安全地帯〜死すべき者と生きるべき者〜

夜月 綺麗

日常


俺はイヴとの通学時、色んな男子の視線を浴びた。

そりゃあそうだ、、こんな俺の横に学年一の美少女がいるのだから。

道を通るたびまず一回見られる。そしてもう一回、、またまたもう一回、、ううっ、、そんな見ないでーーー!
イヴはどう思ってるんだ??あぁ、、視線には慣れてるか(美少女だから毎回見られるだろうし)。


〜イヴの内心〜


ううっ!!さっきから女子の目が怖い、、、アダム学校内でもイケメンで有名だし、しょうがないけど、、、、いや、まぢで怖い!! まず一回見られる。そしてもう一度。またまたもう一度。そして睨まれる、、、、アダムはどう思ってるんだろう、、まぁ視線には慣れてるか(イケメンだから)。



「あ、あのさ、イヴ!」

「え、、え!?な、なに?」

イヴは驚いていた。

まさか、イヴも、、、


「す、少しは、離れね??」

「だ、、、だね!そだね!」

そうして俺らは距離を開けながら登校した。


そうこうしてるうちに学校の門まで来てしまった。


「倒れてる人は、、いなそうね」

イヴはそういうことをいうが、普通に生徒が門をくぐり校舎へと入っていく。

「みんな何事も無かった感じに校舎入って行くなぁ〜」

俺がそういうとイヴは


「まぁとりあえず教室行こ!!」

イヴは俺の手を引っ張って校門をくぐった。


イヴに手を引っ張られてる時やはり、男子の殺気の視線を感じた。

〜イヴの内心〜

ギャーー女子の殺気怖い!!!


「イヴ!!俺歩けるから!一人で行ける!だから、、その、、手を、、」

俺がそういうとイヴは俺の手を握ってることに気づいたのか


「な!な!なによ!!」

イヴは顔を真っ赤にして俺の頬を


"バチーーン"


校舎内にイヴの平手打ちの音が鳴り響いた。


「な、な、なんでぇぇ!!?」


イヴは怒りながら教室へと向かった。


イテテ、、、あいつ手加減なしでビンタしやがって、、


あちらこちらで俺に対する笑いの声が聞こえてくる。


「  牧野さんと登校するから」

 「慰夢様ー!」

 「慰夢様に殴られるなんて羨ましい」

ん?なんか変なのもいるようだが気にしないでおこう。


俺は頬を手で押さえながら教室へと向かった。

階段を登り、角を曲がると俺の教室だ。何人ぐらい教室にいるんだろーな。

俺はそう思い教室のドアを開けた。


するとイヴが俺の方に来て


「お前なぁ、、、」

俺がさっきのビンタのことを言及しようとした瞬間

「ちょっと、来て」

と俺の腕を引っ張って教室から連れ出された。


「な、な、なんなんだよ!さっきから!」

俺がそういうと


「変なの、、、、」

















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