異世界は現実だ!

竹華 彗美

コートを買ってゲートなのだ!

 第一章
 
 第11話


 
 異世界に来てから二週間が経った。(最初のニ日は置いといてこの世界にも時計はある。この砂漠国は常時白夜状態だが、他の地方では夜もあるらしい。)
 僕は上書きをしに行った日の次の日からサボテン狩りに明け暮れていた。その理由としてはレベル上げ、金儲けの為だ。ミニライトも常時明るいこの砂漠の中、使って魔力が回復したらまた使う。という行為を繰り返していた。(魔力は一回復するのに大体十分ぐらいだ。)その行為のおかげからか一週間で金は銀貨百四十枚(十四万円)、総合レベルは五レベまで上がっていた。細かいことを言えばマジックキャスターは四、植物採集士は七まで上がっていた。ミニライトなどの魔法は十がマックスレベルのようだ。レベルマックスでミニライトは魔力一で発動し、十分もつ。
 そして昨日銀貨四十枚を使って靴、ズボン、下着、を新調した。そして、一番は魔法効果がついたコートを買った。その魔法効果はあらゆる気温でも丁度いい衣服気候を保ってくれる黒いコートだ。襟の部分は白い。中古だったが状態が良かったので銀貨八十枚で買った。お陰で砂漠のこんな暑い中でも丁度いい温度に保ってくれた。汗もかかないので、いつもより歩いてサボテンをとってもそんなに疲れなかった。魔法効果ってすごい。

 今のプロフィールはこんな感じだ。

名前 かわごえ あきら
年齢 15歳
性別 男
種族 人間
金 ニ万リバー
レベル 5 lv        
 職業 植物採集士 7 lv
    川づくり職人 1lv
    マジックキャスター 4 lv
         ミニライト10lv(MAX)
                 ゲート 1lv
体力150
武力 5
魔力45
防御力 3
素早さ 3
かしこさ 12
称号 嘘つき フードファイター サボテンハンター
ギルド なし
恩恵 なし
奴隷 なし

装備
上 コート 魔法効果付き(気温適応)
 普通のTシャツ
下  普通の長ズボン
靴 運動靴

 こうみてみるとまだまだだがなんとなくいい感じだ。

 そういえば生活魔法をひとつ覚えたんだった。それは"ゲート"あらかじめマークをつけておけばそこにいつでも転移できるのだ。(勿論、魔力があればだが)昨日覚えたばかりだが、兵舎の扉の横に魔法でマークしておいた。      
 ゲートは一回の移動で十 魔力を消費する。
 だからどれだけ遠くの場所に行っても兵舎の扉の横に転移できるので帰りは楽チンだ。マークは自分自信でしか解除できないから安心だし。

 今日もサボテンを四時間ほどで八個取って来た。体力が増えたのである程度走っても疲れない。だから効率もよくなってきたようだ。やっと異世界人入門ぐらいになったかなぁ。



   

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