軌道からそらす。

「危なかったね、お姉ちゃん。」

「え、ええ、ありがとう、こいし。」

さとりがこいしに感謝していると、

「ふ、ふふ、ふふふふふふふ………」

男が俯いたまま不気味に笑い出した。そして、

「いい、実にいイ!!その反応速度に素早さ、私の求めいてたものダ!!」

顔を上げて喜び出した。

「それでは…」

男はこいしに向き直ると、

「私の実験体になってくださイ。」

おもむろに銃を取り出しこいしに発砲する。

「こいし!!」

さとりはこいしが撃たれるのをみて咄嗟に駆け出し、こいしの目の前に飛び出し、そして





撃ち抜かれた。





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最近は似たような話ばかりですこし飽きているかたもいるかもしれませんがあとすこしで終わる予定です。(人里での事件が)

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