女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

95話 すごい殺気とわんわんお




俺とジェリーは、1時間目が始まるまで質問攻しつもんぜめにあった。

「どこの国から?」や「どうしてここに?」は、まだ可愛かわいいほうで、「うちに来い」だの「ホームステイのうち変えろ」だの言われた時はムカッとした。

まぁ、そういうことを言われる度に、ジェリーが首を横にブンブンとはげしく振って拒否きょひしているのを見た時は、なんか勝った気になったが。

・・・ここまではほんのじょの口。1番辛かったのは、この後だった。

授業中。

何がと言われれば、これが辛かった。

後ろからジェリーのあっつーい視線しせんを感じるわ、横と斜め前(要するに、理子と聖菜)からはするどい目線が飛んでくるわで、もう大変だった。

授業に全く集中出来ず、俺はうなだれるだけだった。




そんなこんなで放課後ほうかご

理子と聖菜はそそくさと同好会に行ってしまった。

掃除そうじを終わらせ、俺は待っていてくれたジェリーと同好会に向かった。

大和「ジェリー、俺は同好会行くけど、お前はどうするんだ?」

ジェリー「わたし、は、ごしゅじんに、ついてくです。」

大和「ん、そか。」

俺とジェリーは遊戯室ゆうぎしつにつき、とびらを開けた。

大和「こんにち・・・」ガチャ

開けた瞬間しゅんかんだった。

ものすごい勢いで扉が開かれ、俺たちは殺気さっき立った目線に囲まれた。

ジェリー「あう、あう・・・。」

ジェリーも震えている。

理子「ヤ・マ・ト・クン?」ゴゴゴ

聖菜「ソノコハ」ゴゴゴ

雫「イッタイ」ゴゴゴ

奈緒「ダレナノデスカァ?」ゴゴゴ

こいつらには言っても問題ないな。

すごい殺気の中、俺は口を開いた。

大和「え、えっと、こいつは・・・。」




大和「・・・というわけなんだ。」

説明はバッサリカット。

俺が説明を終えると、全員(俺、ジェリーを除く)がポカーンと口を開けていた。

やっぱ、こうなるよな。

大和「なんでこうなったのかは、俺もわからん。治し方も。」

理子「うーん・・・なんだかなぁ・・・。」

聖菜「あの犬がねぇ・・・。」

大和「お前らまだ信じてねぇだろ。」

態度たいどからして、見るからに〝私たち疑ってます〟オーラが出ていた。

理子「そりゃあ、ねぇ?」

聖菜「そう簡単かんたんに信じられないよ・・・。」

雫「それに、証拠しょうこもありませんし・・・。」

奈緒「だいたい、犬の特徴とくちょうの耳と尻尾しっぽが見当たらないのですが・・・。」

大和「あぁ、それなら」

俺はジェリーの頭をでた。

すると、

ジェリー「わふぅ・・・♪」ピョコッ ブンブン

耳と尻尾が出てきた。やはり、俺が撫でると出てきちゃうみたいだな。

奈緒「わぁ!」キラキラ

奈緒がキラキラとした目で、ジェリーを見た。

大和「これが犬って証拠しょうこだ。どうだ?」

理子「ん~・・・まぁ、信じるよ。」

聖菜「そうだね。ここまで言われたら・・・。」

雫「信じますよ。」

奈緒「もちろん、信じるのです!信じますから、尻尾もふもふさせてぇーー!!」バッ

ジェリー「!?!?」サッ

奈緒「わぷ!?」ゴン

理子と聖菜は渋々しぶしぶ、雫は普通に信じてくれた。

奈緒に関しては、知らん。勝手にショートコントでもやっとけ。

とまぁ、全員が信じてくれて、助かったぜ。

奈緒「待ってぇーー!」バババ

ジェリー「ピャーッ!?」サササ



☆コメント返信のコーナー☆

・ミラル ムカデさん
「そこはko-sukeさんに任せます!
そろそろ人物紹介を入れてくれたら助かります」

→このコメントがあったので、人物紹介を出しました。コメあざっす!

※これに関してのミラルさんのコメ
「ありがとうございます」

→いえいえ(*⌒▽⌒*)

・ミラル ムカデさん
「読みやすいですよ
家にWi-Fiとか無いんですか?」

通信制限つうしんせいげんかかったときのやつですね。なついです。今度からは気をつけよ・・・。(細かい返信は、コーナーの前にしたので省きます。)

・ベリンガー88さん
「もうちょっとエロ要素があれば良いと思います。」

→ノベルバの規約で、18禁はダメなんですよ。これ以上はキツいです。色々とね。

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