喫茶店プルタブ

ふくちゃん

某レンタルDVD店のUFOキャッチャーの取りにくさは異常



サンドウィッチとサンドイッチの違いは何でしょうかね。
単純に言い方だけですかね?わかりませんが。
とりあえずここではサンドウィッチと表記しましょう。

カランカラン(迫真)


「っしゃぁいっ!」
「仮に居酒屋風に言うとしてもマスターである私が言うセリフです」
「おう!それはすまないな!」
「このくだりは毎回やる感じですかね?」
「もちろん!」
「だとしたら、くだりというより挨拶に近いのかもしれませんね」
「まぁんなことどうでもいいから『今日のサンド』くれよ」
「台本があるように進めていますね。いいですよ」


今私と話している人は最近よく来る常連さんです。
多い日で週9で来てくれています。
1日に2回来る日がある時はだいたいトイレを借りに来ます。
この常連さんが言う『今日のサンド』とは、私が今日食べたい具材を入れる。それだけです。
これはまかない感が強い裏メニューのような感じです。


「今日はレタスが安く手に入りましたので多めです」
「おうおう、それはありがたい」
「代わりにトマトが高かったので無しです」
「ぅぇ!レタスあったらトマト欲しいぜぇ?」
「嘘です。ちゃんと入れておきますよ」
「なんだよぉ…感謝だぜマスター」


材料はスタンダードです。
パン(今回は小麦の角食)
レタス8枚(今回は多め)
トマト大1個
ベーコン3枚
スクランブルエッグ(卵大1個分)
マスタード適量
マヨネーズ適量

作り方も簡単です。
パンは少し焼き目を付ける程度に焼き、レタスはちぎって洗い水気を拭き取り、トマトは輪切りに、ベーコンはパリパリになるまで焼き(油は使いません)、スクランブルエッグは…作ります。
後は材料を重ねるだけです。
下からマヨネーズを少し塗ったパンを置き、レタス、トマト、レタス、ベーコン、レタス、スクランブルエッグ、レタス、レタス、レタス、レタス、レタス、マスタードとマヨネーズを混ぜたものを少し塗ったパンで挟んで完成です。
余った食材は他の料理に使います。


「どうぞ」
「さんくすけーさんきゅ…最後レタス詰めすぎじゃないか?」
「気のせいだと思いますよ」
「まぁいいけどな!いただくよ!」


咀嚼そしゃくシーンは想像してください

「ごちさま!」
「おそますでした。食後のコーヒーどうぞ」
「お、さんきすさんきす」
「今日はパナマ産です」
「パナマか……よくわかんねぇや!」
「実際私もわからないのも事実ですがね」
「なんだと?!喫茶店のマスターがコーヒーそんなにこだわらないのって変だな?!」
「どこかに台本でも隠し持っているのですか?私がこだわっているのは茶碗蒸しだけですからね」
「いつも豆とかどう買ってんの?」
「知り合いが買ってきてくれます」
「いろんな種類を?」
「いろんな種類です」
「すげぇ知り合いだよな」
「とても優しい人ですよ」
「そういやこの間言ってた新作どうなった?」
「あぁ、ホンオフェですか?あれはやめました」
「やっぱ?あんなん食えたもんじゃねぇよ」
「それ以前に臭すぎです」
「なんかカッコよくカタカナの料理を増やそうとしたのが間違いだったな!」
「提案したのはあなたですよ…」
「ん?そうだっけ?」
「はい『マスターさ、もう少しカタカナのおしゃれな料理増やしなよ!これなんかどうよ!ホンオフェ!なんかフカヒレみたいでよくね?』と」
「鮮明に覚えられてるな」


この常連さんとよく新メニューを作ろうとはするのですが、いかんせん上手く作れません。
というよりは、上手うまく作れないというより全く美味うまく作れないものばかり提案しますからね。困ったものですよ


「お、時間だ。マスター!俺帰るわ!」
「わかりました。またのご来店を」
「相変わらず冷めてるねぇ!初めて来た時よりだいぶ冷めてるねぇ!」
「すいません。これが普通です」
「デフォルトがそれだとなぁ……わかった!」
「どうかしました?」
「次回来た時ボケまくってくれ!」
「?というと?」
「ほどほどにふざけりゃいいんだよ」
「ほどほどですか…わかりました」
「約束だぜ!じゃあ俺行くわ」
「いってらっしゃいませ」


ボケ……ですか。

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