職業[暗殺者]のヴァイオリニスト

影狼

第1話〜マジかよ〜

突然、俺達の1年1組の平穏な日々は終わりを告げた。
その出来事にみんなは固まっていた。いつもの事をやっていつものように終わる平和で平穏な日々に経験したことないことが起きた。誰だって驚くだろう。
“それ”は複雑な模様の様なものを描き広がった。“それ”が白く光出した頃にみんなは事の重大さに気がついた。


「みんな早く教室から!」


誰かが叫んだ、だが時すでにお寿......遅し。
すでにその光はみんなを包むようになっているのだ逃げられるはずもない。
その光に目が耐えきれずに思わず閉じてしまう。
そして俺達は少しだけ浮く感じがした。
女子が叫んでいる
そして目を開けた時には見たこともない人と見たこともない物があった。そう俺達は平穏な日々から無理やり過酷な環境に飛ばされてしまうだった。



異世界召喚というものによってだ。






やあやあこんにちは。俺の名前は日之影  奏(ひのかげ かなで)だ、そしてプロのヴァイオリニストだ。
俺は幽霊以外のものの現象は基本信じない。何故幽霊を信じるかって?俺は音楽をやっている演奏する時は自分の音や世界に触れる。そこでは様々な事がおきる。
小さい子と一緒に踊ったり妖精がいたりと不思議な感覚があるのだ。だから俺はそれは幽霊くんではないかと信じているだから幽霊は信じる。
だが他はそういう体験がないだから信じてなかった。



だからこそ俺はこの現状にとても驚いている。
そして目の前に座る王冠をした少し目つきが強いオッサン。
意味わからんことを言い出した


「すまないお主たちには魔王を倒してほしい。」


これだ。この現状でよく言えたものだこいつは。
しかもその理由に着いて左にいる眼鏡の少し背の高いやつが言っている。.........某腹黒メガネさんに似てるな。

まあそんなことはどうでもいい今この現状を考えてみろ、いきなり知らないところに来てその説明もなく理不尽に話されても理解出来るやつがいるか?いや、いないね。
だがよく良く観察してる話が分かりそうなやつがいる。


そして数分ぐらいすると皆もこの出来事に理解出来てきたのか一心に話を聞いている。
俺も話は聞くがそれと同時に今ここにいるものを把握する。
そこに座るオッサンと腹黒メガネがいて、騎士みたいな格好をした奴がざっと20人ほど。
あれは魔法使いか?まあローブをした奴が10人ほど、そして王女らしき奴が王の隣に座っている。


まだ俺の脳内は思考速度が追いついていないが、ほとんど見たこともないことなので必死に焼き付けているとこである。


絨毯は赤い色で大きなドアから王のいる椅子?に続いている。まあレッドカーペットだ。
天井も高くてシャンデリアが四つもついている。しかもそれがこの豪華な部屋にマッチしている。


まあ色々と観察しているとさっきまで話していたオッサンと腹黒メガネではない人が俺達の目の前にいた。


「ようこそこの世界へ!勇者候補の方々。分からない事が多いようなのでまずは部屋にご案内致します。そこで説明が書かれたものを置いているのでお読みください」


まさに執事と言えるような優しそうなお爺さんが言った。まあ当然いきなりの事で文句を言おうとした奴らは爺さんの鋭い眼光で黙らされた。
それでした方なく案内された部屋は、まあ人が5人も住めるような広さだった。
そしてリビングの机の上に置いてあった紙に書いてあったのは、まさにファンタジー小説のようだった。


まずはこの世界の名

この世界は“アーキア”と呼ばれるらしい。まあ形は地球と同じようなものだ。
そしてアーキアには6つの種族が存在する。人族、妖精族、魔人族、獣人族、エルフ族、ドワーフ族。
この世界は大陸が5つに分かれているそうだ。


そして俺達を召喚したこの国は5つの大陸のうちの一つ“ダフレ”と呼ばれる所に存在する”サイモス”という国だ。

まあ召喚した理由は魔王を倒してほしい。何か引っかかる気がするが多分気のせいだろう。

俺の心中はマジかよ......ってなってるし

クラスのほかの人は、異世界チート((o(。>ω<。)o))とか帰りたいとか少しホームシックになっている奴が多くいた。まあ何とかなるだろう。





この時の俺は俺達に降りかかる災難があるとも知らずに............。

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