種族ガチャ
泊まりに行こう!③
風呂に入った俺は
今、ある境界線で戦っている。そう!男物のブリーフがなくなった今、女物のスキャンティを履くべきかという大事な戦いの真っ最中なのだ。
別に今わ女なのだから履いても構わない、と言う人もいるかもしれない。ただいま現状風呂場には、裸の俺と女物のスキャンティと2つの山をカバーするブラジャーしか置いてないのだ。
その為下着姿で2階の服を取りに行くか、芳乃姉か陽子ねーちゃんのどちらかを読んで服を持ってきてもらうかなのだが…
なんと言うか恥ずかしい。
だがこのままでは、風呂上がりだという事で風邪をひいてしまう。仕方ないと諦めた遊矢はまず、女性下着フリルの入ったスキャンティに手をかける。
足を通し、膝上ほどで止める。なぜだか知らないがここから先に、手が進んでくれないのだ。
だからその前にドライヤーで丁寧に髪を乾かしていく、こんなに髪が長くなると、乾かすだけで一苦労だ。そんなゆっくり作業をしている遊矢の後ろの扉から、1人の物陰が映った。
(でもな、パンツが履けたところでブラジャーはどう付ければいいか分からないな。こればかりは芳乃姉か誰かに聞かなくてはな)
自分の後の影が蠢く中、そんな考えを持った遊矢は後ろから来た影。小泉陽子がゆっくりと近ずき、パンツの端と端を勢いよくそれも力いっぱいに釣り上げた。
145cmという事で他人より圧倒的に背が低いのに長身の陽子が力一杯持ち上げると、腰骨辺りに収まるパンツがあばら骨あたりまで上がり股の間の布が……
盛大にくい込んでしまった。
「んっ!んぅぅぅぅぅん!」
声にならない叫びが、朝の風呂場に響いた。
男から女になった遊矢にとっては、男の時と感覚が違うため体全体が敏感になっているのだ。そんな時にこんなことが不意に起きては、一瞬意識が飛んでも仕方ないとしか言いようがない。
両手を股の間に手を当てて内股になりながらも、涙目に陽子を睨んでいる。その顔にはどこか紅みを帯びている。
「陽子ねーちゃん何後ろからしてるんだよ!」
「ゴメンゴメン、余りにもいいポジションにあるものだからねえ」
「ねぇ、じゃない!びっくりして腰が抜けた」
そう言うとなんの苦もなく、軽々と持ち上げる。遊矢はそこまで軽く持ち上げられるものか?という疑問を頭に一杯浮かべる。
「このまま2階まで連れていくよ、こんなに胸が大っきいのに全然重さがないなんて。貴方はどこの漫画のヒロインですか」
笑顔でこっちを見てくる、陽子に未だに顔を紅くする遊矢は俯き「知らない!」と小さな声で反論する。
その後部屋にて、ブラジャーの付け方なんかを教えてもらう。だが簡単に覚えられず、悪戦苦闘している。それにブラジャーがとてもきつい、陽子ねーちゃん曰くカップの大きさがふた回り小さいから合ってないと。
その日の午後、自分の仕事を終えて昼食の食器を洗っていると芳乃が思い出したくないことを言ってきた。
「遊洗い終わったら、私の部屋に来てね!浴衣の着付けとちょっとした化粧してあげるから、出来るだけ早くね」
(くっ、何故に俺は浴衣なんて着なくては行けないんだ!別に私服でも良くないか?)
それでもやることが終わったら、素直に部屋へと向う遊矢は浴衣を見て一瞬ドキッとする。白と藍色の生地にに金を基調とするラインや花が刺繍してある布地の少ない浴衣があった。
「えっ?まさかこれを着ろって言ってんの?さすがに無理がある、背伸びしたガキにしか見えないよ絶対!」
余りに大人びた雰囲気のただよる浴衣を前に、初めてにはレベルが高すぎると判断した遊矢は逃げるかのように反論する。
だが決まったものは変えられないと、芳乃や瑠奈、美琴は着ているものを次々と剥いでいき最後にはパンツ1枚になっていた。その後とてもきついブラジャーを付けられた、陽子ねーちゃん曰く浴衣は体の凸凹が無い方が綺麗に見えるらしい。
そんなこんなで着付けが終わると、遊矢は抜け殻になった体へと意識が帰っていく。
「わ~!可愛いいやこれは綺麗と表した方がいあのか?難しいがそれがまたいい!」
「ちょっと写真取らん?うち取りたい」
「それはいいわね、私も撮りたいな。」
「はいはーい、そこまでまた朝みたいに遊ちゃんの頭から湯気が出そうになってるよ」
(うぅぅ、本当に何でそこまで写真を撮りたがっているのか分からない)
その後みんなから、写真を沢山撮られまた話のわからない内容で盛り上がっていた。
みんなは俺を1人にするために来たのか、そうなら俺は帰るべきだろう。
「あ〜あ、遊ちゃんまた拗ねちゃったよ!みんな揃って一人ぼっちにしない、遊ちゃん泣いちゃうよ」
「泣くって、そこまではないと思うけど…無視されないなら嬉しいかな」
(うわー、なんて恥ずかしいことを堂々と口にしてるんだろう。ぼっち発言しちゃったんだけど、俺って悲しい奴じゃね?)
それでも遊矢は、ひとりきりになることが無くなるという事でも嬉しかったりする。
それから皆の準備が終わって会場へ向かうことになった。さあ遊矢達は、どんな事に巻き込まれるのでしょうか…
今、ある境界線で戦っている。そう!男物のブリーフがなくなった今、女物のスキャンティを履くべきかという大事な戦いの真っ最中なのだ。
別に今わ女なのだから履いても構わない、と言う人もいるかもしれない。ただいま現状風呂場には、裸の俺と女物のスキャンティと2つの山をカバーするブラジャーしか置いてないのだ。
その為下着姿で2階の服を取りに行くか、芳乃姉か陽子ねーちゃんのどちらかを読んで服を持ってきてもらうかなのだが…
なんと言うか恥ずかしい。
だがこのままでは、風呂上がりだという事で風邪をひいてしまう。仕方ないと諦めた遊矢はまず、女性下着フリルの入ったスキャンティに手をかける。
足を通し、膝上ほどで止める。なぜだか知らないがここから先に、手が進んでくれないのだ。
だからその前にドライヤーで丁寧に髪を乾かしていく、こんなに髪が長くなると、乾かすだけで一苦労だ。そんなゆっくり作業をしている遊矢の後ろの扉から、1人の物陰が映った。
(でもな、パンツが履けたところでブラジャーはどう付ければいいか分からないな。こればかりは芳乃姉か誰かに聞かなくてはな)
自分の後の影が蠢く中、そんな考えを持った遊矢は後ろから来た影。小泉陽子がゆっくりと近ずき、パンツの端と端を勢いよくそれも力いっぱいに釣り上げた。
145cmという事で他人より圧倒的に背が低いのに長身の陽子が力一杯持ち上げると、腰骨辺りに収まるパンツがあばら骨あたりまで上がり股の間の布が……
盛大にくい込んでしまった。
「んっ!んぅぅぅぅぅん!」
声にならない叫びが、朝の風呂場に響いた。
男から女になった遊矢にとっては、男の時と感覚が違うため体全体が敏感になっているのだ。そんな時にこんなことが不意に起きては、一瞬意識が飛んでも仕方ないとしか言いようがない。
両手を股の間に手を当てて内股になりながらも、涙目に陽子を睨んでいる。その顔にはどこか紅みを帯びている。
「陽子ねーちゃん何後ろからしてるんだよ!」
「ゴメンゴメン、余りにもいいポジションにあるものだからねえ」
「ねぇ、じゃない!びっくりして腰が抜けた」
そう言うとなんの苦もなく、軽々と持ち上げる。遊矢はそこまで軽く持ち上げられるものか?という疑問を頭に一杯浮かべる。
「このまま2階まで連れていくよ、こんなに胸が大っきいのに全然重さがないなんて。貴方はどこの漫画のヒロインですか」
笑顔でこっちを見てくる、陽子に未だに顔を紅くする遊矢は俯き「知らない!」と小さな声で反論する。
その後部屋にて、ブラジャーの付け方なんかを教えてもらう。だが簡単に覚えられず、悪戦苦闘している。それにブラジャーがとてもきつい、陽子ねーちゃん曰くカップの大きさがふた回り小さいから合ってないと。
その日の午後、自分の仕事を終えて昼食の食器を洗っていると芳乃が思い出したくないことを言ってきた。
「遊洗い終わったら、私の部屋に来てね!浴衣の着付けとちょっとした化粧してあげるから、出来るだけ早くね」
(くっ、何故に俺は浴衣なんて着なくては行けないんだ!別に私服でも良くないか?)
それでもやることが終わったら、素直に部屋へと向う遊矢は浴衣を見て一瞬ドキッとする。白と藍色の生地にに金を基調とするラインや花が刺繍してある布地の少ない浴衣があった。
「えっ?まさかこれを着ろって言ってんの?さすがに無理がある、背伸びしたガキにしか見えないよ絶対!」
余りに大人びた雰囲気のただよる浴衣を前に、初めてにはレベルが高すぎると判断した遊矢は逃げるかのように反論する。
だが決まったものは変えられないと、芳乃や瑠奈、美琴は着ているものを次々と剥いでいき最後にはパンツ1枚になっていた。その後とてもきついブラジャーを付けられた、陽子ねーちゃん曰く浴衣は体の凸凹が無い方が綺麗に見えるらしい。
そんなこんなで着付けが終わると、遊矢は抜け殻になった体へと意識が帰っていく。
「わ~!可愛いいやこれは綺麗と表した方がいあのか?難しいがそれがまたいい!」
「ちょっと写真取らん?うち取りたい」
「それはいいわね、私も撮りたいな。」
「はいはーい、そこまでまた朝みたいに遊ちゃんの頭から湯気が出そうになってるよ」
(うぅぅ、本当に何でそこまで写真を撮りたがっているのか分からない)
その後みんなから、写真を沢山撮られまた話のわからない内容で盛り上がっていた。
みんなは俺を1人にするために来たのか、そうなら俺は帰るべきだろう。
「あ〜あ、遊ちゃんまた拗ねちゃったよ!みんな揃って一人ぼっちにしない、遊ちゃん泣いちゃうよ」
「泣くって、そこまではないと思うけど…無視されないなら嬉しいかな」
(うわー、なんて恥ずかしいことを堂々と口にしてるんだろう。ぼっち発言しちゃったんだけど、俺って悲しい奴じゃね?)
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