種族ガチャ

ミラRISE

合宿?⑥

すっ飛ばしてすみません。

閑話



最終日に差し掛かった時知恵が遊矢を自室に呼び出した、警戒していた遊矢は何もしないことを絶対条件にして入室する。
部屋に入ってすぐ目に飛び込ん出来たのは、紫色の生地に紫陽花等が描いて浴衣だった。

「ど、どどど、どうやって作った!」

「作ろうとしたけど難しかったから、持ってきたんだ〜。どう?可愛いでしょ〜」

そのまま着せられ花火と一緒に写真を撮られた。



最終日開式があった広場に行くと結構な人数が集まっていた、そしてとてもジロジロと見られている。

「俺ら何かしたっけか?」

「いや…強いて言うなら、GPが凄いことになってるからじゃないかな?」

『今から重大発表をする!今回の合宿は皆のサバイバルの力を付けると同時に、どれだけ出来るかを調べる為に行った。そしてこれから発表する上位20チームはこの星の民が住む地方への、留学をしてもらう!』

最初はだるそうに聞いていたが、最後には皆揃って最高潮になった。主に陽の様なオタク系が盛り上がった、傍から見たら絶対オタクに見えないよな陽の奴は…。

そして上位6チームまでは
第1は2・5・6のチーム、
第2は1・4のチーム、
第3は1・2のチーム、
第4は5のチーム、
第5は6・7のチーム、
第6は3・4のチームだった。

そして
5位は第3の8のチーム
4位は第5の1のチーム
3位は第4の6のチーム
2位は第4の2のチーム
 
1位第3の5のチームは俺たちだった、多分だがGPで馬鹿みたいに1位を取っていたからだろう。
趣味に生きる人は強いんだな!

合宿はそっけなく終わったが帰り道は今までに無いほど爆睡した。



学校に着く頃には空は黒く染まり、数々の星々が夜の絶景を創り出していた。小さく伸びをして周りを見回すと車は疎か、人が一人もいなかった。生徒はバスの中で爆睡だ教師が居ないので夜中それも3時を回った所だろう…
また寝ようと思いトイレを済ませバスに帰ると、陽がうつらうつらと体を揺らしていた。

意識が明確でない事から寝ぼけているのだろうと思い、膝枕にして自分も眠りについた。

陽視点


合宿の帰り道つい長かったため寝てしまった、息が苦しいだが頭を包み込むような感覚があると思い目を開けようとする。だが上になにか乗っていたため、上に乗っていたものをどかそうと手で押し退けると「あっ」と言う甘い声が聞こえてきた。

この俺、陽はそれだけでだいたい理解する…遊矢の膝枕じゃね!この好機を逃すべきか…否、断じて否だ!この極楽を辞めろだとバカバカしい、人生で10あるかないかを自分から終わらせるなど愚の骨頂。この状況をじっくり楽し…

「グゥゥゥゥゥ」

「おい!お前今起きただろ、二度寝するなよ…お前寝相悪いからくすぐったいんだよ」

「グゥゥゥゥゥ」

「うぅ、もう寝てるし」

いや寝てはいないがこれをどれだけ伸ばせるかが俺の運命を分ける、さてさてそろそろ俺の愚痴を言った罰を与えなくては行けませんね〜。

「あひゃゃ!?くく、ここまで動くのはおかしいひひひ」

体をくねくねさせながら必死に声を噛み殺す。

「起きろ〜、これからホームルーム間外なことして解散するから、寝ている奴らを起こしてやれ!」

俺も流石に寝た振りを続けられないと思いある行動をとる、ラッキースケベ自作自演を装い遊の胸を揉む。だがどうしたことか、膝枕状態じゃどう動けば胸を障れるのだろうか…

いい事思いついたぞ!
手順
・まず頭を少し上げる
・「これは何だ?」と疑問形でといかけ
・両手で鷲掴みにして揉む
・最後に顔を上げて誤り一件落着

これでいこう、思いついたら早速行動だ!
陽は頭に描いた事を実行しようと頭を上にあげようとしたら押さ得られる感じがした、実はその時遊矢は自分の靴の紐が解けていることに気づき体を前に倒していた。

(ちょっとやりたい事と違ったが…結果オーライだろう、それでは遊のお胸様を…)

再度実行しようと手を伸ばす陽、そしてついにその手が遊矢の胸をギュッと鷲掴みにした「ひゃん!」と上の方で聞こえてきたが無視して手を動かす。

「ちょっ!お前わざとやってねーか?」

「この声は遊か?いや起きたら目の上になにかきな」

(ここで遊を騙しあいつからどれどけ怒りを取り出せるかが、この行動の末路に関わるだろう)

手で胸をズラし体を上げて遊矢の方を振り向くと、頬を紅く染める遊矢が…頬を膨らませる睨んできている。

そこで見とれていると遊矢の右ストレートが、陽の顔目掛けてあっ直線に伸びてくる。だが貧力だった遊矢が女になると、更に力がなくなっていた訳で…
簡単に避けれてしまった。

「なんで良けれるんだよ…この帰宅部、ニート野郎」

「そこは帰宅部最きょグフッ…」

遊矢の罵倒を褒めたのだと勘違いした陽は天狗になり、更に自分はすごいと言おうと目をつぶったら。完璧な溝打ちが決まっていた。

「ざま〜見ろあ〜ほ」

そう言って遊矢は幸せそうにしていた。

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