異世界英雄のレイン (旧題:異世界英雄の創造主)
最初で最後の神頼み
レイン視点に戻ります。前回がちょっと急すぎたので変更するかもしれません。(それまでの話も)
あっ、今日中に無属性魔法について変更します。
何が起こっているのか理解出来なかった。いや、理解したくなかった。僕の家族が殺されていること。そして、僕の未熟な力に。
僕はまた過ちを犯した。一度経験したはずなのに。この感情を、絶望を知っているはずなのに。大切な人を失う辛さを知っているはずなのに。なのに、なのに、何故、俺は弱いままでいた!!!!!!!!!!!!
俺は前世での一番記憶に残っているのは何だ、と聞かれたら「大切な人が目の前で殺されたこと」だと、答えるだろう。
俺は■■■を死なせた後、力を求めた。今度大切な人ができた時に守りきるために。できないと分かりながら。
結論はある程度力を得ただろう。大切な人はできなかったが。この時は辛くならなかった。俺の自己満足で力を求めただけだから。
しかし今はどうだろうか。大切な人がたくさんできた。しかし自惚れていた。前世の力をある程度使えたから。
嘘だ。俺は自惚れてなんかいなかった。怖がっていた。俺の力で怖がらしてしまうのではないかと。そのため、俺は自分に仮面をつけた。この世界で赤ちゃんになってから今まで六年間。
その結果がこれだ。悲しみを越えて笑えてしまいそうだ。何のために力を求めていたのか忘れていた。
『俺は大切な人に嫌われていい。大切な人を守れるのなら、嫌われても、裏切られても、殺されてもいい。だから、大切な人を守る力が欲しいーーーーーーーーーーー!!!!』
《一定以上の感情を感知しました。条件を満たしたので隠しスキル:最高神の試練をステータスに表示します》
《隠しスキル:最高神の試練をステータスに表示できたことにより一部の呪いを解除します》
《経験値獲得不可を解除します。解除まで後200秒》
《スキル獲得不可を解除します。解除まで後200秒》
《同時に解除することができませんでした。経験値獲得不可を解除後、スキル獲得不可を解除します》
《称号獲得不可を解除します》
《称号獲得不可は解除されていました》
ーーはっ…?
意味が分からんアナウンスが頭の中に流れた。
どういうことだ?俺がレベル上がらなかったのもスキルが獲得出来なかったのも最高神っていう奴のせいなのか?
うん、最高神。いつか潰す!
今はあの魔族の男を殺す。そのために魔族の男の後ろを盗ろうとするが動けなかった。
《呪いを解除中は動けません》
最高神、今すぐ死ね☆
いや、一度落ち着け。冷静になって相手の動きを観察するんだ。………動けないから、観察もできないじゃないか!!
「やっぱり、虫の子どもは虫だな。一回の攻撃で諦める虫と親が死んで何もしない臆病な虫だ」
魔族の男が喋っていることが聞こえた。
このことを聞いた俺はさっきまでのふざけた感情はなくなっていた。その代わりに心が冷たくなってきた。
「俺はお前らのような未来ある子どもを殺すことは出来ない(笑)。だ~か~ら~、二人殺し合って勝った方は見逃してあげるぞ。俺って優しいな」
また、魔族の男の声が聞こえた。
「俺は悲しいぞ(笑)。こんなに優しい魔族が他にいると思うのか(笑)」
またまた、魔族の男の声が聞こえた。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ーーーーーーーー、ーーーーーーーーーーーー。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
また、ゴミが喋っているが聞こえなかった。否、ゴミの声だけではなく全ての音が聞こえなくなった。
俺の本心がどうでもよくなった、と決めつけた。その証拠に俺の表情は無くなり、心も無くなったと言っていいほど冷たくなっている。
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
頭の中に流れるアナウンスまでも、聞こえなかった。
俺は心の中で嘲笑った。馬鹿な自分に対して。
ーー世界が変われば素晴らしくなる。
そんな訳がないだろう。世界はいつも理不尽で非情だ。魔法があるかないだけで変わる訳がないだろう。そんな物で変わるならどれほど良かったか。
こんなことに気づかない訳がない。気づきながら期待した。ここは地球とは違うと自分を信じさせながら。で、その結果がこれだ。
俺の大切な人を死なせた。同じ過ちを犯した。
けど、まだ終わりじゃない。まだアイリがいる。俺は二度間違った。だから三度目は間違えない。例え、アイリに嫌われても、利用されても、裏切られても、アイリを守りきる。
神様、人生最初で最後の神頼みをします。アイリが幸せになるようにお願いします。
さあ、ゴミの排除を始めようか。
稚拙な文でごめんなさい。
短い文でごめんなさい。
急展開でごめんなさい。
分かりにくくてごめんなさい。
でも、でも、こんな僕の作品を読んでくれるのなら、いいねしてくださ!!!!!!!!
あっ、今日中に無属性魔法について変更します。
何が起こっているのか理解出来なかった。いや、理解したくなかった。僕の家族が殺されていること。そして、僕の未熟な力に。
僕はまた過ちを犯した。一度経験したはずなのに。この感情を、絶望を知っているはずなのに。大切な人を失う辛さを知っているはずなのに。なのに、なのに、何故、俺は弱いままでいた!!!!!!!!!!!!
俺は前世での一番記憶に残っているのは何だ、と聞かれたら「大切な人が目の前で殺されたこと」だと、答えるだろう。
俺は■■■を死なせた後、力を求めた。今度大切な人ができた時に守りきるために。できないと分かりながら。
結論はある程度力を得ただろう。大切な人はできなかったが。この時は辛くならなかった。俺の自己満足で力を求めただけだから。
しかし今はどうだろうか。大切な人がたくさんできた。しかし自惚れていた。前世の力をある程度使えたから。
嘘だ。俺は自惚れてなんかいなかった。怖がっていた。俺の力で怖がらしてしまうのではないかと。そのため、俺は自分に仮面をつけた。この世界で赤ちゃんになってから今まで六年間。
その結果がこれだ。悲しみを越えて笑えてしまいそうだ。何のために力を求めていたのか忘れていた。
『俺は大切な人に嫌われていい。大切な人を守れるのなら、嫌われても、裏切られても、殺されてもいい。だから、大切な人を守る力が欲しいーーーーーーーーーーー!!!!』
《一定以上の感情を感知しました。条件を満たしたので隠しスキル:最高神の試練をステータスに表示します》
《隠しスキル:最高神の試練をステータスに表示できたことにより一部の呪いを解除します》
《経験値獲得不可を解除します。解除まで後200秒》
《スキル獲得不可を解除します。解除まで後200秒》
《同時に解除することができませんでした。経験値獲得不可を解除後、スキル獲得不可を解除します》
《称号獲得不可を解除します》
《称号獲得不可は解除されていました》
ーーはっ…?
意味が分からんアナウンスが頭の中に流れた。
どういうことだ?俺がレベル上がらなかったのもスキルが獲得出来なかったのも最高神っていう奴のせいなのか?
うん、最高神。いつか潰す!
今はあの魔族の男を殺す。そのために魔族の男の後ろを盗ろうとするが動けなかった。
《呪いを解除中は動けません》
最高神、今すぐ死ね☆
いや、一度落ち着け。冷静になって相手の動きを観察するんだ。………動けないから、観察もできないじゃないか!!
「やっぱり、虫の子どもは虫だな。一回の攻撃で諦める虫と親が死んで何もしない臆病な虫だ」
魔族の男が喋っていることが聞こえた。
このことを聞いた俺はさっきまでのふざけた感情はなくなっていた。その代わりに心が冷たくなってきた。
「俺はお前らのような未来ある子どもを殺すことは出来ない(笑)。だ~か~ら~、二人殺し合って勝った方は見逃してあげるぞ。俺って優しいな」
また、魔族の男の声が聞こえた。
「俺は悲しいぞ(笑)。こんなに優しい魔族が他にいると思うのか(笑)」
またまた、魔族の男の声が聞こえた。
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。ーーーーーーーー、ーーーーーーーーーーーー。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
また、ゴミが喋っているが聞こえなかった。否、ゴミの声だけではなく全ての音が聞こえなくなった。
俺の本心がどうでもよくなった、と決めつけた。その証拠に俺の表情は無くなり、心も無くなったと言っていいほど冷たくなっている。
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
《ーーーーーーーーーーーー》
頭の中に流れるアナウンスまでも、聞こえなかった。
俺は心の中で嘲笑った。馬鹿な自分に対して。
ーー世界が変われば素晴らしくなる。
そんな訳がないだろう。世界はいつも理不尽で非情だ。魔法があるかないだけで変わる訳がないだろう。そんな物で変わるならどれほど良かったか。
こんなことに気づかない訳がない。気づきながら期待した。ここは地球とは違うと自分を信じさせながら。で、その結果がこれだ。
俺の大切な人を死なせた。同じ過ちを犯した。
けど、まだ終わりじゃない。まだアイリがいる。俺は二度間違った。だから三度目は間違えない。例え、アイリに嫌われても、利用されても、裏切られても、アイリを守りきる。
神様、人生最初で最後の神頼みをします。アイリが幸せになるようにお願いします。
さあ、ゴミの排除を始めようか。
稚拙な文でごめんなさい。
短い文でごめんなさい。
急展開でごめんなさい。
分かりにくくてごめんなさい。
でも、でも、こんな僕の作品を読んでくれるのなら、いいねしてくださ!!!!!!!!
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