女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
158話 大和は駆けるよどこまでも
俺は逃げ続ける愛奈を追いかけた。
野を超え山を超え、どこまでも。ある時には、愛奈が150ccのバイクに跨り逃走しだしたため、俺は足に「熱〇ホバー〇ンジン」なるものを足に装着し、一時は追い抜いた。
・・・ま、全部嘘なんだけどね?
俺は普通に愛奈を追いかけ、愛奈が屋上へ行こうとしたが、屋上への鍵が開いていなかったため、そこで捕まえた。
愛奈「・・・離して。」グググ
大和「いやさ・・・なんで逃げるんだよ?俺、お前に何かしたか?」
愛奈「・・・自覚がないなんて、どうかしてる。」
大和「自覚?なんのだよ?」
愛奈「・・・。」ハァ…
愛奈は深くため息をつき、こういった。
愛奈「あなたは、自分の命を捨てようとした。自ら、苦しい道を選んだ。・・・それが、許せない。」
大和「・・・は?」
愛奈「あなたが私を助けなければ、あなたは刺されずにすんだ。苦しまずにすんだ。・・・なのに。」
あなたは、わざわざ苦しい道を選んだ。と、愛奈は続けた。
大和「・・・。」
愛奈「・・・あなたは、卑怯者。優しくて、ヘタレで・・・。その辺は分かってる。」
大和「おい待て、ヘタレってなんだ。」
愛奈「・・・でも、どう考えても、あなたがわざわざ苦しい道を選ぶ理由にはならない。・・・だから、あなたは、親切を売りつける卑怯者。」
俺の問いにはスルーかよ・・・。
そう思いつつも、俺はちゃんと考えていた。
美由紀然り、姉ちゃん然り、俺の周りでは、色んな人が死んでいった。・・・俺の目の前で。
だから、もう失いたくない。絶対に、誰も。・・・でも、その事を伝えてもいいのだろうか。
それを伝えてしまうと、自分の中の何かが崩れてしまう気がする。
愛奈「・・・なんで助けたの?」ジリッ
大和「っ・・・なんとなくだよ。」
愛奈「違う。あなたは嘘をつく時、少しだけ目をそらす傾向にある。」
大和「・・・お見通し、か?」ハァ
俺は、観念した。このままだと、めんどくさくなる一方だからな・・・。しゃあない。
俺はその理由を説明した。
大和「・・・ということなんだ。分かってくれたか?」
愛奈「・・・・・・なさい。」
大和「え?」
愛奈「ごめん、なさい・・・あなたが、そんな目にあっていたなんて、知らなかった・・・!」ポロポロ
大和「言ってなかったからな。当然っちゃ当然だ。」
愛奈「・・・私、色々失礼なことを言ってしまった・・・。」グスッ
大和「いいっての。このこと、あんま色んな人に知られたくねぇからさ。言わなかった俺が悪い。」
愛奈「・・・それなら、何か私に罰を与えて。メイドでも、奴隷でもなんでもいい。」
大和「いや、いいって。」
・・・一瞬、愛奈のメイド姿を想像してしまったのは、俺のせいじゃない。
愛奈「・・・。」ジーッ…
大和「・・・・・・・・・あぁもう!分かったよ!」
愛奈「それじゃ、命令を。」
大和「・・・あぁ。」
俺は、愛奈にこういった。
大和「これからは、ボディーガードではなく、ハレム同好会の一員として、俺たちと活動すること。・・・いいな?」
愛奈「・・・それでいいの?なんなら、〇〇〇をあげてもいい。」
大和「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いや、大丈夫だ。大事にしなさい。」
愛奈「・・・けっこう悩んだ?」
大和「そりゃあ、まぁ・・・。」
俺だって、男だし・・・しゃあないしゃあない。
大和「とりあえず、それだから。・・・いいな?守らなくちゃとか、変な気を起こすなよ?」
俺が守ってやる、とは言わなかった。・・・なんか、色んな人を敵に回す気がしたからな・・・。
愛奈「・・・うん、うん!ありが、とう・・・!」ボロボロ
大粒の涙が 零れ、足元に小さな水たまりを作った。
それを見て俺は、さらに強く誓った。
・・・絶対に、みんなを守る。俺が、後悔しないように、と。
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
・颯★改さん
「大和君、
女の子を追いかけるにはコレを使いなさい。
ちょっと待ってて・・・
あったあった。
じゃじゃーん!
「熱〇ホバー〇ンジン」!(ダミ声)
黒い〇連星も御用達の逸品!
これを足につければ、明らかに人を超越した速度を身につけることが出来るよ。
今なら友達価格で1万4800円!
これからも颯★改商会を御贔屓に!」
→どうしようか迷ったのですが、あんな感じで登場させてみました。どうですかね? 
あ、今年もよろしくお願いします。
大和「なんか俺のところに請求書が届いてるんだが・・・1万4800円って。作者、お前なんかしr」
・ミラル ムカデさん
「あけましておめでとう!!
大和~ハーレム増やすなよー今年はw
絵の投稿の仕方わからないデーす」
→あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
絵の投稿に関しましては、Twitterで、
「#おんハレ」をつけて投稿してください。詳しくは、150話にてお願いします。
大和「俺、ハーレムなんて築いた覚えないぞ!?」
・アニメ好き不登校さん
「あけましておめでとうございます!
毎秒投稿を!」
→(し)ないです。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
毎秒投稿は無理ですって・・・。
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