白の花嫁は忌龍に寵愛される
夢の子守歌
「…ねぇ、ヴィンス…来年も祝ってくれる?」
「あぁ、もちろんだアンジェ。」
あれから5年。私は今日で10歳になった。
ヴィンスとは愛称で呼び合う仲になったし、誕生日プレゼントの他にもプレゼントを貰ったりするときもある。
今日誕生日を迎えた私はヴィンスからプレゼントを貰い上機嫌だ。今年は小さいけどとっても綺麗な淡い青い宝石のはまった金のペンダントである。
「ねぇ、ヴィンス」
「どうした?」
彼は微笑みながら私の頬を撫でる。大きな優しい手で私を安心させてくれる。
あったかいなぁ…
「…学校、行くことになったの。貴族は全員行くんだけど…ふふ、誕生日プレゼント、制服だったの。
ひらひらでとても可愛いの。」
「ほぉ…見せてくれないか?」
「え、今?」
「駄目だったらいいが」
「…」
大丈夫…かな、多分。
「えっと…こ、こっち見ないでね」
「ん」
ヴィンスはそう言うと窓の方を向いてくれた。…相変わらず髪長いなぁ。私もヴィンスと同じにしたくて髪の毛伸ばしてるけど、まだ地面につくまで行かないや。
とりあえず制服を着る。真っ白な膝丈のワンピースのような制服。
フリルもたっぷりで綺麗で可愛いの。
「…こっち向いていいわよ」
上着を羽織って中に入った髪の毛を両手で出す。ヴィンスは私を見てふっと微笑んだ。
 
「綺麗だ…はは、少し大人に見えるぞ」
そう言って私の頭を撫でてくれる。こういう所は子供扱いしてると思うんだけど…でも、撫でてくれるからいいや。
「ん…それじゃ脱ぐから。ちゃんとあっち向いててね…?」
「あぁ」
着替え終わり、ネグリジェを着て後ろからヴィンスに抱きつく。
「ん…どうした?」
「…学校、行ってる間も会いに来てくれる?」
「勿論だ。アンジェのいる所ならばすぐに駆けつける。…さて、そろそろ眠らないとダメだ。」
ふわりと私を抱き上げてベッドに下ろし布団をかけてくれる。
そして私の額にキスをして微笑んだ。
「おやすみ、アンジェ」
「……おやすみ、ヴィンス。…ねぇ、今日は子守唄聞かせて」
「相分かった」
低い声にゆったりとしたリズムで歌ってくれる。これがないと、…ゆっくり寝れないや…
少し書き換えました
「あぁ、もちろんだアンジェ。」
あれから5年。私は今日で10歳になった。
ヴィンスとは愛称で呼び合う仲になったし、誕生日プレゼントの他にもプレゼントを貰ったりするときもある。
今日誕生日を迎えた私はヴィンスからプレゼントを貰い上機嫌だ。今年は小さいけどとっても綺麗な淡い青い宝石のはまった金のペンダントである。
「ねぇ、ヴィンス」
「どうした?」
彼は微笑みながら私の頬を撫でる。大きな優しい手で私を安心させてくれる。
あったかいなぁ…
「…学校、行くことになったの。貴族は全員行くんだけど…ふふ、誕生日プレゼント、制服だったの。
ひらひらでとても可愛いの。」
「ほぉ…見せてくれないか?」
「え、今?」
「駄目だったらいいが」
「…」
大丈夫…かな、多分。
「えっと…こ、こっち見ないでね」
「ん」
ヴィンスはそう言うと窓の方を向いてくれた。…相変わらず髪長いなぁ。私もヴィンスと同じにしたくて髪の毛伸ばしてるけど、まだ地面につくまで行かないや。
とりあえず制服を着る。真っ白な膝丈のワンピースのような制服。
フリルもたっぷりで綺麗で可愛いの。
「…こっち向いていいわよ」
上着を羽織って中に入った髪の毛を両手で出す。ヴィンスは私を見てふっと微笑んだ。
 
「綺麗だ…はは、少し大人に見えるぞ」
そう言って私の頭を撫でてくれる。こういう所は子供扱いしてると思うんだけど…でも、撫でてくれるからいいや。
「ん…それじゃ脱ぐから。ちゃんとあっち向いててね…?」
「あぁ」
着替え終わり、ネグリジェを着て後ろからヴィンスに抱きつく。
「ん…どうした?」
「…学校、行ってる間も会いに来てくれる?」
「勿論だ。アンジェのいる所ならばすぐに駆けつける。…さて、そろそろ眠らないとダメだ。」
ふわりと私を抱き上げてベッドに下ろし布団をかけてくれる。
そして私の額にキスをして微笑んだ。
「おやすみ、アンジェ」
「……おやすみ、ヴィンス。…ねぇ、今日は子守唄聞かせて」
「相分かった」
低い声にゆったりとしたリズムで歌ってくれる。これがないと、…ゆっくり寝れないや…
少し書き換えました
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