女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出来上がっていたんだが

ko-suke

35話 お化け屋敷をつくろ




俺のあだ名が、「般若大和はんにゃやまと」となったあの日。俺はその場のノリで、文化祭のクラス委員となった。

そして、それから3週間しゅうかん。俺は、る時間をしむほどいそがしくなっていた。









11月27日。文化祭まで、残り3日。

俺たちのクラスは、せっせとお化け屋敷の装飾そうしょくと、衣装いしょう作りにはげんでいた。

窓にダンボールを貼って中を暗くしたり、女子達が作ったおばけの衣装の着付きつけをしたりなど、やることはいっぱいだった。

クラス委員となった俺は、いつもメモ帳を片手かたてに作業をしている。でないと、とても作業が回りそうにない。

ちなみにもう1人のクラス委員は、今日風邪かぜで休んでいる。

「大和ー!こっち手伝ってくれ!」

「おう、わかった!」ダダダ

「大和くん!こっちもお願い!」

「あいよ!」ダダダ

「すまん大和。黒のビニール袋と、接着剤せっちゃくざいと、テープ買ってきてもらえるか?」

「わかった」メモメモ

「大和くんごめん!黒と白のリボンと、青の毛糸買ってきて!」

「おけ!」メモメモ

こんな感じが続いている。全く、体が持つかな・・・。

「大和くん!私も買い出し手伝うよ!」

聖菜がそう言ってくれたため、俺は

「頼む!」

そう、言った。













俺と聖菜は、100円ショップに買い出しに来ていた。

「ごめんな、付き合わせて。黒のビニール袋・・・これか。」

「ううん、全然大丈夫だよ。はい、接着剤。」

「そっか、ありがとう。テープっと。」

「・・・ねぇ、大和くん。」

「ん?なんだ?黒と白のリボン・・・と。これか。」

「・・・つらくないの?」

ピタッと商品にびていた俺の手が止まる。

「そんなに、みんなのために突っ走って、つらくないの?私だったら、無理って言っちゃうよ。」

「・・・まぁ、つらくないと言えば、うそになる。」

「ならなんで、無理だって言わないの?」

「・・・言えるわけないだろ?俺が自分から挙手きょしゅしたんだから。それに・・・これくらいの方が皆にたよってもらえてるんだなって思えるしさ。」

「・・・1人じゃ無理があるよ。大和くんの体がこわれちゃうよ・・・。」

「1人じゃねぇよ。理子がいて、聖菜がいて。今日は来てないもう1人のクラス委員もいるし、クラスの皆もいる。・・・1人じゃ、ないさ。」

「・・・お願いだから、無理はしないでね。私、大和くんに何かあったら・・・」

そういう聖菜は、泣きそうになっていた。

「お、おい、泣くことじゃないだろ。ほら、さっさと買い出し済ませるぞ。」

「う、うん。あ、はいこれ、青色の毛糸。」

「お、サンキュ。」












11月29日。俺たちは最終チェックに入っていた。

光はれてないか。衣装は大丈夫か。怖いか。など、いろんな項目こうもくを調べ尽くした。そして、クラス皆が一丸となって作ったお化け屋敷が完成かんせいした。

皆、とても喜んでいた。

俺はみんなに先に帰るよううながした。つかれているだろうからな。

理子と聖菜は少し不満げだったが、先に帰した。あいつらも疲れてるだろうし。

そして、戸締とじまりをしっかりし、帰ろうとした時。





「・・・っ。」

立ちくらみがした。2日前からずっとしている。まぁ、大したことはないだろう。

明日はいよいよ、文化祭当日。


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