202話 BでGな勘違い

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雫「えっと･･･そ、その･･･」

大和「･･･。」

雫「それは･･･えっと･･･そ、そう！お父さん！お父さんの奴なんだ！こ、困っちゃうよほんと～」

大和「･･･俺の写真もか？」

雫「そ、そうです！私のじゃありません！」

大和「じゃあ気味が悪いから捨てていいか？」

雫「え、それはちょっと･･･。」

大和「なんでだ？お前のじゃないんだろ？」

雫「そ、そうです･･･けど･･･。」

大和「じゃあいいだろ。」

雫「うぅ･･･ごめんなさい、どっちも私のです･･･。」ｼｭﾝ…

大和「･･･そうか。」

雫「･･･引きましたよね･･･嫌いになりましたよね･･･。」

雫は涙目でそう言ってきた。･･･意地悪いじわるがすぎたか。

大和「嫌いになるわけないだろ？」

雫「え？」

大和「俺の好きな人が、俺の写真を持ってたんだぞ？それも大量に。嫌いになるわけないだろうが。」

雫「大和くん･･･。」

大和「でも本はどうにかしような。」

雫「やめてください！私の！私の大事なコレクションなんです！」

大和「○ロ本コレクションしてるとか、もうわけわかめだよ！お腹いっぱいだよ！」

つくづく残念な奴･･･今更かも知れんが、見た目との ギャップがスゴすぎなんだよなぁ･･･。

雫「でしたら何冊か譲りますから！ですから処分だけは！」

大和「要らねぇよ！んなもん持ってたら、理子と妹に何言われっかわかんねぇよ！」

雫「興味はあるんですね？」

大和「ねぇよ！」

雫「え･･･もしかして大和くん、B」

大和「違うからね！？あらぬ噂を立てようとするんじゃねぇ！」

雫「･･･ならよかったです。」ﾆｺｯ

･･･くそ、なんでドキッとしちまうんだかなぁ･･･。守りたい、この笑顔。

雫「ちなみに、大和くんは百合についてどう思います？」

大和「百合？まぁ、キレイだよな。」

雫「最高ですよね！百合！」

大和「まぁ、小さくて可愛いし、いいよな、百合は。」

雫「え？」

大和「え？」

あれ、なんかおかしい事言った？

雫「･･･あぁ、大和くん。百合の花の事じゃないですよ。」

大和「あ、違うの？」

雫「私が言ってる百合は、GLです。」

大和「そっちかよ！！」

雫「はいっ！」ﾆｺｯ

･･･前言撤回ぜんげんてっかい。殴りたい、この笑顔。

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この後、俺と雫は下で呼ばれ、1階に降りた。

昼飯は豪華で、こんなにいいの？という感じだった。

その後はだべったり、遊んだりして、今は午後2時。

2時半から雫のほうが予定があるため、この時間に帰ることになった。

大和「それじゃ、またな。」

雫「はい！また来てくださいね！」

雫母「いつでも来てちょうだいね。待ってるわ。」

大和「ありがとうございます。それでは、お邪魔しました。」ｶﾞﾗｶﾗ

俺は玄関から出て、そして門から出ようとした時、

雫「大和くん！」

大和「ん？」

雫に呼ばれ、後ろを向いた。･･･次の瞬間。

チュッ

雫「ん･･･。」

大和「･･･！？！？」

いきなりでめちゃくちゃ驚いた。

数秒後、離れて直ぐに、恥ずかしそうに玄関に行ってしまった。

大和「･･･恥ずかしいならやらなきゃいいのに。」

そう言いながらも、内心とても嬉しかった俺なのであった。

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コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆

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・ミラル　ムカデさん
「雫さん……期待した僕がバカだった……
大和をとりま真っ逆さまにして埋めよ……」

→大和「なんで！？なんで俺なの！？」

雫「勝手に開けた罰ですね。」

大和「ちきしょーめぇ！」

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・ノベルバユーザー1147714さん
「よし！雫！襲え！
その方が面白そうだからﾆﾔﾆﾔ」

→下の文は、１回本編で入れようとして、なんか違うなと思い、やめたものです。

雫「お、女の子だって狼なんですよ！大和くんを襲っちゃいます！えーいっ！」ｶﾞﾊﾞｯ

大和「よっと。」ｶﾞｼｯ 　ｶﾞﾊﾞｯ

雫「あ･･･」

大和「覚悟はいいな？」ﾜﾅﾜﾅ

雫「や、優しく･･･」

コチョ コチョ コチョ

雫「や、あ、あははははっ！やめやめ、くるし、やはははっ！ひーっ！ひーっ！あははははっ！も、もうやめ、にゃはははっ！」

大和「参ったかコノヤロウ」

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