~ゲームプログラマーが異世界をゲームと連動したら~お父さんお母さん。僕、創造神になりました

【   】

第3話

チュンチュンチュン♪

「んんん~~!もう朝かぁ。」リアルでの朝を迎えるのは久し振りだな。いつもはゲームで迎えるからな~。
さて、、、「フルダイブ!」今日も頑張りますか!

パチリ、よし、前回落ちた場所だな。
コンコンコン「失礼しますシノブ様、朝食をお持ちしました、食べ終わりましたら謁見の間へお越しください。」
「わかりました。」朝食はとても美味しかった。やはり味覚まであるとはな、、、薄々わかっていたけど。
よし、スキル確認も兼ねて、何か使ってみるか。

「マップ」

ブゥンと音がすると、立体の地図が出てきた。このスキルは文字通り周辺の地理情報を教えてくれるスキルだ。
「うん、スキルは大丈夫だろう。じゃあ謁見の間に行くとするか」

謁見の間

「失礼いたします。」
「おぉ、そなたがシノブか」
「はいそうです。創造神なんて言われて戸惑ってます。」
「はっはっはっそれもそうだな。おっと、自己紹介がまだだったな。私はアレク=グロウだ。気軽にアレクと呼んでくれて構わない。」この国の国王はサンタクロースみたいだ。ヒゲが凄い。とても優しそうないい人だ。
「で?話と言うのは?神官達の口調から大体はわかります。」
「むぅぅぅん、、、それなのだがな、、、最近エルフの国と和国と各属性国との通信が途絶えてな。使いのものをやっても、見えない壁に阻まれ向こう側に行けないらしい。」「え~っと、大変なのはわかったんですが、僕にはなぜ自分が必要なのかイマイチわからないのですが、、、」
「あぁその事なのだが」
「王よここは私めが、、、」
「あぁ、すまない。」
「お初にお目にかかります、この国で賢者をやっております、フラージでございます。以後お見知りおきを。」
「どうも。シノブと言います。して、話と言うのは?」
「はい、実は前に似たような現象が起きまして、学者のものたちは、やれ新手の結界魔法だ、それ、神の怒りだと、騒ぎ立てまして。そこで、私自ら、全ての歴史が書かれている、神の書と呼ばれる本があるダンジョンへ行き、無事回収して、中身を読みました。」「そこにはなんと?」

「そこには、何百年かに一度、その現象が起きているらしいのです。そして、その現象を引き起こしているのは神ということも判明しました、。」

「えっ!」凄いな神様。「では私の役目というのは、、、」
「はい、その神を止めていただきたいのです。事実、その現象は創造神の称号を持つものが終息させております。きっと大丈夫でしょう。」
「ということだシノブよ。報酬は必要分用意しよう。だから頼む!神を止めて欲しい!」「.......... わかりました。お手伝いさせていただきます。」
「おぉ、ありがとう!シノブよ!」
当然だ!こんないい人たちがいる星に悪戯をする神は止めなきゃね!うん、決してネタが尽きたとかじゃないんだからね!

「あぁひとつだけよろしいですかな?」
「はいなんでしょう?」
「過去の創造神の称号を持つ皆さま方は、一人で挑まず、仲間を率いて戦ったとあります。シノブ様もお仲間を見つけてはいかがでしょう。」
「分かりました!ありがとうございましたフラージさん」
「フォッフォッフォッこんな爺の話なんて所詮老いぼれの戯れ言でございますよ。」
そうして謁見の間を出た俺は直ぐにログアウト。すぐさま
【Infinite possibility】を起動。
驚くことにあのデータは最適化が完了しており比較的簡単に同期できた。
「フッフッフ、フラージさんよぉ、オリコンヒット舐めるなよぉ~ww? 」パンッッ!!カタカタと説明文を書いて、公式サイトに掲載をする。そして時刻ギリギリということに気付き、一段落着いたことでどっと疲れが押し寄せてくる。しかしこのあとのことを考えるとまだまだ眠れない。すると彼はこういった
「さぁて、ゲームを始めよう。」

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