(自称)小説家が異世界召喚されて勇者として無双するかと思いきや商売とバイトでしか無双出来ていません!
ゴーレムVS光也パーティー
「まずシャルが何かする間俺達で食い止めるぞ」
シャルはもう既に集中力を高めるのか座り瞑想しだした。
なので俺はアイナとリザに指示を出す。
「俺とミリアでちょっとやる事があるからアイナはシャルの方に敵が行かないように魔法で誘導してくれ。リザは俺が魔力が無いと思ったら回復魔法で支援してくれ」
「別にそれはいいんだけど、魔法を使いながら回復魔法だと効き目薄いわよ?」
「マジで?」
「マジで」
そんな話は聞いてないが今更予定を変えるわけにもいかない。
「まあ、何もしないよりマシだろう。アイナは違う場所から魔法を頼む」
アイナが頷いた事によって俺はミリアと移動することになる。
先程からシャルは黙って瞑想している。こればっかりはシャルを信じるしかない。
「よしミリア。乗せてくれ」
「わかった」
「お前何やってんの?」
そこでは人の姿のミリアが俺に背中を向けてくる。
「のらないの?」
「誰が乗れるか!ドラゴンの姿に戻れ!そろそろゴーレムがまた殴りかかってきそうだから!」
そう言ってドラゴンの姿になったミリアの後ろに乗り空を飛ぶ。
「さてこれを使うか」
俺が取り出したのは一番最初に具現化したボールペン。これがあれば俺の考えたものが出来る筈。
「ミリア。こいつに勝てたら今日は沢山ご飯食っていいから頑張るぞ」
「わかった!」
ミリアは大喜びで張り切っている。
「まずゴーレムの至近距離を一周してくれ」
それにミリアが頷いた。
そしてゴーレムの所に俺はボールペンで線を書いていく。
だが俺達の気配に気付いたゴーレムは俺達に殴りかかる。
「ミリア!」
その声と共にミリアは華麗に避けた。だがそのせいで線が見えなくなった。
線が見えなければ出来ないんだが。
あんまり使えないがこればっかりはやるしかない。
俺はゴーレムに書かれている線を俺が見える範囲に大きくするように具現化する。
線を大きくするだけだ。そんなに魔力はかからない筈だ。
するとゴーレムに書かれている線が段々と見えてきた。
よし。これで続きが出来る。
「ミリア。あの線が書かれている最後の所まで行ってくれ!」
それに頷いてミリアが近づき俺は再び書いていく。
そしてようやく出来た。
「よしミリア。一旦下がろう」
そして一旦ゴーレムから離れ、
「リザ。俺に回復魔法かけてくれ!」
「特大のをあげるわ!」
そう言って回復魔法をかけてくれる。
「おお。力が溢れてくる感じだ!」
「中二病ぽいからその発言はやめた方がいいわよ」
「やかましいわ」
リザのツッコミは俺も言ってて気にしたのでやめて欲しい。
だがこれのおかげでようやく使える。
俺はゴーレムの周りに一周線を描いた。
それから俺はその線から縄を連想させ具現化させる。その縄をゴーレムに巻き付けるようにも想像する。
すると、ゴーレムに書かれた線が縄になりゴーレムに巻き付かれた。
俺が何故危険をおかしてまでゴーレムに線を描いたのか。それには理由がある。
この創造魔法は錬金術と似ている所がある。
錬金術とは何かを対価にして具現化するものだ。
俺の創造魔法はその対価が必要なしで具現化することは出来る。だけど何かを対価または触媒にしたら魔力量がぐっと減るのだ。
「光也あんた何したの?」
リザが近づいて聞いてきた。
「今回俺はあのペンで描いた線を利用して縄を出してそれを相手に巻き付けたんだ」
「何でわざわざ?」
それは前にもリザが特訓中に聞いてきたので答えた覚えがあるがこいつには理解出来ていなかったらしい。
「簡単に言えば、何もない所から物を具現化するより、何かあるものからそれを使って物を生み出したら魔力の減りが違うんだ」
こいつには未だ首をかしげている。
「要するに連想ゲームのような感じだ。例えば髪を最後に連想した方が勝ちというゲームがあるとする。それで何もない所から髪を思い付くよりも、最初から何かそれに近いものがあった方が髪を思い付きやすいだろ?」
「なるほどね!ようやく分かったけどもうゴーレム縄解けてるわよ」
「は?」
それを見ると、ゴーレムは縄を引きちぎって俺達に近づいてくる。
「お前!それを先に言いやがれ!」
俺はミリアに乗って逃げようとしようと思ったら後ろから何かがゴーレムに当たった。
それはアイナが魔法を使って俺達の方を向かないように誘導していた。
「早く安全な所に行って下さい!」
それに俺達はミリアに乗ってアイナを連れて元の位置に戻る時に見てしまった。
あの魔王軍幹部の人はこの間にも俺達のバックから食料を取って食べている姿を......。
あいつ。絶対後で懲らしめてやる。
魔王軍幹部なんて事は知らない。あいつがどんな野郎だろうと懲らしめてやる。
俺はそう決めてシャルがどうなっているか見る。
すると、丁度瞑想を終えて立ち上がる所だった。
俺はその場を下りてゴーレムとシャルを見る。
ゴーレムもシャルの雰囲気が分かったのかシャルしかみえていない気がする。
今この場の全員がこの戦いに目が釘付けだった。
いや。ベラだけは一人食料を漁っていた。
だが今はそれを気にしている暇はない。
明らかにシャルが何かするようだ。
シャルは剣を握りしめ地面を駆けた。
ゴーレムはその場を走りシャルに襲いかかろうとしていた。
すると、
「剣王流 破剣」
その言葉と共に一直線に走り、ゴーレムが紙切れのように真っ二つになった。
シャルはもう既に集中力を高めるのか座り瞑想しだした。
なので俺はアイナとリザに指示を出す。
「俺とミリアでちょっとやる事があるからアイナはシャルの方に敵が行かないように魔法で誘導してくれ。リザは俺が魔力が無いと思ったら回復魔法で支援してくれ」
「別にそれはいいんだけど、魔法を使いながら回復魔法だと効き目薄いわよ?」
「マジで?」
「マジで」
そんな話は聞いてないが今更予定を変えるわけにもいかない。
「まあ、何もしないよりマシだろう。アイナは違う場所から魔法を頼む」
アイナが頷いた事によって俺はミリアと移動することになる。
先程からシャルは黙って瞑想している。こればっかりはシャルを信じるしかない。
「よしミリア。乗せてくれ」
「わかった」
「お前何やってんの?」
そこでは人の姿のミリアが俺に背中を向けてくる。
「のらないの?」
「誰が乗れるか!ドラゴンの姿に戻れ!そろそろゴーレムがまた殴りかかってきそうだから!」
そう言ってドラゴンの姿になったミリアの後ろに乗り空を飛ぶ。
「さてこれを使うか」
俺が取り出したのは一番最初に具現化したボールペン。これがあれば俺の考えたものが出来る筈。
「ミリア。こいつに勝てたら今日は沢山ご飯食っていいから頑張るぞ」
「わかった!」
ミリアは大喜びで張り切っている。
「まずゴーレムの至近距離を一周してくれ」
それにミリアが頷いた。
そしてゴーレムの所に俺はボールペンで線を書いていく。
だが俺達の気配に気付いたゴーレムは俺達に殴りかかる。
「ミリア!」
その声と共にミリアは華麗に避けた。だがそのせいで線が見えなくなった。
線が見えなければ出来ないんだが。
あんまり使えないがこればっかりはやるしかない。
俺はゴーレムに書かれている線を俺が見える範囲に大きくするように具現化する。
線を大きくするだけだ。そんなに魔力はかからない筈だ。
するとゴーレムに書かれている線が段々と見えてきた。
よし。これで続きが出来る。
「ミリア。あの線が書かれている最後の所まで行ってくれ!」
それに頷いてミリアが近づき俺は再び書いていく。
そしてようやく出来た。
「よしミリア。一旦下がろう」
そして一旦ゴーレムから離れ、
「リザ。俺に回復魔法かけてくれ!」
「特大のをあげるわ!」
そう言って回復魔法をかけてくれる。
「おお。力が溢れてくる感じだ!」
「中二病ぽいからその発言はやめた方がいいわよ」
「やかましいわ」
リザのツッコミは俺も言ってて気にしたのでやめて欲しい。
だがこれのおかげでようやく使える。
俺はゴーレムの周りに一周線を描いた。
それから俺はその線から縄を連想させ具現化させる。その縄をゴーレムに巻き付けるようにも想像する。
すると、ゴーレムに書かれた線が縄になりゴーレムに巻き付かれた。
俺が何故危険をおかしてまでゴーレムに線を描いたのか。それには理由がある。
この創造魔法は錬金術と似ている所がある。
錬金術とは何かを対価にして具現化するものだ。
俺の創造魔法はその対価が必要なしで具現化することは出来る。だけど何かを対価または触媒にしたら魔力量がぐっと減るのだ。
「光也あんた何したの?」
リザが近づいて聞いてきた。
「今回俺はあのペンで描いた線を利用して縄を出してそれを相手に巻き付けたんだ」
「何でわざわざ?」
それは前にもリザが特訓中に聞いてきたので答えた覚えがあるがこいつには理解出来ていなかったらしい。
「簡単に言えば、何もない所から物を具現化するより、何かあるものからそれを使って物を生み出したら魔力の減りが違うんだ」
こいつには未だ首をかしげている。
「要するに連想ゲームのような感じだ。例えば髪を最後に連想した方が勝ちというゲームがあるとする。それで何もない所から髪を思い付くよりも、最初から何かそれに近いものがあった方が髪を思い付きやすいだろ?」
「なるほどね!ようやく分かったけどもうゴーレム縄解けてるわよ」
「は?」
それを見ると、ゴーレムは縄を引きちぎって俺達に近づいてくる。
「お前!それを先に言いやがれ!」
俺はミリアに乗って逃げようとしようと思ったら後ろから何かがゴーレムに当たった。
それはアイナが魔法を使って俺達の方を向かないように誘導していた。
「早く安全な所に行って下さい!」
それに俺達はミリアに乗ってアイナを連れて元の位置に戻る時に見てしまった。
あの魔王軍幹部の人はこの間にも俺達のバックから食料を取って食べている姿を......。
あいつ。絶対後で懲らしめてやる。
魔王軍幹部なんて事は知らない。あいつがどんな野郎だろうと懲らしめてやる。
俺はそう決めてシャルがどうなっているか見る。
すると、丁度瞑想を終えて立ち上がる所だった。
俺はその場を下りてゴーレムとシャルを見る。
ゴーレムもシャルの雰囲気が分かったのかシャルしかみえていない気がする。
今この場の全員がこの戦いに目が釘付けだった。
いや。ベラだけは一人食料を漁っていた。
だが今はそれを気にしている暇はない。
明らかにシャルが何かするようだ。
シャルは剣を握りしめ地面を駆けた。
ゴーレムはその場を走りシャルに襲いかかろうとしていた。
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「剣王流 破剣」
その言葉と共に一直線に走り、ゴーレムが紙切れのように真っ二つになった。
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