神様は小学生

練習者S

#2『夢ちゃん12歳☆』

ガラガラ、、、
ざわざわとしていた教室がいきなり静まり返った。
「え?夢じゃん!」
「夢ちゃん!久しぶりー!!」
「夢、夢大丈夫なの?」
「あ、武位田さん、、、ひ、さ、あ、」
俺は思った、、、武位田 夢こいつは人気者なんだな、と
あ、返事、返事!
「え、あぜ、全然大丈夫だヨー!ハッハッハ、、、」
「夢だいぶテンション高いね…(汗)」
「なんか、違う人でも中に入ってる??(笑)」
「そんなことないよ!(笑)」
「だよね♪」
と、多分こいつの友達であろう女2人が言っていたが、、、危ないな、、、ちょっと怪しまれてるよな?って、、、誰に言ってるんだろ俺は…(失笑)


キーンコーンカーンコーン.........女の担任が教室に入り、朝学が過ぎ1時間目の授業が始まった。こいつにとっては多分だが、いつも通りの授業だろう、、、だがしかし、俺にとっては初めての授業だ。それがしかも算数と言う。
「はーい算数ですよ!皆さん!今日は、、、」
おお!これが授業というものかと俺は少し楽しみで、初めは楽しかったのだが、、、さっぱりだ、神だから天才とは限らない、、、か
と、考えてるうちに1時間目が終わった。


帰る用意をしている時、1人の女子に声をかけられた。
「今日遊べる?」
これが、小学生あるあるの放課後遊べるか聞くやつか。
「あ、ごめん!今日無理だわ」
「だわ?んーまあ、いいや!じゃ、バイバイ!」
「バイバイ」
「だわ」で傾げるってことはこの夢はこんな口調じゃないのか?なるほど
こうして俺の初めての学校というものが終わった。
続く→#3

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