悪役令嬢は趣味に没頭します
9 兄弟仲良く!
「ごめん…遅れた」
お兄様やっとご到着です。持っているお盆には3人分の紅茶とクッキー。
「お兄様わざわざありがとうございます!!」
お兄様がやっと戻ってきてくれたことが嬉しくて思わず駆け寄る。
「…ん」
お兄様なにやら満足気です。
(かっわいいなぁ!!)
めっちゃ癒されました。
私の部屋にあるテーブルセットに座りセッデイング。
「あなたもこっちにいらっしゃい、せっかくお兄様が持ってきてくださったんだから暖かいうちにいただきましょう。」
「………はぁ、わかった。えっと、ウィリアムさ、様?ありがとうこざいます」
「……ん、ウィルでいい」
「え?」
「ウィル兄様と呼んでほしいって。」
「え、でも…」
「…いい、今日から、家族」
次男くん、びっくりしている様子
「あ、お兄様、次男くん名前ないんだって!なんかカッコいい名前つけましょ!!」
忘れてた忘れてた、いつまでも次男くんって呼ぶの嫌なんだよね、早く決めちゃおう!もう、仮のでもいいから
「いや、別にないわけじゃ…」
いやいやいや、ゴミとカスとか名前じゃないから!
「………ルーフィス」
「はい!ルーフィス決定!」
「ええええええ!早すぎじゃね!?てか、勝手に決めていいのかよ!」
「いいのよ、ルーフィス。いい名前じゃない、ルーフィス・エルディーナ」
「ルーフィス・エルディーナ…」
思わずといった様子で名前を復唱。気に入ったのかな?慣らすようにブツブツと言う
「ありがとう、ウィル兄様」
「…ん、よろしく。ルーフィス」
少し口元が笑った。家族以外でなかなか笑わない人なのだが、早くも仲良くなりつつある??
「ねえ、私は?」
「え?」
「私は名前で呼んでくれないの?」
思わずぷくっと頬を膨らませる。だって、私の方がお兄様より話したのにお兄様の方が先に名前を呼ばれるなんて…なんだかずるい。
「リ、リリア姉様」
 
「なんだか、リが多いわ。リアよ、家族はみんなそう呼ぶの!」
「…リア姉様」
「そう!よろしくね!ルーフィス」
そうして、仲良くみんなでお茶にした。
(そういえば、お兄様と仲良くなったのもクッキーと紅茶だったな…)
「……え、なにこれ」
紅茶を1口飲んだルーフィスが固まる
「なにこれって、紅茶ですよ?あ、苦かったです?お砂糖を入れるか、クッキーと一緒に飲むと美味しいですよ。」
私の説明を受け、クッキーをひとつ、紅茶を1口
「美味しい………」
どうやら感動している見たいですね
「………いっぱいお食べ…」
スっと私とお兄様の分のクッキーもあげる
出会ってから1番いい笑顔で食べるルーフィスであった。
〈おまけ〉
「お兄様、お茶を持ってくるの遅かったのって私達の様子見てたの?」
「…ん。僕じゃ、ルーフィス、あまり喋れない」
「なるほど。計算済みでしたのね」
「なんか、怒ってる…?」
「あまり、ルーフィスばっかり可愛いがらないで下さいね。少しヤキモチしますよ!」
「それ、お互いさま…でも、仲良くしよ…」
「はい!もちろんです!」
私の元気のいい返事を聞き頭を撫でてくれるお兄様。
(私の癒し!)
New! ルーフィス・エルディーナ
4歳ですが、親の影響により口が悪いです。
父親は分からず母親が酒と男の癖が悪くほとんど放置で育ちました。ある日、母親が男に振られ酒で酔いまくりルーフィスをボコボコにして外に放り出したます。そっから3日後くらいにエルバート(お父様)に拾われます。
設定で、皆さん忘れてるかもしれないですけど前髪まだ長いんですよ。(7話参照)
あ、別にこの設定忘れてた訳じゃないですよ☆
(すいません、ど忘れしてました٩( ᐛ )و )
お兄様やっとご到着です。持っているお盆には3人分の紅茶とクッキー。
「お兄様わざわざありがとうございます!!」
お兄様がやっと戻ってきてくれたことが嬉しくて思わず駆け寄る。
「…ん」
お兄様なにやら満足気です。
(かっわいいなぁ!!)
めっちゃ癒されました。
私の部屋にあるテーブルセットに座りセッデイング。
「あなたもこっちにいらっしゃい、せっかくお兄様が持ってきてくださったんだから暖かいうちにいただきましょう。」
「………はぁ、わかった。えっと、ウィリアムさ、様?ありがとうこざいます」
「……ん、ウィルでいい」
「え?」
「ウィル兄様と呼んでほしいって。」
「え、でも…」
「…いい、今日から、家族」
次男くん、びっくりしている様子
「あ、お兄様、次男くん名前ないんだって!なんかカッコいい名前つけましょ!!」
忘れてた忘れてた、いつまでも次男くんって呼ぶの嫌なんだよね、早く決めちゃおう!もう、仮のでもいいから
「いや、別にないわけじゃ…」
いやいやいや、ゴミとカスとか名前じゃないから!
「………ルーフィス」
「はい!ルーフィス決定!」
「ええええええ!早すぎじゃね!?てか、勝手に決めていいのかよ!」
「いいのよ、ルーフィス。いい名前じゃない、ルーフィス・エルディーナ」
「ルーフィス・エルディーナ…」
思わずといった様子で名前を復唱。気に入ったのかな?慣らすようにブツブツと言う
「ありがとう、ウィル兄様」
「…ん、よろしく。ルーフィス」
少し口元が笑った。家族以外でなかなか笑わない人なのだが、早くも仲良くなりつつある??
「ねえ、私は?」
「え?」
「私は名前で呼んでくれないの?」
思わずぷくっと頬を膨らませる。だって、私の方がお兄様より話したのにお兄様の方が先に名前を呼ばれるなんて…なんだかずるい。
「リ、リリア姉様」
 
「なんだか、リが多いわ。リアよ、家族はみんなそう呼ぶの!」
「…リア姉様」
「そう!よろしくね!ルーフィス」
そうして、仲良くみんなでお茶にした。
(そういえば、お兄様と仲良くなったのもクッキーと紅茶だったな…)
「……え、なにこれ」
紅茶を1口飲んだルーフィスが固まる
「なにこれって、紅茶ですよ?あ、苦かったです?お砂糖を入れるか、クッキーと一緒に飲むと美味しいですよ。」
私の説明を受け、クッキーをひとつ、紅茶を1口
「美味しい………」
どうやら感動している見たいですね
「………いっぱいお食べ…」
スっと私とお兄様の分のクッキーもあげる
出会ってから1番いい笑顔で食べるルーフィスであった。
〈おまけ〉
「お兄様、お茶を持ってくるの遅かったのって私達の様子見てたの?」
「…ん。僕じゃ、ルーフィス、あまり喋れない」
「なるほど。計算済みでしたのね」
「なんか、怒ってる…?」
「あまり、ルーフィスばっかり可愛いがらないで下さいね。少しヤキモチしますよ!」
「それ、お互いさま…でも、仲良くしよ…」
「はい!もちろんです!」
私の元気のいい返事を聞き頭を撫でてくれるお兄様。
(私の癒し!)
New! ルーフィス・エルディーナ
4歳ですが、親の影響により口が悪いです。
父親は分からず母親が酒と男の癖が悪くほとんど放置で育ちました。ある日、母親が男に振られ酒で酔いまくりルーフィスをボコボコにして外に放り出したます。そっから3日後くらいにエルバート(お父様)に拾われます。
設定で、皆さん忘れてるかもしれないですけど前髪まだ長いんですよ。(7話参照)
あ、別にこの設定忘れてた訳じゃないですよ☆
(すいません、ど忘れしてました٩( ᐛ )و )
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