(自称)小説家が異世界召喚されて勇者として無双するかと思いきや商売とバイトでしか無双出来ていません!
ベラのお願い
何故か俺達の家にベラがいるんだが。だがこれは俺が酔っているからではない。
俺は酔いを覚ます為に水を飲み少し気分が楽になり、ベラがいるリビングに行って言ってやった。
「お前は俺との約束をすっぽかして更には家に不法侵入して来るとはいい度胸だな!シャルがボコボコにするぞ!」
「あんたはしないのね」
「したいけど出来ないんだよ!」
シャルがツッコンでくるが仕方ない。俺が勝てるわけがないんだから。
「ちょっと待ちなさいよ。何で私の名前が出てこないの?私だってボコボコに出来るわよ!?」
「お前普段家で飯食って寛いで、ゴロゴロしてる生活しか送ってなくてよくそんな事が言えるな」
「確かにその通りだけどあんただけには言われたくないわよ!」
アイナの方を見ると、首を横に振った。自分の力が分かってるのだろう。それはいい事だ。こんな奴になるんじゃないぞと俺は心の中で言った。
「おい!俺の話を聞け!」
だが、話の張本人であるベラがミリアと仲良く飯を食べている。
「ていうかお前さっき酒場で大量に食ってたじゃないか!」
ミリアが普通に食べているのだが、先程の宴会で誰よりも食べていたのだ。
「さっきからうるさいわね。食事中なのよ。静かに出来ないの?」
「誰の家の飯だと思ってんだ!」
ほんと俺に力があったらぶん殴って討伐したい。
これじゃあ埒があかないのでこいつが飯を食べ終わるまで待って改めて話した。
「それで何でここにいるんだ?」
「そう!聞いて!」
そう言って話された事実を聞いてぶん殴ってやりたかった。
こいつは俺達と別れ飲食店を歩き回ろうとしたらしい。だがここだけは頭を使ったらしく、この街でタダで飯を食べようものなら後々ここにはいられなくなる、そう思ったらしい。
ここまでは良かった。だがそこでベラはお腹が空いて困ってしまった。
それでこの街で俺達が住んでいるだろうから色んな人に聞いて俺達の家に辿り着いたらしい。そこで誰を呼んでも出てこない。
よし。壊して入ってみようと思ったらしい。どうやったらそんな事を思いつくのか分からないがもうそれは置いておこう。
取り敢えず入ったのは良かったがやはり誰もいないのでこいつは何かを食べてもあいつなら怒らないと思い、冷蔵庫を漁り一人でご飯を作り食べていたら俺達が帰って来たらしい。
「なあこいつ討伐したいんだが」
「あんたよく出来もしないのに言うわね」
リザがそんな事を言うがそれを言われるときつい。
「それで!私今日何処にも行く場所が無いじゃない?」
「いや、知らないから」
「無いの!だからここに」
「いやだ」
俺はこいつが何かを言う前に拒否する。
「まだ何も言ってないじゃない!お願いだから泊まらせて頂戴!何処にも行く当てもないしお金も無いの!」
俺は段々と分かってきた。こいつリザと同じ馬鹿だ。
「何で俺がそんな事をしなくちゃならないんだよ!俺との約束も破って期待させるだけさせといて!」
「今から少しだけならいいから!」
「もう結構です」
「それはそれで腹が立つんですけど!」
何とめんどくさい女だろうか。
「なあ。お前らも反対だよな?」
ここは多数決で決めるべきだ。
「私はいいわよ」
「私もこの人は一応今は何もしていないようですし害もなさそうですし構いませんよ」
「私も賛成!」
満場一致で俺の負けだった。
しょうがないので今日だけ仮として泊まらせてやることに決定してしまった。
それから未だ酔いで若干気持ち悪いので早めに寝ることに決まって俺は寝ていたのだが、
「ねえ。ねえねえ。ねえてば!」
「誰だよ。俺は今何もする気にはなれないぞ」
俺はそう言ってもう一度寝ようとしたのだが、
「起きなさい!」
「痛いんですけど!」
頭を叩かれた。
未だ夜なのに誰が起こしたんだと見ると、そこにはベラとミリアがいた。
「お前ら二人とも何やってんの?」
「トイレに行きたいの」
「場所が分からないのか?」
「場所は分かるんだけど.....」
そこで二人は顔を見合わせ、
「「こわい」」
「お前ら一応魔王軍幹部とペットじゃなかったのかよ!」
これはまた起こされるパターンなので仕方なくついて行ってあげた。
「ねえ。流石に無言だと恥ずかしいんだけど」
ベラがまたしてもそんなめんどくさい事を言ってくる。
「しょうがねえな」
「でるよ~でるよ~でてこいよ~」
俺は即興で歌を歌ってあげた。
「ねえ。その歌は何なの?」
「お化け出て来いよだ」
「なんてもの歌ってんのよ!」
正直こいつには散々迷惑をかけられたのでこの辺で少しいじめてやりたかった。
「.....あ。ほんとに出た」
「ねえ。嘘でしょ?冗談よね?いるわけないものね?」
段々とベラの声が小さくなっていく。
「やべ!本当に出てきたから俺部屋に戻るわ」
「ちょ!もしかして玄関の事恨んでるの!?悪かったから!ごめんなさい!もうしませんからいてください!」
そんな悲痛な声が聞こえて俺はこいつにやり返す事が出来満足したのだが、ベラの声が大きすぎて皆が起きて俺が軽蔑されたのはまた別の話だった。
何事もやりすぎ注意という事を俺は改めて知った。
俺は酔いを覚ます為に水を飲み少し気分が楽になり、ベラがいるリビングに行って言ってやった。
「お前は俺との約束をすっぽかして更には家に不法侵入して来るとはいい度胸だな!シャルがボコボコにするぞ!」
「あんたはしないのね」
「したいけど出来ないんだよ!」
シャルがツッコンでくるが仕方ない。俺が勝てるわけがないんだから。
「ちょっと待ちなさいよ。何で私の名前が出てこないの?私だってボコボコに出来るわよ!?」
「お前普段家で飯食って寛いで、ゴロゴロしてる生活しか送ってなくてよくそんな事が言えるな」
「確かにその通りだけどあんただけには言われたくないわよ!」
アイナの方を見ると、首を横に振った。自分の力が分かってるのだろう。それはいい事だ。こんな奴になるんじゃないぞと俺は心の中で言った。
「おい!俺の話を聞け!」
だが、話の張本人であるベラがミリアと仲良く飯を食べている。
「ていうかお前さっき酒場で大量に食ってたじゃないか!」
ミリアが普通に食べているのだが、先程の宴会で誰よりも食べていたのだ。
「さっきからうるさいわね。食事中なのよ。静かに出来ないの?」
「誰の家の飯だと思ってんだ!」
ほんと俺に力があったらぶん殴って討伐したい。
これじゃあ埒があかないのでこいつが飯を食べ終わるまで待って改めて話した。
「それで何でここにいるんだ?」
「そう!聞いて!」
そう言って話された事実を聞いてぶん殴ってやりたかった。
こいつは俺達と別れ飲食店を歩き回ろうとしたらしい。だがここだけは頭を使ったらしく、この街でタダで飯を食べようものなら後々ここにはいられなくなる、そう思ったらしい。
ここまでは良かった。だがそこでベラはお腹が空いて困ってしまった。
それでこの街で俺達が住んでいるだろうから色んな人に聞いて俺達の家に辿り着いたらしい。そこで誰を呼んでも出てこない。
よし。壊して入ってみようと思ったらしい。どうやったらそんな事を思いつくのか分からないがもうそれは置いておこう。
取り敢えず入ったのは良かったがやはり誰もいないのでこいつは何かを食べてもあいつなら怒らないと思い、冷蔵庫を漁り一人でご飯を作り食べていたら俺達が帰って来たらしい。
「なあこいつ討伐したいんだが」
「あんたよく出来もしないのに言うわね」
リザがそんな事を言うがそれを言われるときつい。
「それで!私今日何処にも行く場所が無いじゃない?」
「いや、知らないから」
「無いの!だからここに」
「いやだ」
俺はこいつが何かを言う前に拒否する。
「まだ何も言ってないじゃない!お願いだから泊まらせて頂戴!何処にも行く当てもないしお金も無いの!」
俺は段々と分かってきた。こいつリザと同じ馬鹿だ。
「何で俺がそんな事をしなくちゃならないんだよ!俺との約束も破って期待させるだけさせといて!」
「今から少しだけならいいから!」
「もう結構です」
「それはそれで腹が立つんですけど!」
何とめんどくさい女だろうか。
「なあ。お前らも反対だよな?」
ここは多数決で決めるべきだ。
「私はいいわよ」
「私もこの人は一応今は何もしていないようですし害もなさそうですし構いませんよ」
「私も賛成!」
満場一致で俺の負けだった。
しょうがないので今日だけ仮として泊まらせてやることに決定してしまった。
それから未だ酔いで若干気持ち悪いので早めに寝ることに決まって俺は寝ていたのだが、
「ねえ。ねえねえ。ねえてば!」
「誰だよ。俺は今何もする気にはなれないぞ」
俺はそう言ってもう一度寝ようとしたのだが、
「起きなさい!」
「痛いんですけど!」
頭を叩かれた。
未だ夜なのに誰が起こしたんだと見ると、そこにはベラとミリアがいた。
「お前ら二人とも何やってんの?」
「トイレに行きたいの」
「場所が分からないのか?」
「場所は分かるんだけど.....」
そこで二人は顔を見合わせ、
「「こわい」」
「お前ら一応魔王軍幹部とペットじゃなかったのかよ!」
これはまた起こされるパターンなので仕方なくついて行ってあげた。
「ねえ。流石に無言だと恥ずかしいんだけど」
ベラがまたしてもそんなめんどくさい事を言ってくる。
「しょうがねえな」
「でるよ~でるよ~でてこいよ~」
俺は即興で歌を歌ってあげた。
「ねえ。その歌は何なの?」
「お化け出て来いよだ」
「なんてもの歌ってんのよ!」
正直こいつには散々迷惑をかけられたのでこの辺で少しいじめてやりたかった。
「.....あ。ほんとに出た」
「ねえ。嘘でしょ?冗談よね?いるわけないものね?」
段々とベラの声が小さくなっていく。
「やべ!本当に出てきたから俺部屋に戻るわ」
「ちょ!もしかして玄関の事恨んでるの!?悪かったから!ごめんなさい!もうしませんからいてください!」
そんな悲痛な声が聞こえて俺はこいつにやり返す事が出来満足したのだが、ベラの声が大きすぎて皆が起きて俺が軽蔑されたのはまた別の話だった。
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