安全地帯〜死すべき者と生きるべき者〜

夜月 綺麗

貴方は誰?


 「ふぅー、、部屋の中探してもこれだけしか武器になるものがないな、、」

俺とイヴは家中探し武器を集めた。

「アダム君、親はいないの?」
イヴが聞いてくる。

「あぁ、親父は小さい時他界したし、母さんは今遊び呆けてるよ、、」

イヴに俺の家の事情を説明すると

「私も、、私小さい時親に捨てられて、養子で取られたんだ、、」

初聴きだ。まぁこんな状況だし、秘密も何もないか、、

「そうか、そういえばイヴの家におばさんおじさん見なかったけど、安否は大丈夫なのか?」

「それは大丈夫なはず、今海外にいるから」

「おー、それなら平気そうだな」

俺たちは雑談しながら、武器を、身にまといアダムとイヴが外に出た瞬間



      ドドンッ!!
     

アダムの家が崩壊した。


「え、、、?」
アダムは呆然とその場に立ち尽くす。

「アダム君!あれ見て!何か降ってくる!!」

なんだあれ?黄色い、、

一つ二つ、、俺の家へ落ちていく。



「''神の声に従い全ての能力に鉄槌を"」

あれ、、まさか!!


"金の金槌"!!


空中に金色の大きな金槌が出現し、何かに打撃を与えた。

「ね、ねぇ、、どうなってるのこれ?」
イヴは恐る恐る俺に聞いてくる

「わ、分からないけど、、多分、、」


俺がそう言いかける時、俺の目の前に1人の女性が空から降りてきた。

「おっ!やっぱりアダムじゃん!元気そうでなにより!」
この声、このテンションの高い声、、

「やっぱり、、でも、、何で?なんで、、母さんがここにいるんだよ!!いや、それより、なんなんだよ今の!!」

そう、俺の前にいる女性は俺の母さんだ。






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