お祈りしたら美少女になった話
第8話 女の子って大変
流歌に連れられて学校の近くにある大きなショッピングモールに来た。
「瑠夏、下着を買いに行くわよ!
お父さんからお金は預かってるから金額は気にしないで!」
「え、いきなり!?ちょっと、心の準備が・・・。
悪いからお金は後で働いて返すよ!」
女になりたいなんてほとんど下心だったので、実際になってみると緊張してしまう。
「測ってもらってちゃんと合ってるのを買うの!」
「わかった。」
心臓はバクバクである。
ただ中身はまだほとんど男なので、男のままじゃ絶対に来ることは無かっただろうと思うと嬉しくなった。
こんなのただの変態やん。
でもまだ女生活1週間ほどしか経っていないが、もう既に楽しいのだ!
お店の人に測ってもらったが緊張しすぎて
笑われてしまった。
サイズはE65だった。
これはなかなかいいんじゃないか?
流歌はまた少しふくれっ面である。
かわいいなぁと思いながら笑ってみていると怒られてしまった。
親同士が再婚したとはいえ、女の子になってなければここまで流歌の以外な一面が見れなかったんじゃないかと思うと神に感謝だ。
「瑠夏、何か好きなデザインのブラ選んでいいよ」
「でも、好きなデザインも何も、ありすぎて分からないよ」
「あ、確かにそうね。
じゃあ私が何個か選んであげる!」
目立ちにくい肌色のやつだとか、スポブラがあった方がいいとか、小さく見せるだとか、ひらひらの可愛いやつだとか色々あったが6着ほど購入して店をあとにした。
「あぁあ、元々男の子の瑠夏に完敗なの悔しいなぁ。」
「そんなこと言ったって、流歌だってスタイルいいと思うもん!」
「今はあなたの方がいいけどね〜」
実際数値化されると認めざるを得ないのである。
「じゃあ、瑠夏は女の子のものをひとつも持ってないんだから、ぜーーんぶ今日揃えるよ!
学校で必要なものに、家出必要なものまで、お父さんに連絡すれば迎えに来てくれると思うから。」
どれほど時間が経っただろう。
もう外も暗くなってきた頃、買い物が終わった。
カバンに服にズボンにスカートにハンカチに文房具まで、全部流歌に選んでもらった。
少し派手すぎるんじゃないかってものもあるが、流歌には勝てない。
「流歌〜、今日はありがとう!」
「いいのいいの!全然気にしないで!
明日から学校だからね、気合い入れていくよ!」
「なんでそんなに気合い?」
「可愛くなったのは自覚ございますか?
男子にジロジロ見られるかもしれないの。多分相当辛いと思うけどなぁ・・・。」
「ひえっ!気合い入れます。」
大量の荷物となってしまったので、流歌のお父さんに車で来てもらった。
さすがお金持ち、乗る車はベンツだ。
家まで送ってもらうとお礼をする。
お父さん達は前俺達が住んでた家に住むらしいので、帰っていってしまった。
そして今日最大のイベントが待ち受けている。
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