チートな俺の異世界生活

日ノ丸太郎

14.5話 チートな俺の好みの女性

 ゴブリン達の今後はどうなったのか・・・とつい言いたくなってしまう状況な今、唯一その話題に戻せる二人は白く燃え尽きていた。 もはや戻ってこないと悟った高太はフッと静かに笑うのだった。

(好みの女性、女子。 ふむ、まぁ 特にないな
・・・俺を好きなやつで、まぁまぁ可愛くて・・・ふむ、俺らしくないな。 好みか・・・駄目だわからん。 そもそも俺は女と男が、言うなれば人が嫌いだからな基本。 まぁ この世界の女や男なら嫌いではないが、好きでもない・・・そうだな唯一好きというか、二次元のキャラには押しキャラがいたからな、言うならば)

「俺の好みの女は今のところわからん。 だが、清楚でかつ、純粋なやつは恋愛的意味ではないが好きだ」

ルナは両手で口を押さえた。

(清楚? 純粋? ・・・ゴブリンとは真逆だよね、多分)

「まぁ 安心しろ俺の好みなんてものはあってないようなものだ」

「…」

「どうした? ルナ」

「ふふ…わかりました。 清楚でかつ純粋だな? なってみせよう! 清楚でかつ純粋な女に!」

健太の心が一瞬どくんっと動く。 

「お、おおう まぁ 精々頑張ってくれ」

「はい! それじゃあ お父さん、健太様続きをどうぞ」

満面の笑みというものは不思議なもので、どの者に対してもきっと明るい気持ちを伝えてくれる。 いきなり返された話題はいったいどこへいくのか、1日帰って来なくてフユカが少し健太のことを心配してるなんてことはまた、別のお話し。

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