死んでしまったので神様とともに異世界で新しい人生スタートします。

りゅう

ギルド登録















「今日は春斗さんの職を探しに行きましょう。この世界では春斗さんがいた世界と同じような商人や職人などの仕事や冒険家や衛兵と呼ばれる仕事があります。何か職の希望はありますか?」

「冒険家で」

即答だった。だってせっかく異世界に来たんだよ。冒険家になりたいじゃん、まあ、冒険家になっても魔王と戦う気はないが…

「わかりました。ではギルドに行きましょう。私もギルドに行って冒険家の登録をしないといけませんでしたからちょうどいいです」

そう言いながらクレアは僕の手を掴んで宿屋の階段を駆け下りる。

「あっ、お兄さんたちおはようございます。朝食の準備ができてますから食べて行ってください」

「ええ、ありがとう。さっそくいただきます」

クレアはそう返事をして食堂に向かう。朝食はパンとサラダと野菜スープ、すごく健康的な朝食だ。



「さて、じゃあ行きましょうか…」

朝食を食べ終えたクレアがそう言いながら立ち上がる。僕もクレアに続いて立ち上がり2人で宿屋を出た。



「ここがギルドですよ。まずはギルドに登録しましょう」

「はい」

僕は返事をしながらクレアに続いてギルドに入る。

「いらっしゃいませ、本日はどのようなご用件でしょうか?」

僕達がギルドの奥にある受付に行くと受付にいたお姉さんが僕達に尋ねた。

「ギルドへの登録をお願いしたいのですが…」

「登録ですね。わかりました。では職を調べますので私について来てください」

お姉さんがそう言いながら立ち上がり僕達を案内してくれる。

「ではこの結晶に触れてください。これであなた方の職を調べますので…」

お姉さんの指示に従いクレアが結晶に触れた。すると結晶が輝き結晶の上にカードが生成された。そしてみるみるとカードに文字が記される。

「えーと、クリエイター……ユニークジョブですね…すごい、初めて見ました…」

お姉さんが驚きながらカードをクレアに渡す。どうやらそのカードがギルドに登録した印らしい。あとからクレアに聞いた話だがユニークジョブは神のみの職らしい。ジョブによって覚えれる魔法が異なるらしい。ユニークジョブはその持ち主しか使えない魔法を使える。クレアは創造神、職はクリエイターと呼ばれるらしい。

「では次はそちらの方…」

未だ驚きを隠せないお姉さんの指示に従い僕も結晶に触れる。すると先程と同じようにカードが生成された。

「神の使い…嘘……本当に実在するなんて…」

お姉さんが再び驚く。これも後からクレアに聞いた話だが神の使いは神のパートナーとして転生した者にのみ与えられる職らしい。神の使いはレベルを上げるとスキルポイントが貯まり他の人に魔法を教えて貰えればその魔法を覚えることができる。つまり努力すれば全ての魔法が使えるということだ。ただユニークジョブだけは例外で神々から魔法を教えて貰えても劣化版の魔法しか覚えられないらしい。

「まさかユニークジョブと神の使いが同時に現れるなんて……」

「あの、とりあえず2人でパーティー登録してもらえますか?」

驚き続けているお姉さんにクレアが言うとお姉さんがパーティーの登録もしてくれた。

「さて、登録も終わりましたし依頼でも受けてみましょうか」

クレアはそう言いながら僕を連れて人が集まっている場所に向かった。














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