女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

69話 ゲームの中も楽じゃねぇ その4




シュンっ!

瞬間移動しゅんかんいどうでよくありがちな音と共に俺たちは魔王城まおうじょうの前についた。

大和「・・・ついたな。」

理子「・・・だね。」

俺たちが何故なぜうれしくなさそうなのかというと・・・








ゴブリン兵士×2「ギャアァァ!!」

魔王城の門の目の前だったから。




大和「はは・・・まぁ待てよ。話せばわかるって、な?」

俺はそういうが

ゴブリン兵士×2「グゴオォォォ!」

こいつらは殺る気だった。

5人「どちくしょおォォォ!」

俺たちは全速力で逃げ出した。







「だが、囲まれてしまった!」なんてことはなく、無事に逃げ出せた。

大和「はぁ、はぁ、どうして、こうなん、だよ!」

聖菜「しら、ないよ・・・」

理子「どう、しようか・・・これじゃ、入れないよ・・・。」

奈緒「そう・・・ですね・・・」

そのとき

雫「ふふふ・・・」

雫が不敵ふてきみをこぼした。

大和「し、雫?」

とまどいながら、俺は話しかけると、雫はこんなことを言った。





雫「ありますよ・・・簡単かんたん突破とっぱできる方法が。」




ゴブリン兵士×2「グォン・・・」

チャリーン

ゴブリン兵士×2「!?!?」バッ

ゴブリン兵士×2「カネェェェェ!!」ダダダダダ

5人「今じゃあぁぁぁ!」ダダダダダ

ガチャッ!

バタン!

ガチン!

雫「ふぅ・・・作戦成功ってね。」

大和「怖ぇよ・・・魔物業界まものぎょうかいやみを見ちまったよ・・・。」

雫が提案したのは、ゴブリン兵士の近くにお金を落として、そっちに集中させるという技。

しかも、1円。

流石に無理だと思ったのだが、何故か簡単に成功してしまった。

お金の力、おそるべし。

大和「さて、あとは魔王を見つけるだけd」

「大和ぉぉぉぉぉ!!!」

何かがすごい勢いで飛びついてきた。

大和「うおっ!?」

俺はそのまま床に倒れた。

大和「いてて・・・」

「大和!会いたかったぞ、大和!」

大和「なんだ騒々そうぞうしい・・・って」

俺は飛びついてきたやつをよく見た。

大和「・・・やっぱり加奈かよ!」

加奈でした。

中守「大和くん!」

よく見たら奥に中守先生もいるし。

俺の推測は間違まちがってなかったようだった。

すると

妖精「や、やっとおいついた・・・」ゼェゼェ

大和「なんだ、置いていったのに・・・」

妖精「やっぱですか!やっぱ故意ですか!」

妖精が怒ってくるので、とりあえず頭を撫でて落ち着かせた。

妖精「あふ・・・勇者様の手には、リラックス効果でもあるのですか・・・?」

聖菜「あるんじゃない?」

加奈「あるな。」

魔王からのお墨付すみつきももらったところで、俺たちは本題に入った。

大和「加奈。ここからどうやって出るか分かるか?」

加奈「あぁ、一応な。」

理子「やった!」

奈緒「一安心なのです。」

大和「それじゃ早速元の世界n」

妖精「ダメです。」

大和「・・・え?」

妖精が、さっきとはまるで違うオーラを放って言った。

妖精「その魔王を倒してください。」

大和「は?」

妖精「魔王討伐とうばつが、あなた達の義務ぎむでしょう?」

雫「義務って・・・そんな」

妖精「あなた達に倒してもらわないと・・・」

次の瞬間しゅんかん、妖精は信じられないことを言い出した。















妖精「私が魔王になれないでしょう?」





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