白の塔の歌姫と黒の塔の檻姫

幸せを願う道化師

第5幕「最後の結末」

クラリスはアイネの部屋に行くと、アイネはうさぎのように飛び跳ねて来た。
「クラリスが来てくれるなんて私とっても嬉しいは!!でも、クラリスが来るなんて珍しいこともあるのね」といいながらアイネはクラリスの手を握りニコニコ笑っていた。
「えぇ、ちょっとね」といいアイネの目の前に小さな小瓶を取り出し何かをかけた。それをかけられた瞬間に、アイネはそこで倒れてしまった。

アイネが目を覚ますと、そこにはもう1人のアイネがいた。
「私…もしかしてクラリス?」と恐る恐る聞くともう1人のアイネが笑いながら言った。
「だって、アイネが悪いんじゃない。私というものがいるのに他の男の元に行ってしまうなんて…でも…


『大丈夫その夢から覚ましたあげる』」
言い終わると、階段から音がした。ひとつまたひとつと登る音がする。そこにはアイネが恋焦がれる男の姿。どうやら、男にはアイネが見えてないようだ。アイネは叫んだ何度も叫んだしかし、その声は聞こえなかった。男はもう1人のアイネ(クラリス)と仲良く話してるうち、アイネに背を向け窓を見てるともう1人のアイネ(クラリス)が男の背にありったけの力で男を押した。男は声にならない声で叫び、奇妙な音が塔の下に響いた。
「イヤァァァア…」アイネは叫んだ。アイネはあいねではなくなったように泣き崩れた。クラリスは元に戻りアイネの頬に手をやるがアイネはその手を払い睨みつけた。
「いや、どうしてそんな顔をするの私は…私は…」クラリスはその行動に頭をおかしくしブツブツと呟くと、「そうだ…」と言い始めハサミを持ってきた。
「あの男を見た目がいけないのよねなら……」
    


私がなくしてあげる


といい、目にハサミを刺した。何度も何度も刺した。
アイネから悲鳴しか聞こえなくなった。
「そんな汚い声じゃだめよ。アイネは綺麗な声なんだからあの声で私に話しかけて、歌ってよ…なんでねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ」と言ってもアイネは何も答えてくれない。

「それならいいは、アイネがずっとずっと私だけのものにするだけ…」といいドアを閉めた。


むかしむかしある所に黒の塔と白い塔がありました。白い塔にはもう誰もいません。黒の塔には二人の姫がいた。一人の姫は泣きながら歌うだけ、もう1人は笑その姫に近くにいるだけ。
誰かがこう言う「あぁ、可哀想に、織姫のためにまだ歌姫は歌い続けているのかと」


END

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