夢日記

日々谷紺

地球が飛んでくる

 卑屈げな男(高校~大学生くらい)の両手を押さえつけたり馬乗りになったりしながらくすぐり地獄に合わせている美人(男と同い年~少し年上)。男は復讐のためアルファベット26文字になって美人の全身の肌の上を直に這いずり回りくすぐる。


 病院のような施設。新たに当院にやってきたお偉い先生方(政治家や弁護士風)がここにふさわしい人物か否かを面接する20代の女子とナイスミドル。面接はコントのネタ振りの様な小芝居で、いかにユニークに返せるかが重要。そんな意図はお偉方は当然知らない。

 引き続き病院のような施設。昔ながらの居間的な空間。トイレは箱のような、というよりまんま箱の狭い中に炊飯器が一つあり、そこに用を足せといわれる。頑張って用を済まそうと苦戦している中、外の様子がおかしい。警報がなり、人が慌ただしく動いている気配。

 「これから必ず大勢死ぬ地震が起こる。早く避難しろ。」トイレの箱を開けられる。慌ててズボンを上げつつ外へ出る。玄関の出っ張り屋根の下でしゃがんでいると、成程大変歩けないほど大揺れ。建物からミシミシとヒビの入る音が聞こえ、いつ押しつぶされるかの恐怖を煽る。

 正面の空からいくつも巨大な岩石が飛んできては壁にぶつかる。岩石はすべてまあるく、よくよく見れば地球の模様が入っている。灰色の沢山の地球が代わる代わる飛んできては誰かを壁に叩きつけ破壊する。コチラにも飛んでくるがスローモーションのように見えて難なく避けることができる。

 地震は終わる。建物は無事。玄関の外は地盤が沈下して浸水。灰色の湖がどこまでもひろがっている。お偉方を面接していた女子が半ばはしゃいでその湖に飛び込み、そのまま沈んでいった。かなり深い。消えた彼女に代わって、自分が面接担当を任されることになる。


20170405

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