異世界転移で無能の俺 ─眼のチートで成り上がる─

ユウ(ゲーム好き)

第11話 キマイラとの対決

迷宮生活3週間目、75層にたどり着いた。1週間25層ペースで進んでいるから結構いいペースだろう。しかし、60層から罠が現れた。64層のときは罠にかかりボス並の巨体の熊が現れたときは驚いた。強くはなかったがな。


ギーーッ!


蛇の魔物が現れた。こいつは毒を使うからかなり厄介だ。瞳の色をディープロイヤルパープルに変える。能力は闇。イメージしづらかったから使うのに苦戦したが、最近使えるようになった。

闇は光の逆。少し暗い場所でも闇は存在する。そのあらゆるところにある闇を使って攻撃するのが、この能力。闇を操作してあの魔物にぶち当てる。闇は基本的に弱点はないから道中は最近これ一本だ。そして、


「ふう、やっとか。」


マッピング終了ついにボス部屋の前に来た。ここまで来たら、もう躊躇はしない。扉に手を当て、開ける。


グガァァァ!グオォォォォ!シャァァァァ!


獅子、山羊、蛇、3つの頭から咆哮をあげるその魔物は神話で見るキマイラの姿だった。にしても……聞き取りづらい上にうるさいな。まぁ咆哮は聞き取れないか。どうせ威嚇だろうし。

とりあえず氷漬けにするか、瞳の色をフロスティブルーにする。


「氷結しろ!」


しかし氷が広がる前にキマイラは鋭い爪で広がる氷を切り裂いた。すると、間髪入れず突進してきた。今度は左眼の瞳の色をシアンにする。


「シールド!」


キマイラはシールドにぶつかり馬鹿みたいに気絶した。まあいいか、このまま首を切り落とそう。剣を持ち、キマイラの首に近づく。 


シャァァァァ!


「しまった。」


くそ!蛇は尻尾の部分だから気絶してないのか。毒をくらった。俺はすぐさま尻尾を切り落とし、左眼の瞳の色をバイオレットにする。能力は毒、解毒だ。


「治れ。」


毒は防御力貫通だから厄介だ。まあ治ったからいいが。


グギャ!


どうやら目が覚めたようだ。でももう遅い。すでに氷漬けにしているからな。そして、氷は広がり奴は完全に氷漬けになった。俺は奴の首をかっ斬った。


「これで終わりか?妙に弱いな。」


しかし、階段が現れた。倒したということだろう。どのくらい強くなったかステータスを見てみよう。

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アサカワ ユウLv.48 職業

HP10600
MP10600
攻撃力10600
防御力10600
敏捷性10600
魔法攻撃力10600
魔法防御力10600

\\\\\

スキル

エクストラスキル
眼Lv.Max
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ついに全ステータス10000超えか。弱く感じるのも当然かもな。……腹減ったな、キマイラの肉でも食うか。俺は瞳の色をルビーレッドにして解凍する。さらに焼き、ステーキのようにした。

……アンキッラさんどうなっただろうか。王宮で食べたステーキを思い出した。……考えても仕方ない。進むか。食べたステーキを水で流し込む。旨かった。
さて、そろそろ進むか。

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