女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

110話 無知なアホゥは愛でましょう




つーぎーのーひ。

ハレム同好会一同「うーん・・・。」

ジェリー「??」

さらに次の日。

ハレム同好会「・・・。」

ジェリー「・・・。」

さーらーに、次の日。

大和「だあぁぁ!決まらねぇ!」

聖菜「どうしよう、どうしよう・・・。」オロオロ

理子「落ち着けまだあわてるような時間じゃない・・・。」ガクブル

雫「zzz・・・。」

奈緒「ふみゅぅ~・・・。」プシューッ…

加奈「大和ぉ・・・。」スピースピー

中守「何する、と言ってもねぇ・・・。」

全く決まりやしなかった。

というかもう、何人か話し合いに参加してねぇし・・・寝ておる。

俺はため息をつきながら、机の上に置かれている「同好会 活動報告書」と書かれた紙を見た。

つっても、ハレム同好会の活動なんて・・・。




・・・ん?ハレム?

大和「そぉぉぉぉだぁ!」ガタッ

雫&加奈「ひゃぁっ!?」パチッ

上記3人を除いた人ら「!?」

全員が俺の方を見る。

雫「な、なんでしょうか?」

加奈「うっせーよ大和ぉ。人が気持ちよく寝てるってのに・・・。」

大和「この大事な時に何してんだお前らは・・・。」

緊張感きんちょうかん皆無かいむである。まことに遺憾いかんであります。

理子「で?なんなの大和?」

おっと、そうだった。

大和「みんな。俺らは重大なことを見落としていた。」

奈緒「ふにゅ?」シューッ…

大和「あぁもう、奈緒、あんま考えるな。すで沸騰ふっとうしてるから。バカを超越ちょうえつして、ダメ人間になってるから。」

奈緒「ば、バカとは何ですか!何なのですか!」プンプン

よし、いつもの調子に戻ったな。(さっきの奈緒の〝ふにゅ?〟で、不覚にもドキッとしてしまった・・・。)

大和「で、だ。加奈、質問です。この同好会はなんて名前でしょう?」

加奈「ハレム同好会だろ?どうしたんだ大和。考え過ぎで頭でもイカれたか?」

大和「何を言う。奈緒でもあるまいし。」

奈緒「なぬっ!?」

大和「もう、話をそらすな。そう。ここはハレム同好会だ。理子、質問です。ハレム同好会は、何をモットーとしているでしょう。」

理子「えっと・・・や、大和とイチャイチャすること?」

大和「違うからね語弊ごへいをうむからやめようか。」

語弊どころか、てきを作りそうだった。

大和「ハレム同好会は、男女がへだてなく仲良くなれるようにする同好会です。」

雫「あぁ・・・そんな設定ありましたね。」

こらそこ、設定とか言わない。

大和「さて奈緒、質問だ。みんながなかよしこよしになるには、まず何をする?」

奈緒「えっと・・・一緒に遊ぶのです。」

大和「そう、一緒に遊ぶ。・・・もう答えは見えてきたんじゃねぇか?」

中守「ま・・・まさか大和くん・・・!」

大和「ふふふ、そうですよ先生。仲良くなれるようにする同好会なのだから、一年中遊んでて何が悪いんですか?」

聖菜「そ、そう・・・だね。なんにも悪くないね!」

大和「そうともよ。・・・それじゃ、アンサーだ。」







大和「俺ら遊ぶ同好会だし?活動が遊びなんですぅー!よっしゃみんな、カラオケでも行こうぜ!テストの終わり祝いだ!」

理子「行こう行こう!」キャッキャッ

聖菜「私も!」

奈緒「私も行くのですー!」

雫「ふふ、楽しそうですね。同行します。」

加奈「もち、行くぜー!」

ジェリー「ご、ごしゅじ、さま、まてくださーい!」

ダダダ・・・。




中守「・・・。」

やぁみんな。置いてかれた先生だよ。・・・まぁ、それはさておき。

みんなはさ、最初っから気づいてたんじゃない?

私も気づいてたんだよね。だけど、何かいい案を考えてくれるかなー、とか思ってた私がバカだったね。

あの子達はきっと、何も知らずに育つだろうね。

でも、それでいいと思ってる。

だって、あの子達に器用なことを求めたって、仕方ないでしょ?

だから私は、先生として、友達としてあの子達を助ける。

・・・ほんと、どうしようもないアホな子達なんだから。



コメついたので
☆コメント返信のコーナー☆

・ミラル ムカデさん
「ko-sukeさんの知り合い?
友達になれるかなー?」

→なれるといいですね(白目)

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