女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが
148話 不思議ちゃんと鈍感くん
大和「殺、される・・・?」
愛奈「そう、殺される。または、そこまでいかなくとも、生命の危機に晒される可能性が高い。」
目の前の少女は、たしかに「殺される」といった。でも、誰に?
愛奈「それは分からない。・・・ごめんなさい。」
大和「心を読むな心を。・・・いやまぁ、そこまで分かったら苦労しないよな・・・。」
俺は、どうしたのものか・・・と考え込んだ。
すると、
愛奈「・・・もう1つの理由。」
大和「ん?」
愛奈「あなたに話しかけた、もう1つの理由。」
大和「・・・あぁ、2つあるとか言ってたな。で、もう1つって?」
それを聞くと、田辺さんは何故か深呼吸をした。そして、こういった。
愛奈「私を、ハレム同好会に入れて欲しい。」
・・・は?
大和「え、と・・・なんだって?」 
田辺さんがなんか言ってたけど、きっと聞き間違えだよな・・・うんきっとそうだ。ははは、聞き間違えるなんて、なんてこt
愛奈「言い方を変える・・・ハレム同好会に、入会させて欲しい。」
はい聞き間違えじゃありませんでした。知ってたよ、分かってたよ、えぇ。
大和「・・・なんでまた?」
愛奈「・・・あなたは、いつ危険な目に合うか分からない。だから、私がそばにいる。」
大和「い、いや、大丈夫だよ。自分の身くらい、自分で守るさ。」
そう言うと、田辺さんは目をうるうるとさせた。
愛奈「・・・ダメ?」
うっ、やめてくれそれは。・・・女の子のそういう顔に、俺は弱いんだ・・・。
大和「・・・わかった。理子に聞いてみるよ。」
俺はLimeで、理子に「入会したい人がいるんだが、どうする?」と入れた。・・・その5秒後に既読マークがつき、10秒後に返信が来た。はや・・・。
理子『だwめwでwすwよw』
・・・まぁ、こうなるよな。
俺は分かりきっていた結末に呆れながら、田辺さんのほうを見た。
大和「・・・ダメだとよ。」
愛奈「そう、ですか。なら、無断で入るだけ。」
大和「いや、やめた方がいいって。・・・なんでそんな俺を、守ろうとしてくれるわけ?見ず知らずの人間にさ。」
愛奈「・・・それは。」
田辺さんは一瞬言葉に詰まり、こう言った。
愛奈「・・・あなたに、惹かれたから。先輩として、異性として。・・・今までは、誰かの運命が見えても、見て見ぬふりをしてきた。でも、あなたの死ぬ姿が見えた時すぐに、守らなきゃって思った。」
・・・色々と凄いこと言ってるぞ、この子・・・。
愛奈「私ができるのは、運命を予知するだけ。変える方法もわからない。・・・でも、頑張るから。」
大和「・・・言いたいことはわかった。だが、その言い方だとまるで、告白のようにも聞こえるからな?俺は気にしないけど、他の人とかだったら・・・。」
愛奈「・・・先輩方が言っていたことは、本当だった。あなたの鈍感は、殺人級。」
初対面の人にまで言われた・・・。
愛奈「・・・とにかく。ハレム同好会に入れてもらえないなら、無理にでも入る。絶対に、あなたを殺させない。」
大和「あぁもう、分かったよ。・・・そこまで言うなら、俺も入らせて貰えるよう、説得するよ。」
愛奈「・・・!うん、ありがとう・・・。」
田辺さんは嬉しそうに、はにかんだ。
・・・これで良かったのだろうか?なんか、間違った方向に進ませちゃった気が・・・。
コメント来たので
☆コメント返信のコーナー☆
・颯★改さん
「俺の語彙力の仇!
って感じに刺すんですかねぇ?」
→展開的には、3パターンほど考えています。どれにするかは、まだ決まってませんが。
とりあえず、オッペケテンムッキー(白目)
・ミラル ムカデさん
「語彙力だけに媚びとく??
よりも今から気になる新キャラ
(最近韻しか踏めない大和ぉー)」
→大和「誰か呼んだ?」
作者「来るな触るな近寄るな。」
大和「ちきしょーめぇ!」
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コメント
颯★改
大和・・・死んだら葬式でザオリク唱えまくってあげるから安心して逝け。
アニメ好き不登校
そろそろ毎日投稿して下さいよ❗️
楽しみにしてます