215話 雨の中の思いやり

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雨の日って、何となくだけど、気分まで落ち込むんだよな。こう、うち沈んだ空気感っていうの？そんな感じ。

･･･それに対して

小鈴「～♪」

鈴はとても楽しそうだ。鼻歌まで歌って･･･まるでピクニックのように。

大和「そんなに楽しいか？」

小鈴「もちろん！おにぃと相合い傘できる時なんて、そうそうないからね！」

大和「そういう問題か？」

小鈴「何よ、おにぃだって本当は、こんな可愛い妹と一緒に出かけられるなんて、とても嬉しいなんて思ってんでしょ？シスコンめ！」

大和「自分で言うか。言ってしまうのか。というかシスコンじゃねぇ！それに、そういうお前はブラコンだろうが！」

小鈴「そうだよ？」

大和「否定しないのかよ･･･調子狂うなぁ、全く･･･。」

ほんと、こいつといると、余計な体力を使う。まぁ、楽しいからいいけどさ。

そんなことを思いながら雑談していると、割と早く商店街に着いた。

大和「えっと、八百屋は･･･あったあった。」

八百屋のおっちゃん「へいらっしゃい！･･･って、なんだ大和か。」

大和「なんだとはなんだよ。俺だって客だぞ？」

小鈴「こんにちは、おじさん！」

おっちゃん「おー鈴ちゃん！久しぶりだな！元気にしてたか！」

小鈴「元気元気！おじさんは？」

おっちゃん「もちろん元気だ！はっはっは！」

大和「何この待遇の差。」

八百屋のおばちゃん「ごめんねぇ、大和くん。この人、若い女の人に目がないから･･･全く。しっかりしてくださいな。」ﾍﾞｼｯ

おっちゃん「いっ･･･！？何すんだ！？」

おばちゃん「小鈴ちゃんに気を取られてないで、商売しなさいな！」
　
おっちゃん「わーってるよ･･･で、今日は何を買うんだ？」

俺たちは早々に八百屋での買い物を済ませ、おっちゃんの声を背中に受けながら商店街を出た。

紙袋･･･といっても持ちて付きのやつな。それを仲良く2人で持つ。今日が特別という訳ではなく、いつもの光景だ。

･･･と、あれは･･･。

大和「鈴、場所を入れ替えろ。」

小鈴「へ？」

大和「いいから。」

さっきまで(俺が塀側)と反対に、俺が道路側になった。･･･そしてそのすぐあと。

車が横を通り過ぎ、道路にあった水たまりの水が、もろ俺にかかった。

大和「っひゃ～･･･鈴、大丈夫か？」

小鈴「う、うん･･･私は大丈夫だけど･･･おにぃ、こうなることが分かってて位置を･･･。」

大和「や、たまたまだよ、たまたま。さて、はよ帰るぞ。このままだと風邪ひくし。」

小鈴「あ、うん･･･その、おにぃ」

大和「ん？」

小鈴「･･･ありがとう。」ﾎﾞｿｯ

大和「･･･おう。」

俺たちは走って家に向かった。相合い傘で、仲良く2人で。





･･･何となくわかってたけど、帰って母さんに怒鳴られた。でしょうね。

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コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆

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・ミラル　ムカデさん
「傍から見ると仲のいい兄妹だよね？
鈴ちゃん大和の風呂はいってる写真いる？？
もしくは授業中居眠りしてる写真」

→小鈴「いるいるいりますっ！おにぃのお風呂･･･！！」

大和「いったいどこから撮ってんだ･･･？もうやだ･･･。」

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・颯★改さん
「よし大和、俺と格ゲーで勝負だ！
俺が勝ったら小鈴とツイスターゲームをやってもらうぞ！」

→大和「･･･ツイスターゲームやりたくないし、棄権しようかな･･･。」

小鈴「お・に・ぃ？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

大和「･･･格ゲーやりましょう、はい。」

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・澪燈さん
「どうでもいい報告ですが
なんかこう…ハートフルな物語を書こうかなと思いますよ
ちらっと登場させてもらっていいでしょうか
なんかハーレムだなぁあの男死ねばいいのにって感じで」

→おお、頑張ってください！
前にも誰かに言った気がしますが、抽象的(要は名前とかを出さない)な登場でしたら大丈夫ですよ！

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・紅龍/せきりゅう さん
「ねぇ、大和、、
おれ少し引いたことあるんだけど、

ベッドの下に隠されてた女物のパンツと、妹モノの18禁の本。。
もしかしてだけどさ、そのパンツって、、いや、信じてるよ？だけどね、
大和が匂い嗅いでるのみてたし、やっぱり、こういうのは報告した方が、

ごめん、大和。
大丈夫？
鈴ちゃんには言っておいたから、頑張ってね」

→大和「･･･ミラルさんもそうだけど、あんたらどっから見てるの？プライバシーなんてなかったんや･･･。」

小鈴「おにぃを発見。ぶっ飛ばします。」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

大和「本当にごめん謝るから許してぇぇぇ！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

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映画のネタを使ったら著作権引っかかるのかなと思い、使いたかったけど使わなかった作者です。

ただ、それだけです。以上。

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