異世界は現実だ!
空中戦で疲労なのだ!
第三章
第40話、空中戦で疲労なのだ!
僕は空を飛びながらファイヤーボム、ファイヤージャベリンを飛ばす。ガガさんは飛んで来る様子は全くみられず攻撃を受け続けている。
しかし、
「若僧!そんなに飛んでわしが怖いのか?それにこんな飛び礫、わしに効くとでも思っとるのか!」
「いや効くとは思ってません。これも時間の問題でしょう。僕は魔力切れでもう落ちる。でもガガさんも確実にダメージは蓄積され続けている!もうかなりきついんではありませんか?僕があなたの攻撃を受けながら少しずつですがサンダーで電気を流していた。それの影響で体が痺れて痛いのではありませんか?」
そう言いながら魔法を打ち続ける。僕の魔力はもうない。あと一分ぐらいで決着はつくだろう。シチホダの時も辛かったがこの戦いも辛い。いや、この戦いの方が辛いかもしれない。
そしておよそ三十秒後、魔力が切れ落ちていく。落ちる前、ガガさんも倒れているのが確認できた。勝ったんだ。そう思った……ドン!!!!!!!!!
「グハァ!」
叩かれた。それはまぎれもないガガさんが振った杖だった。腹にあたり地面に打ち付けられる。痛い痛い痛い痛い痛いーー!!!!僕は砂の中でうっすらと人影が見え、気を失った。
声が聞こえる。あの時と同じだ。僕は負けたのか。ガガさんに……。
「これで大丈夫ですよ!ですがガガさん!あまり遊ばないでください!まじでこの子、死にそうだったんですからね!調子に乗らない!あと、〜〜……。」
何日眠っただろうか。僕は静かに目を開ける。そこは見たことのある屋根だった。そして首を右に傾けると、
「おお!起きたかの?わしのことは覚えてるかの?」
「……あ、ガガさん、ぼ、ぼくは?」
「まあわしに負けて死にかけたってところじゃな!」
「そ、そうですよね。」
声がかすれている。体は起き上がらない。手を動かそうと思ったが無理だった。
「まだ無理に起き上がっちゃダメじゃぞ!今まで受けたダメージが蓄積しとったようでな。それも今治療してやってるのじゃ。あきらは強魔族と戦ったんだろう?その時の傷だろうの?ヒールなんかの回復魔法は魔法で無理矢理体の修復力を高める魔法じゃ。見た目も体力的にも回復したと思ってしまうが、ちゃんと疲労は蓄積されておる。だからあんまりにもヒールを使って疲労を蓄積したままだと死ぬからの。あきらはその状況の中でかなり危ない状況だったのじゃ。じゃから全部疲労を取り消す魔法をかけてある。じゃから無理に手を動かすなよ!あと二日は安静にしてなさい。」
「あと二日、ですか?」
「あんまり喋らない!治るのがもっと遅くなるぞ!」
そうガガさんが言っていると一人がドアから入ってきた。ずっと上を向いて寝ているのでよくわからないが若い男性だ。
「起きましたか?良かった。目を覚まさなかったらどうしようとか思っちゃいましたよ!ああ、その格好だと僕の顔見えませんよね。」
そういうと、僕の顔の上に男性が顔を出した。
「はじめまして。僕は帝国で回復治療部隊に所属しているアバットと申します。ガガさんとは長い付き合いで、一応この町の緊急時の対応兵士です。よろしくお願いします!」
若い男性アバットさんはにこやかに自己紹介した。
第40話、空中戦で疲労なのだ!
僕は空を飛びながらファイヤーボム、ファイヤージャベリンを飛ばす。ガガさんは飛んで来る様子は全くみられず攻撃を受け続けている。
しかし、
「若僧!そんなに飛んでわしが怖いのか?それにこんな飛び礫、わしに効くとでも思っとるのか!」
「いや効くとは思ってません。これも時間の問題でしょう。僕は魔力切れでもう落ちる。でもガガさんも確実にダメージは蓄積され続けている!もうかなりきついんではありませんか?僕があなたの攻撃を受けながら少しずつですがサンダーで電気を流していた。それの影響で体が痺れて痛いのではありませんか?」
そう言いながら魔法を打ち続ける。僕の魔力はもうない。あと一分ぐらいで決着はつくだろう。シチホダの時も辛かったがこの戦いも辛い。いや、この戦いの方が辛いかもしれない。
そしておよそ三十秒後、魔力が切れ落ちていく。落ちる前、ガガさんも倒れているのが確認できた。勝ったんだ。そう思った……ドン!!!!!!!!!
「グハァ!」
叩かれた。それはまぎれもないガガさんが振った杖だった。腹にあたり地面に打ち付けられる。痛い痛い痛い痛い痛いーー!!!!僕は砂の中でうっすらと人影が見え、気を失った。
声が聞こえる。あの時と同じだ。僕は負けたのか。ガガさんに……。
「これで大丈夫ですよ!ですがガガさん!あまり遊ばないでください!まじでこの子、死にそうだったんですからね!調子に乗らない!あと、〜〜……。」
何日眠っただろうか。僕は静かに目を開ける。そこは見たことのある屋根だった。そして首を右に傾けると、
「おお!起きたかの?わしのことは覚えてるかの?」
「……あ、ガガさん、ぼ、ぼくは?」
「まあわしに負けて死にかけたってところじゃな!」
「そ、そうですよね。」
声がかすれている。体は起き上がらない。手を動かそうと思ったが無理だった。
「まだ無理に起き上がっちゃダメじゃぞ!今まで受けたダメージが蓄積しとったようでな。それも今治療してやってるのじゃ。あきらは強魔族と戦ったんだろう?その時の傷だろうの?ヒールなんかの回復魔法は魔法で無理矢理体の修復力を高める魔法じゃ。見た目も体力的にも回復したと思ってしまうが、ちゃんと疲労は蓄積されておる。だからあんまりにもヒールを使って疲労を蓄積したままだと死ぬからの。あきらはその状況の中でかなり危ない状況だったのじゃ。じゃから全部疲労を取り消す魔法をかけてある。じゃから無理に手を動かすなよ!あと二日は安静にしてなさい。」
「あと二日、ですか?」
「あんまり喋らない!治るのがもっと遅くなるぞ!」
そうガガさんが言っていると一人がドアから入ってきた。ずっと上を向いて寝ているのでよくわからないが若い男性だ。
「起きましたか?良かった。目を覚まさなかったらどうしようとか思っちゃいましたよ!ああ、その格好だと僕の顔見えませんよね。」
そういうと、僕の顔の上に男性が顔を出した。
「はじめまして。僕は帝国で回復治療部隊に所属しているアバットと申します。ガガさんとは長い付き合いで、一応この町の緊急時の対応兵士です。よろしくお願いします!」
若い男性アバットさんはにこやかに自己紹介した。
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