東方疑心録
博麗神社へ
少年が目を覚ますと、そこは森の中だった。 「ここは?」
周りを見渡してもあるのは木ばかりだった。
「そういえば、ぼくは何をして…」
少年は必死に思いだそうとしたが何も思い出せず、ただ、自分の名前しか分からなかった。
「ここは幻想郷よ。」
どこからか声が聞こえた。慌てて辺りを見渡すと、背後に女性がたっていた。 金色の髪で、日傘を差した女性がそこにいた。
「幻想郷って?」
「あら、あまり驚かないのね。」
「質問に答えてください。幻想郷って何ですか?」
「せっかちなのね、はあ…」
女性はため息をつくとこちらを見て言った、
「ここは幻想郷、あなたがいた世界とは違う世界よ。」
「………は?」
(いやいやいや、ちょっと待て。今、僕の聞き間違えでなければ、僕のいた世界と違うと言ったか?僕のいた世界……)
そこまで考えて気付いた。
「僕のいた世界って何だ?」
少年は自分の名前以外の事を全て忘れていた
「あら、記憶がないのかしら?もしかしてここにつれてくるときになにかがあって…」
そこまで聞いて話をとめてしまった
「え?つれてきた?」
僕は思わず聞いてしまった
「そうよ、あなたをここにつれてきたのは私よ。能力を使ってね。」
「つれてきたって、何で?それに能力って?」
「はいはい、質問は一つずつね?まず、なんであなたをここにつれてきたかって言うと、ただの暇潰しね。」
「暇潰しって…」
「話をとめないの、それで能力っていうのは私の力ね。具体的には境界を操る程度の能力ね。」
色々わけのわからない話が多くて頭が痛くなりそうだったが、とりあえず話を進めることにした。
「ひとまず分かりました。」
「物分かりのいい子は好きよ。」
正直この人に言われても嬉しくないのだが
「はあ、それでこれから僕はどうすれば?」
僕はため息をつきながらたずねた。すると、
「さあ?」
「………はい?」
え、ちょっと何でつれてきた本人が考えてないの!?
「さあ?じゃないですよ!」
「でも、私はつれてきただけだし~。」
「じゃあ僕はどうやって生きていけば!?」
「う~~ん…」
女性はしばらく考えると、
「じゃあ、博麗神社に行って見れば?」
「博麗神社?」
「そう。そこには私の知り合いがいるから力になってくれるはずよ。」
「はあ、分かりましたよ。その博麗神社っていうところに行けばいいんですね?」
「そうそう!」
女性は笑いながら頷いた。
「で、どこにあるんですか?博麗神社は?」
「そうね、お詫びにそこまでつれていってあげるわ。」そう言うと、女性のそばに、スキマができた。
「さあ、ここに入って。」
僕は、スキマの中に入った。するとつぎの瞬間目の前に神社が現れた。
「ほんとに来れた…。」
僕が驚いていると、
「疑っていたのかしら?」
女性もスキマを通って現れた。
「ええ、まあ。」
「正直ね、まあいいわ、ここに博麗の巫女がいるから彼女に聞いてちょうだい。」
「あなたは来ないんですか?」
「ええ、彼女、私が来るとあまりいい顔しないから。」
(さっき、知り合いって言ってたような…)
「だからあなたとはここでお別れね。」
「ちょっと待ってください。」
「何かしら?」
僕は最後に聞きたいことがあった
「あなたの名前は?」
女性はふっと笑うと、「私は紫、八雲紫よ。あなたは?」
「僕は、剣優介です。」
「そう、覚えておくわ。」
そう言うと、八雲紫はスキマの奥に消えたのだった。
周りを見渡してもあるのは木ばかりだった。
「そういえば、ぼくは何をして…」
少年は必死に思いだそうとしたが何も思い出せず、ただ、自分の名前しか分からなかった。
「ここは幻想郷よ。」
どこからか声が聞こえた。慌てて辺りを見渡すと、背後に女性がたっていた。 金色の髪で、日傘を差した女性がそこにいた。
「幻想郷って?」
「あら、あまり驚かないのね。」
「質問に答えてください。幻想郷って何ですか?」
「せっかちなのね、はあ…」
女性はため息をつくとこちらを見て言った、
「ここは幻想郷、あなたがいた世界とは違う世界よ。」
「………は?」
(いやいやいや、ちょっと待て。今、僕の聞き間違えでなければ、僕のいた世界と違うと言ったか?僕のいた世界……)
そこまで考えて気付いた。
「僕のいた世界って何だ?」
少年は自分の名前以外の事を全て忘れていた
「あら、記憶がないのかしら?もしかしてここにつれてくるときになにかがあって…」
そこまで聞いて話をとめてしまった
「え?つれてきた?」
僕は思わず聞いてしまった
「そうよ、あなたをここにつれてきたのは私よ。能力を使ってね。」
「つれてきたって、何で?それに能力って?」
「はいはい、質問は一つずつね?まず、なんであなたをここにつれてきたかって言うと、ただの暇潰しね。」
「暇潰しって…」
「話をとめないの、それで能力っていうのは私の力ね。具体的には境界を操る程度の能力ね。」
色々わけのわからない話が多くて頭が痛くなりそうだったが、とりあえず話を進めることにした。
「ひとまず分かりました。」
「物分かりのいい子は好きよ。」
正直この人に言われても嬉しくないのだが
「はあ、それでこれから僕はどうすれば?」
僕はため息をつきながらたずねた。すると、
「さあ?」
「………はい?」
え、ちょっと何でつれてきた本人が考えてないの!?
「さあ?じゃないですよ!」
「でも、私はつれてきただけだし~。」
「じゃあ僕はどうやって生きていけば!?」
「う~~ん…」
女性はしばらく考えると、
「じゃあ、博麗神社に行って見れば?」
「博麗神社?」
「そう。そこには私の知り合いがいるから力になってくれるはずよ。」
「はあ、分かりましたよ。その博麗神社っていうところに行けばいいんですね?」
「そうそう!」
女性は笑いながら頷いた。
「で、どこにあるんですか?博麗神社は?」
「そうね、お詫びにそこまでつれていってあげるわ。」そう言うと、女性のそばに、スキマができた。
「さあ、ここに入って。」
僕は、スキマの中に入った。するとつぎの瞬間目の前に神社が現れた。
「ほんとに来れた…。」
僕が驚いていると、
「疑っていたのかしら?」
女性もスキマを通って現れた。
「ええ、まあ。」
「正直ね、まあいいわ、ここに博麗の巫女がいるから彼女に聞いてちょうだい。」
「あなたは来ないんですか?」
「ええ、彼女、私が来るとあまりいい顔しないから。」
(さっき、知り合いって言ってたような…)
「だからあなたとはここでお別れね。」
「ちょっと待ってください。」
「何かしら?」
僕は最後に聞きたいことがあった
「あなたの名前は?」
女性はふっと笑うと、「私は紫、八雲紫よ。あなたは?」
「僕は、剣優介です。」
「そう、覚えておくわ。」
そう言うと、八雲紫はスキマの奥に消えたのだった。
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